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琉球独立ともし私が・・・ (5)

 初代琉球国首相のお前は誰のおかげでそのポストに就けたんだ?沖縄県民?もちろん、違う。私のおかげだ。彼は私に恩義を感じ続けることだろう。中国漁船が大挙として沖縄近海に押し寄せやりたい放題やっても、那覇市に押し寄せた中国人観光客が暴力沙汰を働いても琉球国首相はせいぜい国外退去を命じることぐらいしかできないだろう。出て行ってください、と。

 この間、私は中国人をどんどんと琉球へ送り込み続けてやるのだ。私がチベットでやったように、刑務所にいる犯罪者どもにこう聞いてやるのだ。琉球へ行く方がいいか?それともこのままここにいる方がいいか?やつらは大喜びで琉球へ行かせてくださいと答えるだろう。こうすれば、いくらでも中国人を送り込める。観光客として入国させ、そのまま不法滞在させるのだ。まもなく、琉球各地に中国人のコミュニティーが続々と誕生することになる。当然そのコミュニティーを仕切るのは人民解放軍の関係者だ。琉球人140万人と中国人13億人。やる前から勝負はついていたのだ。

 202X年、那覇市内で琉球人と中国人の間で大規模な衝突が発生する。いや、発生させるが正しいか。この衝突を引き起こすために、私がかつて天安門で使った手を使わせてもらう。

「兵士100名がデモに集まっていた学生どもに囲まれて惨殺された。」

 突然、こう聞かされた兵士たちは、驚き、仲間を殺された怒りから激しく動揺して理性を失い、躊躇することなく丸腰の学生相手に引き金を引いたのだ。

 琉球に滞在している中国人の一部をあらかじめこっそりと別のところへ移動させておき、他の中国人たちにこう吹き込んでやるのだ。

「国際通りの中華街で生活していたあのまじめな劉一家と江一家が琉球人に囲まれて全員殴り殺された!女子供もだ!」

 突然、中国人の仲間を惨殺されたと聞かされたらどうなるか?ふつうの兵士たちでも豹変したのだ。しかも、そこにいる連中はみな凶悪な犯罪者どもだ。怒り狂ったら、思う存分暴れてくれるだろう。いや、待てよ。これぐらいの数なら隠すなど面倒なことなどせず、殺ってしまったほうが早いか?そのまま死体をさらせば演出効果も高まるというものだ。くっくっくっ。これで両者間に決定的な対立が起きる。衝突が激しくなったところで、私は琉球政府が事態をコントロールする能力を失っているとして、滞在する中国国民の保護を名目に人民解放軍に琉球への出動を命じるのだ。

 どちらが先に仕掛けたかなんてくだらないことはどうでもいい。歴史など後からいくらでも勝者が書き換えられるからだ。こうして、私は約束を破ることなく、中華人民共和国琉球自治区を手に入れることができるのだ。もちろん、東シナ海の海底資源も100%中国共産党のものだし、第一列島線もだ。

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