訓練と闘い
説明があった次の日、広い訓練場に集合した。
最初は皆、魔力を使いこなすために練習するのみだ。
ん?俺?今更魔力操作とか…息をするように出来ますが何か?
え?転移魔法を防げなかったって?知らんなそんなこと。
という訳で皆必死に練習しています。
あ、そうそうほらちょっと前に王様探そうとした時女騎士居たじゃん。
これから一週間俺等の面倒見てくれるらしい。
名前は、まぁ知ってると思うがユーリさんだ、しかも20歳なのに騎士団長なんだとさ。
あの時は焦ってあんま顔見えなかったけどかなりの美人だ。
異世界だけあって深いブルーの瞳と髪色で肩にかかるくらいで切りそろえたキレイ系。
「魔力操作とか…うん…だるいな…サボりたい」
「双ちゃん、しっかりやらなきゃダメだよ?」
「え~…もう出来るんでいいっすわ」
「えぇ!?…双ちゃんもう出来るようになったの?」
「ほれ」
華凛に見えるように手の平に青い魔力を固め維持する。
「ほわぁ…本当だ…」
華凛が驚いた後、プクーっとほっぺを膨らませれる。
「む~双ちゃんに負けてられないもん!」
(華凛さん可愛いっすまじで!)
そう言い再び魔力操作の練習を再開する華凛。
「全然できる気がしないな」
「思ってた以上に難しいわね」
俊と楓も頭を捻りながら四苦八苦してるな。
その一部始終を見ていたのかユーリがこちらにやってくる。
「ほぉ…確か…双樹と言ったか?かなり筋がいいのだな」
「あ~…何となく出来るようになりました」
「それにしてもまだ始まって10分位だぞ?魔法を使う者はまず最初にここで躓くんだ」
「まぁそこは才能があっんだろ…あ!ん~騎士団長か…なら情報もそれなりに知ってるだろうし丁度いいや」
「…何を言っている…?」
「本当は王様が良かったけどな」
「…?どういうことだ…貴様一体…」
こちらを怪しむように睨んでくる。
「そう慌てんなよ。まぁ騒いだところで何も起きないがな」
「なん…だと?ふざけるているのか!」
「ふざけてると思うか?」
ユーリはここで1つ気付いた今こうして声をあげたのに誰一人見ようともしない。いやそもそもそこにあたかも居ないように扱われている。今の状況は明らかにおかしい。それにやたら他の者の位置が遠くに感じる気がする。
「さて…考える時間はやった。こっからは、こっちの番だ」
「っ!」
ユーリはとっさに距離を取り剣を抜刀した。
雰囲気が変わったそれ以外同じなのに冷や汗が止まらない。
「な…なんなんだ貴様は…」
(震えてる…のか?騎士団長まで登り詰めた私が…)
「何が目的だ?」
「ん?んなの決まってんだろ情報だよ情報まぁそれだけじゃ無いけどさ…それにこんな形だけど国の最強に興味があったし」
「そんなの聞けばいいだろう!」
「そうだなぁ…確かにそうだけどお前らが教えるのは表の情報だろ?俺はさ、裏の情報がほしいんだよ。」
「…お前は何なんだ…」
「ただの学生だよ」
「ふざけているな本当に…お前のような学生がいてたまるか!」
「さて、お喋りはここまでだ。ほら、かかってこいよ」
両手を広げ不適に笑い挑発する。
「強いんだろ?この国最強の騎士団長さん?」
「…なめるなよ!」
そして闘いが始まる。