表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レスティア物語  作者: マリア
第一章 剣聖の息子
1/275

プロローグ

 ここに一つの世界がある。地の三界と呼ばれる人界・精霊界・獣界、天の三界と呼ばれる天界・魔界・冥界の六つの領域が合わさり存在する世界。名を『レスティア』という。


 数多の種族と豊かな自然に恵まれたこの世界だが、その基盤となる人界において、ある時大陸全土を揺るがす争いが起こった。

 のちに『第一次人界大戦』と呼ばれるそれは、地の三界を構成する精霊界や獣界をも巻き込み、こと人界において多大なる犠牲を生み出した。

 消耗戦になるかと思われていた戦いだったが、戦火が飛び火した二界の助力もあり、わずか半年で収束する。敵対勢力に最も多大なるダメージを与えたのは、当時剣聖と呼ばれていた一人の男を中心とした混成部隊だ。


 しかし、剣聖は最後の戦いにおいて、敵の主力を無効化するため、そして世界を守るために命を落とすことになった。剣聖の死をもって、世に再び平穏な日々が訪れた。

 世界を救った英雄として剣聖の名が知れ渡り、誰もが賞賛と敬意と感謝を込めてその名をたたえた。勝利に沸き立ち、失われた命を悼む傍ら、傷ついた町や人々は少しずつ復興への道を歩み始めていた。


 一方で、誰も知ることのない真実があった。この大戦が、たった一人の狂った男の思想から始まったということを。まだ、戦いは終わっていなかったのだということを。

 物語は大戦の十二年後より始まる。地だけではなく、天の三界をも巻き込む大きな戦いとなって。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ