2014年10大予想
「アフリカには簡単に金が採掘できる国があるらしい。」
そんな噂が中国で広まり、最盛期には10万人を超える中国人がガーナで金の採掘を行っていたそうだ。だが、ガーナの法律は原則として外国人による金の採掘を禁止している。そう、彼ら10万人はすべて違法採掘者なのだ。そんな彼らが、ガーナ人の生活など気にするはずもない。ところ構わずダイナマイトで吹き飛ばす。水源をドーザーで引っ掻き回す。精製に使った水銀を投棄する。
昨年、ついにガーナ人の怒りが爆発。このため、ガーナ政府は軍や警察に対し、中国人を見つけ次第拘束して不法採掘した金を没収するよう命令した。この際、ガーナの兵士や警官は、中国人の所持金や身につけている時計などの貴重品も奪った。また、中国人が少しでも抵抗したり、逃げようとすれば遠慮なく射殺した。このため、帰国したくても空港にも行けず、いまだガーナの山中に潜んでいる中国人が数万人にも上るそうだ。
「世界各地で中国人襲撃事件が発生」
この去年の予想は「当たり」と言っていいだろう。では、残りの9つは・・・?外れたのではない。私の予想がちょっと先へ行き過ぎていたのだ。
そこで、今年の10大予想は、「参議院選で自民大敗・安部首相辞任」の物理的に今年起きないことと、すでに当たった中国人襲撃を除く8項目を多少手直しして繰り越しとし、新たな2項目を追加した。
①中国で疫病蔓延
②金正恩失脚
③ユーロ崩壊
④インドでクーデター
⑤アメリカ大手銀行破綻
⑥カリフォルニア巨大地震発生
⑦サウジ・イラン戦争勃発
⑧アメリカ国債・ドル暴落
⑨大西洋で巨大津波発生
「津波」と聞いて、日本人は真っ先に東日本大震災のときのような地震が引き起こす津波を想像することだろう。しかし、ほかにも海岸沿いにある山が突然崩れ、その大量の土砂が海に流れ込むことによって引き起こされる津波もある。山体崩壊津波だ。1958年アラスカのリツヤ湾では、この山体崩壊によって520mという巨大な津波が発生している。この湾ではこのほかにも、1853年ごろと1936年にも同じ山体崩壊によって、100m超の津波が発生していたことが判明している。
リング・オブ・ファイヤーと呼ばれ、火山や地震、津波が多い太平洋とその周辺に対し、大西洋はそれらとは縁がないと思われがちだ。だが、大西洋にもリツヤ湾に匹敵する巨大津波の発生源がある。それは、アフリカ大陸の北西に浮かぶカナリヤ諸島だ。このカナリヤ諸島のひとつ、エルヒエロ島の近海では、3年前に海底火山が活動を始め、これ以降エルヒエロ島周辺では群発地震がたびたび観測されてきた。この群発地震が発生するたびに、一部識者らは山体崩壊津波が欧米各国の大西洋沿岸を襲う可能性を警告してきた。そんな中、昨年12月27日の同島におけるM5.4の地震では、ついに山体崩壊の兆候である落石が島の随所で起き、住民に避難命令が発令された。
⑩気象庁による地震予報始まる
これについては、あえて解説する必要はないだろう。