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第一話

初めてロボットものを書いてみました。おかしいところは多々あると思いますがよろしくお願いします。

ここは、日本の琵琶湖周辺。今ここでは、宇宙からの謎の侵略者(ルビナフ帝国)と地球の総力を集めた特殊部隊アルビスの最終決戦中。途中までは、こちらの優勢だったのだが敵のボスが出てきてしまって、一気に形成逆転されてしまった。このままでは・・・・・・


遊里ゆうりッ!!」


「ッ!?」


ボスの機体から放たれた全方位ビーム砲を間一髪回避することができた。俺の機体:エターナルは、全体的にスラッとした感じだ。天に向かって突き出た二本の角と二つ目の頭部。戦闘機を思わせる胴体を持った、機動性重視の機体。そして、ボスの機体:アルヴァは、簡単に表現するなら鬼だ。二本の角と髪が生えたような頭部。無骨な装甲の鎧を持つ胴体の背中には、マント付き。


「遊里ッ!戦闘中にボーっとしないで!」


「わりぃ!エレナ!」


言い忘れたがエターナルは、俺とエレナ(女)の二人乗りだ。俺が機体の前側で戦闘関連の操作、後ろでエレナが火気管制やエンジン(こいつにはルビナーズエンジン{LE}とゆう特殊なのが積んである)の出力調整などを行っている。このLEを積んだ機体は複数あり、エターナルは第三世代にあたるものだ。


「遊里。こいつは何か違和感があるぜ?」


ふと、仲間のはじめが通信を送ってきた。始の機体:グレイブは、遠距離タイプの機体だ。こいつにもLEは積んであり、同じ第三世代だ。外見的な違いは特にないが、頭部にスコープのようなバイザーがついていて、両肩に小型ミサイルポッドが、両腰には短銃装備。右手には、スナイパーライフル、左腕には小型化されたシールドが一様装備されている。


「何が?」


「なんていうか・・・・不完全っぽい感じがするんだ・・・」


「なっ・・・」


これで不完全?バズーカのような武器一発で山一つが吹き飛ぶのにか?・・・馬鹿な。

しかし、こいつの勘の鋭さは尋常じゃない。おそらく、本当に不完全なのだろう。だが、これで不完全なら完成したら、いったいどんな化物ができあがるんだ?


「・・・どっちにしろここでやつらとのケリをつける」


「・・そうね」「うん」


エレナと始が同時に返事をする。通信は開きっぱなしなので、仲間全員に伝わっているだろう。俺は、一度深呼吸をして操縦桿を握りなおした。


「エレナ、LE全リミッター解除。オメガクラッシュを使う」


「えぇ、わかったわ!」


解除を確認して、アルヴァに対してブースト全開。向こうもこちらに気づいた。しかし、始や他の味方機からの一斉援護射撃によって、うまく身動きが取れていない。それか、あの鎧に絶対的な自信があるようだから、ワザと動かないか・・・。どっちにしろ好都合だ。


「くぬっ!ちまちまと小ざかしいんだよっ!」


とうとうボス:レオナルドは怒りだし、アルヴァの腰に差していた剣を横に薙ぎはらい、多数のミサイルを一掃した。その爆発の煙幕で、アルヴァの視界を塞ぎその間に俺は、エターナルの背部に装備されている二本の巨大な剣:クフィアソードを抜き放ち肉迫。アルヴァの鎧にクフィアソードで、一振りずつ切りつけるが、大した外傷はなし。


「効かないって言ってんだろぉ!」


「ふっ・・まだだ」


アルヴァの剣の攻撃をバック宙で回避。そして、クフィアソードの背同士を合体させて両刃の大剣クレイモアを腰だめに構えて、またブースト全開。向こうは、攻撃直後で胴体ガラ空きだった。


「これでぇ!!!」


「何っ!?!?」


先ほど切りつけた場所にクレイモアを突き刺し、そのまま突き抜ける。そして、振り返って驚愕。


「なっ!?」


「そんな・・・」


オメガクラッシュはアルヴァの左腕と胴体の少しの部分を抉っただけだった。しかし、俺や他のみんなが驚いたのはそこではない。


再生・・してやがる・・・・」


そう、アルヴァは再生能力を持っていた。傷が直りつつあった。ここで、俺は致命的なミスを犯していた。驚きのあまり動きが止まって・・・・・・・いたのだ。レオナルドはその隙を見逃さなかった。剣でエターナルの左腕を持っていかれた。


「きゃぁぁぁぁぁ!!!」


「エレナッ!!」


「・・・・大丈夫よ!それよりも」


俺の前のモニターにアルヴァの傷口をズームした映像が現れた。俺は、エターナルを操作してアルヴァの斬撃を回避しながらエレナに問う。


「何だあれ?」


「おそらく、コアよ。あの再生能力は多分あれのお陰。だから」


「あれを壊せば・・・」


「きっと・・・」


「よし」


エターナルの頭部バルカンで牽制しながらすこし距離を取り、残った右腕でクレイモアをもう一度構えて、ブースト全開・・・のはずが。


バコォォン!!


「何だ!?」


「さっきのでブーストが!」


「くそ・・・・はっ!?」


いつの間にかすぐ目の前にアルヴァの姿があった。このままでは・・・・。そう思った俺はエレナを緊急脱出させた。


「えっ・・・・遊里?」


「お前は生きるんだ・・・エレナ」


「ゆぅぅぅぅぅりぃぃぃぃぃ!!!!」


アルヴァの剣がエターナルのコックピット近くを貫いた。仕返しとばかりにこっちは、核をクレイモアで切りつけた。その時、限界を超えたエターナルは大爆発を起こした。爆発の中から中破したアルヴァが味方と一緒に離脱していた。その光景をエレナは、グレイブの手のひらから見ていた。その顔を涙でぐしゃぐしゃにして・・・・・。


「遊里・・・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」


エレナの叫びに呼応するように空から雪が降り始めていた。

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