Notes [Hero] & [Heroines] 4
"レイ"と出会った女達とその末路 3
+サラ・メンディエタ
メキシコシティの治安回復、公安の浄化の為にH.E.A.T.のD.R.E.S.S.部隊を雇ったメキシコシティ市長。
過去に夫と息子を亡くしており、レイ・ブルームスに息子の面影を重ねていた。
その事からレイと決別、最後まで和解をする事は出来なかった。
メキシコシティの公安の浄化を成功させた後に市長を退職。
何もかもから逃れるようにアメリカのアイダホ州の郊外へと移り住んだ。
ワールド・アブネゲーション後に組織を壊滅させられた残党達によって命を狙われてしまう。
しかしレイの望みを察したイヴァンジェリンによって守られた。
+クロエ・ガルシア
ソマリアの反政府組織ウフーラの工作員。
幼い頃にテロで家族を失い、ウフーラの工作員によって拉致され、唯一生き残った弟の身の安全と引き換えに工作員としての道を歩み始める。
殺害対象であるジョナサン・D・スミスの情報を得るためにレイ・ブルームスに近付くも、ジョナサンとレイの策略によって作戦は失敗し殺害された。
+アネット・I・スミス
6歳の頃に家族全員をテロで失い、売春街で娼婦として生きていたところを、レイ・ブルームスをH.E.A.T.に繋ぎとめるためのハニートラップとしてジョナサン・D・スミスに引き取られる。
篭絡の過程でレイ・ブルームスに絆されていき、文字通り身を挺してレイ・ブルームスを他の傭兵から守っていた。
しかしソマリアの作戦でレイ・ブルームスと決定的な決裂を迎え、憎悪へと変化した偏執でレイと水面下での敵対を始める。
その後、プロジェクト・ワールドオーダーに従事した際にレイ・ブルームスによって殺害された。
+エミリア・デュケーン
連邦公安局に所属する特別捜査官。
パートナーであり師でもあるフランソワ・タルコーニと共に、イタリア旅行中のレイ・ブルームス達を監視していた。
4人の女達を侍らせてる癖に親友であるダニエラ・ブライを待たせ続けていたレイに苛立ち、監視任務終了を言いつけられた際に独断からレイ達を襲撃しようとした。
しかし待ち伏せをしていたレイによって殺されかけ、タルコーニに利用されていた事実と世界を取り巻く陰謀を知る事になる。
ワールド・アブネゲーションに連邦公安局が解体されてしまい、ダニエラと共に事実上民間軍事企業である探偵事務所を開く。
ジュニアソルジャー養成施設に侵入した際に追い詰められてしまうも、レイ・ブルームスが纏うアナイアレイション・Rによって救い出された。
+ニキ・ペルガメント
フィオナ・フリーデンを追い詰めるという任務に就いていたダヴィド・イエマスによって利用されていたフィオナ・フリーデンのクラスメイト。
傭兵だった父パウル・ペルガメントは戦死し、武器商会であるフリーデン商会の1人娘であるフィオナを逆恨みしていた。
しかしダヴィドの任務はレイ・ブルームスによって阻止され、突きつけられた事実によってニキはフィオナへのいじめをやめざるをえなくなる。
ハイスクール卒業後は父の遺産で自身のアパレルブランドを立ち上げ、レイに品がないと評されたファッションで財産を築いた。
+麗子・花里
鴻上製薬第1総務部所属のOL。
プロジェクト・ワールドオーダーの際にレイ・ブルームスの隠れ蓑としてイヴァンジェリン・リュミエールに利用された女。
だが麗子はそうとは知らずに疑惑を向けられながらも仕事をこなし、プロジェクト・ワールドオーダー後は所有者の移った社で秘書として働いていた。
推薦してくれた晶・鴻上の期待に応えるために秘書としての仕事を全うしていたが、生来の要領の良さと隠していた経歴から優れた結果を出し続け、周りから孤立していく。
そんな折に日本に潜伏していた張・劉に命を狙われるが、晶の依頼を請けたレイによって救われる。
命を救われ、精神的な柱も得た麗子は晶に日本に残るよう説得するが拒絶されてしまう。
その後はその寂しさを紛らわすように熱心に仕事をこなし、麗子の穏やかな気質に惚れ込んだ社長と結婚。
子供が出来ると同時に退職して家族と穏やかな人生を過ごした。
+巽・理佳
代表執行役である隆介・巽と修子・巽の娘で、そのコネで鴻上製薬に入社していたOL。
仕事に対しての熱意はなく、直属の上司である晶・鴻上の頭痛の種の1つだった。
レイ・ブルームスとして鴻上製薬に潜入していたヴィクター・チェレンコフに惹かれ、更に勤務態度を悪化させていくも、最後には訳も分からぬまま事件の終焉を迎える。
鴻上製薬が買収された際に社をやめ、父である隆介・巽の紹介で知り合った男性と結婚。
子供が出来てからはそれまでが嘘のように家庭に尽くした。
+紅蝶・劉
専務取締役である張・劉と明梅・劉の娘。父のコネで鴻上製薬に入社していたOL。
父違いの妹である藍玲を小玲と呼んで溺愛し、実の父から守る為に日本に移り住んだ。
藍玲から目を逸らさせるために張に負担を掛ける様にしていた為に勤務態度は悪く、厳しく注意してくる直属の上司である晶・鴻上を疎ましく思う半面で尊敬もしていた。
その後、藍玲が威曠・王に引き取られてから全ての状況が一変する。
威曠が藍玲に傭兵として育てている事を知った紅蝶は、提示された身代金を手に入れるために鴻上製薬の情報を売って資金を集め始める。
しかしその事を知った昌明・鴻上によって草薙小隊が差し向けられ、紅蝶は藍玲を救えなかった事を悔やみながら死亡した。
死因は刺傷による失血死、遺体は横浜の路地裏で発見された。
+ミレーヌ・ラング
民間軍事企業H.E.A.T.ダガーハート小隊所属の傭兵。
ダガーハート小隊とレイ・ブルームスが請けたアゼルバイジャンでの護衛任務で、ダガーハート小隊のスナイパーとしてイルハン・カスパロフとレイ・ブルームスの護衛に就く。
しかし2人の護衛対象を逃がすために武装テロ組織と戦闘した際に小隊と夫であるタイスト・ラングを失ってしまう。
その復讐からレイ・ブルームスに襲撃を掛けるがレイによって殺害され、遺体はその手で火葬された。
+7738・ザ・ナンバード
実の親に売られてエヴァーグリーンに所属していたジュニアソルジャー。
戦闘は一切視野に入れられておらず、対象を絆させるための工作員として育てられており、意図せず小玲を絆す事に成功していた。
しかし過去にベルに絆されていたゾーイが小玲と敵対し、組織だけが描いていた筋書きが狂い始める。
小玲はベルが組織から連れ出すためにデータの奪取を強行し、組織の実態を端的に教えられて錯乱したベルは小玲と敵対してしまう。
幸か不幸かベルは組織の人間を皆殺しにしたアナイアレイションの目から逃れるも、破壊された施設の瓦礫に逃げ道を奪われ、小玲がつけた火によって焼死した。




