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幼馴染だった過去

凍れる空虚

作者: amago.T/

後日加筆します。

 世界に揺蕩うこの身を自覚したのはいつだったろう。

 視界が開けたあの瞬間を自我の芽生えと呼ぶのだろうか。


 何の疑いも抱いていなかった世界の存在を認識した瞬間から、この足下はひどく心許無くなった。

 世界はこんなにも不確かなものだったのか。


 目に映るすべてが耳に届くすべてが幻覚でないと誰も裏付けを持たないのになぜ言い切れるのか。

 空虚(疑心)に嵌ったあのときから、ここを抜け出せないでいた。


 貝殻で海を測るような意味のない日々の中で、終わることもできずただ流されて。

 信じる(よすが)を見出せず、わたしはいまも揺蕩い続けている。


 なぜ"わたし"は続いているのか。終わっていないから。ただそれだけ。

 たまに疑問が頭をよぎる。


 答えは誰も教えてくれない。

 誰か知っているだろうか。


 この虚を埋める術を持ち合わせたひとは、どこかにいるだろうか。

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