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第二話 玉ねぎチーズ焼き

現役学生で自炊する筆者がレシピをメモるついでに書いたものです。

 買い物は、戦いだ。いかにタイムセールを狙い、旬のお得な食材を確保するか。猛獣が獲物を狩るがごとく、値札に目を光らせながらスーパーを歩く。今日のお得野菜コーナーで玉ねぎを見つけて足を止めた。お徳用を買えば1個単位で買うより30円も安くなるようだ。しかしお徳用は2㎏のネット。一人暮らしには少し量が多い。

「この量、消費しきれるかな......」

数分あたりをうろうろしながら考えて、決断する。

「まあいいや!いけーー!!買っちゃえ!!」


______そして数日後。美味は冷蔵庫にごろごろと転がる玉ねぎを眺めていた。

私は都内の大学に通いながら一人暮らしをしているしがない学生だ。でも大学とサークルでお金に余裕がなく、今日も節約のために工夫をするのだ。

美味と書いてみみと読むなんて、グルメ作品の名前みたいだなぁと浮かんできたメタい思考を片隅に追いやって今日の献立のことに頭を戻す。

先日特売だったたお徳用玉ねぎネットを勢いで買ったが、重たいし体積もあるせいで、美味のトートバッグの容量はすぐいっぱいになってしまい、ほかの食材はあまり買えなかった。

「安かったんだし、仕方ないじゃん......」

意味もない過去の言い訳を独白しながら玉ねぎレシピを検索していく。スープ、サラダ、生姜焼き、カレーにシチュー。いや、今日はお米がないため、それ以外の主食を用意しなくてはならない。玉ねぎの前にお米を優先するべきだった。やっぱり玉ねぎは間違いだったかもしれない。

「言い訳したとたん間違いだったとか、手のひらドリルか」

早すぎる手のひら返しに思わずセルフ突っ込みを入れてしまった。

......ん?返す???返すといえばお好み焼き?

.....これ、いけるのでは?

_______________


【玉ねぎチーズ焼き】


食材:玉ねぎ、豚バラ、小麦粉、チーズ


1. 玉ねぎを1mm程度の薄切りにする。なるべく汁が飛んで目に入らないよう、包丁はよく研いでスッと切るのが大切だ。


2. 玉ねぎを入れたボウルに小麦粉、水、出汁を加えて混ぜ、塩を少し入れて下味をつけておく。また、魚粉を少し入れると深みが出ておいしい。ちなみに一枚で大体小麦粉100gくらいだ。


3. 熱したフライパンに油を広げ、生地を流していく。その上から豚バラを広げて並べ、蓋をして両面を3分ずつ焼く。


4.チーズをたっぷりとかけて蓋をして一分加熱する。とろとろに溶けたら焼き上がり。(カリカリがお好みなら裏返して2分ほど焼くとカリカリチーズ焼きになる)


5.お皿にのせてお好みでマヨネーズやソース、醤油、青のり、鰹節などトッピングを乗せて完成!


_______________


焼きあがった玉ねぎ焼きをポンとお皿に移す。小さいころホットケーキが好きでよく作っていた美味にとってはお手の物である。ほかほかの湯気に乗って鰹節と青のりの香りが漂ってきた。

「いざ、実食ー!いただきます!」

箸を入れると外はカリっと、中は蒸し焼きでふんわりと焼けていることが分かった。一口大に切り分けて口に運ぶ。

「んんー!うまっっ!!」

玉ねぎは豚バラから出た油のおかげで甘みがよく出た揚げ焼きになっていて、嚙んだ瞬間に野菜のうまみが広がってくる。豚肉は強火で焼いたおかげでカリカリに焼けた。香ばしく焼くのは美味の好みだ。

続けてお待ちかね、チーズのかかっている部分に差し掛かる。ここには少しタバスコを垂らすのがおいしいだろう。大きく切り分けてかぶりつく。

「チーズが良くのび~~~る。チーズ最高!」

とろとろになったチーズはコクがあって最高だ。やはりチーズ。チーズは世界を救うのだ。チーズには最大級の感謝を示したい。ありがとう、すべての乳製品。ありがとう、酪農家の皆さんと牛さん。


こうして夢中で食べていた美味は、2食分のつもりだったはずの玉ねぎ焼きを思わず全部平らげてしまっていた。

「あ、、、明日は朝ごはん楽ちんだと思ったのにぃ~、ってかダイエット中だったのに!」

美味の夏に向けてダイエットする計画は、早くも頓挫しそうだ。

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