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ソウ・マヌ  作者: 光樹
2/2

第二節

反省した太陽と月は、世界の大きな傷跡を新たな大地で埋め立てることによって封じた。

しかし生死の輪廻の破損は治せなかった。

これは太陽と月にも当てはまるものであったため、下手に理を変えることはできなかったのである。

さらに、世界の彎曲によって失われた二つのイールも、もういちど人間に植え付けることができなくなってしまった。

なぜか人の体が二つのイールを受け入れなくなってしまったのだ。


八方塞がりとはこのことで、太陽と月には為す術がなかった。

そしてある日、人間はグールたちが空の光を嫌うことに気づく。

人は唯一残ってた記憶を掘り起こし、太陽を崇拝し始めた。

しかし、グールが活動する夜の象徴である月は、「悪魔」「終焉」など、崇拝の対象にはならなかった。

結果、太陽がこの世界の支配者となったのだ。

そしてそのまま人間はイールの力を使うことなく、新たな「魔術」を編みだし、生存し続けた。

と同時に、グールの中でもっとも力を持っていた「ヴェイン」という名のグールが、世界のグールを統一し、王となった。

それに対抗し、人間も「魔術師」と「騎士」という二種類の兵隊を生み出すことを旨とした。

その、魔術師と騎士を集めた軍隊を「騎士団」と呼んだ。

そして、永きに渡ってグールと騎士団の戦争が続いていた。

そんな、世界の。

そんな、時代の。

太陽と、月の。

光と、影の。

人間と、グールの。

――決して相容れない、決して交わらない二つの関係の間で起こった真実――ソウ・マヌ

           

さぁて、やっとこれからが本編ですね^^;

一応光樹はこれでも学生ですので、更新が遅いです。

誠に申し訳ありません。

また、質問・感想等がありましたら、どしどしメッセージをください。励みになります☆

では、またw

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