スウェード王国設立武術・魔法学園(9)
「はぁ、これからよろしくね。」
「会長さん、お願いします。」
「会長はやめてちょうだい。エミリーでいいわ。」
「エミリーちゃーん!」
すかさず、カイルが茶々を入れて来て、エミリーに腹パンをくらってうずくまっていた。
「あんたは呼んじゃだめよ。」
「態度が違いすぎるだろ!」
とカイルが文句を言ってくるが、エミリーはスルー。
「じゃあ全員明日授業が終わったらここに集合ね。あとカイルはさっきのケーキを毎日持って来てちょうだい。」
「おい!なんで俺がお前にパシられなくちゃいけないんだ!」
「いいでしょ。どうせ毎日暇なんだから。
じゃあまた明日と言い、生徒会から出て行った。
なんか今日一日で色々あった気がするなぁ。
その頃、王城では、
「陛下、最近魔族が軍を率いてこちらに侵攻して来ています。しています。アンジェリア王国の元へ着くのも時間の問題でしょう。」
それを聞いたグロッグは、ギリっと歯軋りをし、
「チッ、あのアンジェリアも何をしているんだ。早く同盟を結び、対策を考えたいというのに。」
そうアンジェリア王国は魔族領との境にあるので、攻められたらいち早く滅んでしまうのだ。グロッグはそれを回避したいのだが……。
「まぁいい。あとどれくらいで魔族の軍隊が着きそうなんだ?」
「早くて1ヶ月程だと思われます。」
「うーん、早いな。今すぐにでも戦えるよう準備をしておけ。」
「はっ、かしこまりました。」
一方、アンジェリア王国は‥‥
「あぁもうっ、まだみつからないの!?」
「すみません。しかし全く手掛かりがございません。」
「このままじゃあの国は滅ぼせないのよ!あの私の全てを奪った貴族が蔓延ってる国が!」
「早急に対処するつもりでございます。あと、スウェード王国から連絡が何通も来ていますが。」
「だから見ないって。いつか滅ぼす国の手紙なんか見るまでもないわ。」
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