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し、死亡そして転生

 この作品は、中学生男子今田統也が転生する物語です。色々、ミスあるかもしれませんが温かい目で見ていただけたらなと思います。


 ある日、トラックに轢かれ、転生した今田統也。現実では、チー牛とイジメられていたが、漫画やゲームのように、イケメンに転生すると思っていたら、、、またもやチー牛だった!!!

 

 これはただの陰キャな中学生、今田統也の話である。



 「やっと学校が終わった!」 


 俺は、顔がチー牛にとても似ている。クラスメートにイジメられる毎日、僕はいつか終わるだろうと思っていた。しかし、イジメというのは一度始まると終わらないらしい。一度イジメの標的にされたら、ずっと同じらしい。

 小学生の時は、いわゆる陽キャというものだった。頭も良かった。なのに、今はクラスで一番の陰キャ。僕の人生は常に右肩下がりだ。


 雨の降ったある日。

 「おいチー牛!逃げんなよ!ゴミカスが!」とクラスメートのリーダー永野。

 俺はいつも通り、クラスメートから逃げるように傘をさしながら走って下校しようとした。

 俺は一軒家に住んでいる。大きいとは言えないが、立派な家だ。そんな家に帰って、ゲームをしようと陽気な気持ちになりかけた時のことだった。

 曲がり角を曲がった瞬間、猛スピードで走って来るトラックが突っ込んできたのだ。




  「キィーーーーーーーーーーーー!!」


 そこからの記憶はない。。


 気づけば、俺は見たことのない景色を見ていた。広大な草原、見たことのない動物。そして、禍々しいオーラを放つ魔物のようのものまでいた。

 俺は最初夢だと思っていた。転生なんてマンガやゲームの中の妄想だと考えていた。しかし、自分の頬をつねったり、叩いたりしても何も変わらない。。

 俺は、やっと救済されたのだと。そう思っていた。クラスメートにチー牛だと馬鹿にされる日々が終わったのだと。これからは、幸せな毎日が送れるのだろうと。。

 俺はまず、この草原を出て町に行こうとした。しかし、異世界に転生したばかりで、道が分からない。とりあえずは、まっすぐ進み、人と会ったら道を尋ねてみようと思った。


 一時間後、俺はやっと小さな村を見つけた。少し離れた畑に人影が見えたので近づいた。俺は勇気を振り絞って、喋りかけようとした。「は、初めまして。俺は今田統也です。道を伺いたいのですが、よろしいですか?」俺緊張しながらも丁寧に話しかけた。

 その人が振り向いた。「初めまして。俺の名前はリオニス。道かー。どこに行きたいんだ?」

 「えーと、ここから一番近い町までの道です。」と答えた。転生したということは、秘密にしておこうと思ったのだ。

 「なるほどー。ここから一番近い町となると、ミュンドだな。ここら辺では、一番でかくて物流の中心なんだ。道は大きな街道までいけば後はまっすぐ歩くだけだから簡単なんだが。ただ、ここは田舎だから二日ほどはかかるな。」

 「そうなんですね。大変申し訳ないのですが、1日止めてくれませんか?」

 「んーー。俺の家は無理だよ。」

 「なんでですか?」

 「だってお前チー牛じゃん(笑)」

 俺は絶句した。。

 「この世界はな、顔で位が決まるんだよ。お前みたいな、チー牛は俺みたいなイケメンの家に泊まっちゃいけないんだよ。」

 「そ、そうなんですね。今日は野宿します。。」

 「ま、俺は優しいんだ。今日ぐらいは泊めてやるよ。」

 俺は言われるがままに、彼の家に入った。


 「おい!起きろ。朝だぞ。」

 「へ?」

 「夜食食ったと思ったら爆睡しやがって。今日から俺もたまたま仕事でミュンドに行くんだ。一緒に行ってやるよ。」

 「ありがとうございます。」俺は、彼は根は優しいんだなと感じた。

 「さ。朝食食べてすぐに出発するぞ。」

 「はい。分かりました。」


  

 その後、二人はミュンドに向けて出発した。



 少し歩いた時、リオニスが喋り始めた。 

「いいか。俺みたいに、顔が不細工なチー牛に対して差別をしないやつが大半だと思うなよ。ほぼほぼは、チー牛などの不細工を嫌っている。お前も人がいる大きな街道に出たら顔を隠せよ。」

 「そうなんですね。気を付けておきます。」




   統也とリオニスの旅路は始まったばかりである。。


皆さん、まずはこの作品を読んで下さりありがとうございます!

楽しめましたでしょうか?


次作からも、主人公今田統也の異世界生活をご覧あれ!

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