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理想の恋人  作者: 月樹


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20.ドキドキの夏休みin北海道(4)

 あれから、ママンと魁皇との優雅なランチを終え、ママンはまた午後からお友達との約束があるからと出掛け、私と魁皇は優雅に乗馬で散策することになりました。


 もちろんランチ後すぐにスマホを確認したら…


 恐ろしい件数の連絡が…。

 一件は透ちゃんからのご愁傷さまメール。

 あと残り…何件だろ!?とにかく鬼のようなメールが尊から届いていて…

 中には、『未成年者略取及び誘拐罪』で警察に被害届けを出すと書かれたメールまであったので、魁皇に見せると…


「相変わらず尊は心配性だな…未来の義兄の俺と一緒だから、何の心配もないのに…。

 大丈夫。警察にはちゃんと話を通しておくから、うっかり尊が届けを出してしまっても処理しておくから、問題ない」

 と笑顔で怖ろしいことを言ってのけまし

 た…。

 (もし本気で連れ去られて監禁されたとしても、二階堂家の力があれば揉み消せるということ…?怖っ!!)


 とりあえず尊には、魁皇のご両親も一緒だから心配ないので届けは出さないように…と連絡しておこう…。

 まだバイト中だから、終わったらまた、怖ろしいメールが来るんだろうな…きっと…。


 とりあえず、尊からのメールは頭の片隅に追いやり、初めての乗馬を楽しむことにしたのだけれど…


「どうした?」


 そう言って白馬の上から、草原をバックに笑顔で振り返った魁皇が、あまりにも絵本から出てきた王子様のようで…ちょっとドキドキしてしまった…。

(性格は破綻しているけれど、本当外側だけを見たら、完璧なのよね…)


 その後は、もちろん乗馬なんてしたことがないので、魁皇の馬に一緒に乗せてもらい、別荘近くの森を散策する。


 森の中は、真夏にもかかわらずカラッとして涼しい。

 どこまでも続く美しい白樺の並木道を、小川沿いにゆっくりとした足取りで馬は進んだ。


「こんなに素敵な場所なのに、誰もいないなんて不思議ね…」

 私がそう、魁皇に話し掛けると…


「そりゃ、うちの私有地内だからな」

 と何でもないことのように、返ってきた…。


(ゆっくりとは言え、結構走らせてきたと思うんだけど…)


「二階堂家の別荘って…どこまでなのかな…?」

 念の為、確認してみると…


「とりあえずこの森は、全てうちの私有地だな…。あと周りにある牧場や畑もうちのだ。

 基本、うちの食卓にあがるものは、自分のところで取れたものを使うから…」

 うん…今さら二階堂家の桁違いのお金持ちさに驚くのは止めよう…。


「今日の晩餐は父も一緒だが、京香のことはちゃんと話してあるから、気負わず家族と思って食事を楽しんでほしい」

 そう言われ、ママンのような気さくな人を想像していたのだけれど…





  「君は本当に魁皇の恋人なのか?」 


 昼食よりも、さらに改まった装いで挑んだ晩餐の席。

 席に着くやいなや、ホスト席に座る威圧感半端ない貴人に、訝しんだ眼で見据えられた…。

お読みいただきありがとうございます。


誤字脱字報告ありがとうございます。





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