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宇宙の名を渡した君へ。

作者: ローレット

君はずっとあの子が好きで。

ずっと気づかないうちに目で追っていて。

二人を引き裂いた暴風を

恨んでいたはずなのに近づいて

傷付いて

離れなくて

あの子は壊れて


…君は向こうに、戻っていって


君はあの子と仲良くなって

暴風はどこかへ消え去って




でもね。

暴風はちょっと羨ましかったんだ。

邪魔物扱いしかされない暴風は

仲良しの二人が

羨ましかったんだ。



でも大丈夫。

僕はもう君たちの前から消えるから。


暴風は

またちょっとどっかへ

邪魔しに行ってくるね




さよなら 宇宙の君よ

また会える日まで

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