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用語の解説(軍事一般)

軍事用語の解説です。


【注意事項】

本編を読む上で理解しやすいよう、若干補足する程度のものです。

「解説が不十分だ」といったご指摘はご遠慮ください。

「○○をもっと詳しく解説にして欲しい」といった要望はお受けします。

( )内は読み仮名です。

【銃声 (じゅうせい)】

銃の射撃音のこと。銃弾の種類、射距離、周囲の環境によってどのように聞こえるかは多種多様であり、慣れている者でも判別は難しい。ライフル弾の弾速は音速の2倍以上であるため、銃声が聞こえる時は銃弾が自分を通過した後、あるいは命中した後である。


【隠蔽 (いんぺい)】

単純に隠れること。

英語:Concealment


【掩蔽 (えんぺい)】

敵火力から防護が得られるように隠れること。

英語:Obscuration


【掩護 (えんご)】

敵火力から味方を守り、味方の行動の自由や安全を確保するよう支援すること。

英語:Cover


【瞬間交戦性 (しゅんかんこうせんせい)】

火器の火力発揮能力を現す言葉。火器を扱う隊員が目標を視認し、照準、射撃するまでに要する時間の長短によって決まる。「瞬間交戦性が高い」=「目標を発見してから射撃までの時間が短い」ということであり、誘導弾ミサイルは射撃に必要な手順が多いため、「瞬間交戦性が低い」となる。


【直接照準射撃 (ちょくせつしょうじゅんしゃげき)】

銃備え付けのアイアンサイト(フロントサイト(照星)、リアサイト(照門))、ダットサイトやスコープを用いて、目標を射手の視界に捉えて射撃する方法のこと。


【間接照準射撃 (かんせつしょうじゅんしゃげき)】

自己位置、目標位置、火器の性能に基づいて射撃に必要な諸元(射撃する向き(射向)、射撃する角度(射角)、火薬量等)を計算して、目標を直接視界に収めずに射撃する方法のこと。榴弾砲や迫撃砲の射撃がこれに該当する。


【(機関銃の)観測射撃 (かんそくしゃげき)】

榴弾砲や迫撃砲のように諸元データを計算し、射角、射向を決めて射撃をする間接照準射撃法のこと。機関銃弾を敵の頭上に降らせられるため、塹壕にいる敵にも有効であり、古くは第一次世界大戦の頃から用いられている。弾薬の性能上、現代の標準的な5mm径のライフル弾では不可能であり、7mm径以上の弾薬でなければできない。


【AAR (えーえーあーる)】

After Action Reviewの略。訓練や演習の後に振り返って、問題点を洗い出して改善点を明らかにするための会合のこと。


【SOP (えすおーぴー)】

Standard Operating Procedureの略。「作戦規定」と翻訳されるが、一般に通じるように翻訳すると「標準作業要領」。いわゆるマニュアルのことで、〇〇の場合は〇〇するといった事前の取り決めをまとめたもの。服装・装備といった基本的な事項から、実際の行動における判断基準まで多種多様なものがある。軍事に限らず対応速度が重視される現代において、迅速円滑な組織的行動をするために必要なものであり、適切な権限移譲も重要となる。当然、練度が高い部隊であればより複雑な事態にも素早く対応できるように練り上げられている。

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