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ミスター・ブルーズ 〜命運を握る背中のあざ〜  作者: マフィン
脱出と真実とダイナソー

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 朝日に顔を照らされて目が覚めた。本当にぐっすり眠っていた。何か夢を見ていた気がしたが、何も覚えていない。


 この自然のテラスから見る景色は、本当に絶景だ。陽に照らされたブラキオサウルスの群れがのんきにはっぱを食べているところを見れるなんて・・・。だが、想定外の大きさに、少し恐怖を感じていた。


 腹が減った。


 それは一匹のブラキオサウルスも同じだったようだ。急に顔が現れびっくりしたが、そんなことはつゆ知らず、自然のテラスの床をむさぼり始めた。


 「ちょっと・・・。」


 こちらが見えていないのか、どんどんと床を食べ進め始めた。だがなぜかその光景に癒されてしまった。本当に映画そのままの光景だ。


 僕はしばらくその光景を見ていると、ふと、なにも考えずに葉っぱに夢中になっているブラキオサウルスにメガホンレーザーを向けてみた。


 青い光で照らされていても、なんの反応もなく、ただ葉っぱを食べているだけだった。


 メガホンレーザーの反応はよくわからなかったが、どうやら、ラプトルよりも何かの進行がかなり進んでいるということは分かった。


 問題は、どうやってこれを解消する必要があるのか?ヴァインズ姉妹の件と一体どんな関係があるのか?


 彼女らはポリフェノールで回復した。だが、それがもしポリフェノール以外の理由だとしたら?


 メガホンレーザーのデータをさらに見つめている。すると、どうやらこのデータは以前にも同じような解析をされていて、かなり前の数値と比較することができるようになっていた。


 ということはつまり、以前にも何者かが、この現象を解決しようと奮闘したに違いない。そしてその対策を講じていたようだ。


 だが、ここに出ているこの食べ物はなんなんだ?それが分かれば苦労はしないのだが・・・。その時、聞き覚えのある鳴き声が大木の下から聞こえてきた。


 ブルターだ。もしかして、僕を追ってここまで来たのか?彼女が木登りが苦手であることを祈るしかない。こっそりと下の様子をうかがってみることにした。すると、彼女の青い体が、勢いよく通り過ぎたのが見えた。


 ブルターはやはり何かを探しているようだった。ラプトルは嗅覚も優れているはずだ。もしかしたら、こちらを見つけるのは時間の問題かもしれない。だが、なぜそこまで僕に執着しているのか?


 もし本当に彼女の嗅覚がいいのであれば、一度くらいはこの大樹に鼻を向けても良い気もするが、彼女は一切見向きもしなかった。


 すると、ブルターは何かに反応するように、いきなりどこかへ走り始めた。なぜか僕はそれを追いかけようと思った。もし、彼女にまだほんの少し意識が残っているなら、潜在的に何か手掛かりを探しているかもしれない。


 それにもし何かあっても、この避難場所と僕の色気がついている。まぁ後者は期待できないが。


 僕は大木を滑り降りると、彼女が走り去った方向へ向かった。相変わらず、周りの葉っぱは僕の上半身よりも大きい。


 しかもブルターのあの足の速さだと、もうすでに見失ってしまっているかもしれないと思った。


 だが、彼女は思った以上にすぐ近くにいた。勢いあまって彼女の近くへ出てきてしまったが、彼女はなにかに夢中になっていた。


 卵だ。


 ブルターは集団で産み落とされている卵を鋭い爪が生えた足であさっている。あれが本当に宇宙船なのか?もし、そうならブルターでももう少し小さくならないと、中に入れないのではないかと思う。


 どうやらブルターの望みのものはなかったようだ。彼女はなんとなく首をかしげる素振りをみせると、そのまままたどこかへ走り去った。


 一体彼女は何を探していたのか?


 彼女があさっていた卵に近づいてみると、そこにはダチョウの卵ぐらいの大きさの楕円形の白くてざらざらした卵がきれいに並べらえれていた。


 確かに、恐竜が自分の手できれいに並べたとは思えないくらいに整列されている。


 本当に宇宙船なのか?


 少し叩いてみた。


 想像と違う感触が返ってきた。素材は軽く感じる。だが、どう考えても卵ではない。どちらかと言うとプラスティックに似ている気がする。


 僕は卵をメガホンレーザーで照らしてみることにした。すると青く照らされた卵は、急に電子音を発すると、小刻みに動き始めた。


 思わず卵を手から滑らせてしまった。


 だが、卵はその形を保ったまま、地面に落下した。


 一瞬で全身から冷汗が出てきたが、卵の変化はまだ続いている。見る見るうちに大きさが変化していき、気が付いたら自分の背の高さと同じ大きさくらいにはなった。

 

 確かにこれなら、ブルターも乗れるはずだ。そして卵の側面が扉のように開いた。まさか、メガホンレーザーに反応するとは思わなかったが、ちゃんと考えれば、彼らが作った技術が共鳴するのも当然だ。


 中に入ってみると、まだ宇宙船自体は使えそうだ。だが、問題はどう使っていいかわからないという事だった。


 むやみやたらに操作して事態を悪化させたくはない。かといって、せっかくの手がかりを無駄にしたくはない。


 その時、操縦席のようなところに、見覚えのあるものが転がっていた。スナック菓子の袋のようなものだった。だが、どこで見たのか?


 そのとき、頭の衝撃が走った。


 これが答えだ。

主人公がどんどん成長している


評価、ブックマーク等もしていただけるとかなり嬉しいです!

よろしくお願いします。


感想も待ってます。


記念すべき第一話はこちら!https://ncode.syosetu.com/n3719ku/1

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