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同級生、娘、恋人、奥様、そして僕 セルフリメイク版  作者: R32+0
そして、三人で生きていく
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Append Life 61 Your wife is truly a young proof これが若さ?

コンビニでの出会い


娘が大学に入学してからも、夜のシフトでコンビニのバイトを続けています。ある日、彼女と一緒にコンビニに立ち寄ると、バイトのおばちゃんに「旦那さん」と声をかけられました。おばちゃんは僕の隣にいる彼女を見て、僕の「本当の奥さん」だと紹介すると驚きを隠せません。


彼女は僕と同級生の40歳であることを明かし、おばちゃんは彼女の若々しい見た目に「30代前半でもバレない」と感心します。おばちゃんは、瓜二つな二人の娘と母親に「アンタも何者?」と冗談めかして言います。


若さの秘密


夜、家で僕たちはこの出来事を話していました。僕は、彼女と娘が瓜二つなのは、彼女が10代から顔立ちが変わっていないからだと考えていました。娘は、変に派手なメイクをしないよう彼女にアドバイスし、彼女は「大人っぽくない」と言われることに少し傷ついている様子でした。


僕は、彼女の若々しい見た目の秘密を知りたいと思い、娘に「何かお手入れを念入りにしてる?」と尋ねます。しかし、彼女は特別なことはしていないと答えます。娘は、彼女が化粧品に詳しくないのは、元々顔立ちがはっきりしているからだと推測し、彼女の肌年齢が若いのではないかと疑います。


驚きの結果


後日、娘は彼女を連れてエステに行き、肌年齢を調べてもらいます。帰宅した娘は、驚いた表情で僕に「おねえちゃんの肌年齢、20代後半なんだって」と報告します。僕は、その事実に驚きつつも、瓜二つな二人が存在することも含めて、不思議なことだと改めて実感するのでした。

娘が大学に入学して以降も、コンビニバイトは続けていた。

シフトが夜になり、時間が短くなっているので、週5にはなったものの、収入はそれほど変わらなかった。(103万の壁)


相変わらず、平日はコンビニに寄る。ただ、僕だけじゃなく、彼女も一緒に寄るようになったことで。


「いらっしゃいませ!あ、旦那さん。今日も娘さん働いてるわよ。」

「おばさん、ただいま。」

なんとなくおばちゃんとは家族みたいな挨拶をするようになってしまった。

「...おじゃましまーす。」

「あら、何やってるの。バイト中じゃない。どうしたのスーツなんか着て。」

「ああ、おばさん。こちら、僕の本当の奥さん。娘じゃないんですよ。」

「えっ。」

彼女をじーっとおばちゃんは見てる。そういえばバイト採用の時にも、割と説得したからなあ。

「うん、年相応...にしては若いわね。失礼ですけど、おいくつ?」

「あ、彼と同級生で40になりました。」

「よ、40歳。見えない見えない。アンタ、いいところ30代前半でもバレないわね。」

「あ、よく言われます。すみません童顔で。」

「へー、旦那さん、なんだかんだでこういう子がタイプだったんでしょ。知ってたわよ。」

「偶然ですよ。一応、戸籍上は娘と同い年、同じ日が誕生日です。」



「...ん?おばちゃん、どうしたの?」

「いや、アンタのところの親、どうなってるのって思ってるの。旦那さんだけ時が流れてる感じよね。」

「あ、おねえちゃんと会ったんだ。どう?そっくりでしょ。」

「歳聞いて驚いたわよ。アンタは娘さんって話だったから、なんとか鵜呑みにしたけどねぇ。」

「おねえちゃんは本当に一人、別の時間が流れてるよね。今ってアンチエイジングとかしてる人も多いと思うけど、おねえちゃんの年齢を知っちゃうとね。

「TVで見る美魔女とか、そういう系統の怖さがあったわよ。連れ子とはいえ、お母さんと瓜二つって、アンタも何者って思うけどね。」

「双子じゃないですよ。おねえちゃんと私は、同じ人間なんです。ただ、私だけが20年遅れて歳を取っているだけ...って、まあ、難しい話はなしにしましょう。」

「いやあ、これからは二人で来るんだろうねえ。おばちゃん間違えないようにしないと。」



その夜

「って話がありました。」

「なんか私って、そんなに童顔かしら?」

海外では日本人が幼く見られる傾向があると言われているけど、もし彼女が海外に行ったなら、間違いなく10代の子供に見えるだろう。

娘にも言えるんだけど、10代の前半ですでに顔立ちが整ってしまい、その後に大きな変化もなく、髪型に多少違いがあったとしても、そのまま大人になってしまったから、そう見られるのもしょうがない。

だって、ねぇ。僕が20年越しにあって、一発で分かるような顔だし。娘を思い出すには時間が少しかかったけど、彼女はまんまの姿で現れたからね。


「まあ、女優さんとかだって、40歳を超えても10代と顔立ちが変わらないとかはよくあるし、君は君でそのままが一番合ってるし。」

「そうそう。変に派手なメイクとか、絶対似合わないんだから、そのままのナチュラルメイクのままにしてよ。」

娘が面白いことを言い出した。さては、イメチェンしようとして、似合わないとか言われたのかな?

「えー、なんか、娘がいるのに、大人っぽくないって言われるの。なんか傷つく。」

「それを言ったら、娘と並んで瓜二つな親子。しかも寸分違わずってところが、あなたの怖いところだから。」

娘と妻、まあ、同一人物というのはさておいても、世間では双子でもこれほどそっくりな親子が多分いないと思う。ひとえに、彼女の努力の賜物と言っても過言じゃないと思う。

「それに、何かお手入れを念入りにしてたりするんでしょ?僕としては嬉しいけど、そんなに無理する必要ないよ。」

「え、お手入れ?特に変わったことやってるわけじゃないんだけど。ねえ、あなたもなんとか言ってよ。」

「うーん、そういえば、私と化粧品とか、全く一緒だったりする。え、本当に10代のまま老化が止まってる?」

それはそれで恐ろしい。娘ですら年齢に合わせて化粧品も若干変わっているのに。

「なんとなくわかった。おねえちゃんが化粧とか、化粧品に詳しくない理由。そもそもしなくても、きちんと顔立ちがはっきりしてるから、必要ないんだ。肌もとても年齢相応でもないし。」

「あら、肌年齢なら、この人のほうが若いみたいよね。」

僕を指差す。僕も手入れなしで何故か30代前半の肌つやらしいから、分からないこともないんだけど。

「いやあ、僕よりもあなたのほうが肌年齢若いと思いますよ。一回ショップで見てもらってきたら?」

「ねえ、お休みの日。ちょっとエステ行こうよ。そこで調べてもらって、私もおねえちゃんの秘密を解明しちゃうよ。」

「そんなに大事なことかなあ。」

「女性なんだから大切なことなんです。オトーサン。お休みの日、おねえちゃん借りていくよ。」

「ああ。でも、エステ代は自腹な。さすがに払ってあげられないよ。」



後日。

それはそれは表情の崩れた娘と、いつもの優しい顔の彼女が帰ってきた。

「ねえ、オトーサン。おねえちゃんの肌年齢。20代後半なんだって。」

「は?それ本当?いやそれならば、瓜二つの顔が出来上がるのも理解出来るか。」

「えへへへへ。すっごく若いって言われちゃいました。」

世の中には不思議なことがある。いや、同じ人が存在してるだけで不思議なことなんだけど、タイムスリップしてきた娘と、おそらく10代後半から見た目の変わらない彼女。

いっその事、この二人を研究サンプルとしてどこかの大学に提供してあげたいレベルだわ。さすがに、ちょっとそれは、僕でも引いてしまった。



今日はこの辺で。

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