Notes [Hero] & [Heroines] 3
"レイ"と出会った女達とその末路 2
+モニカ・ヴィッカーズ
シリア郊外にある教会の武装シスター。
子供と見間違うほどに小さな体躯だが、超高精度の狙撃の技術とそれを可能にするクラック改修機ノートルダムを擁している。
しかし教会はレノックス・ジンデルのジュニアソルジャー養成保管施設であり、モニカは指導員にしてジュニアソルジャーの管理者だった。
レノックスを殺されたモニカはレイの存在を調べ上げ、新たな"父"として見極めようとするもレイを不適格として殺害しようとする。
そしてモニカは返り討ちにあって子供達と共に殺され、遺体はレイによって子供達と教会の残骸ごと焼き払われた。
+レジーナ・ヴォン・サヘア(レジーナ・エジオグ)
反政府組織ネバー・サレンダーの扇動者。
行き倒れていたレイ・ブルームスを革命の戦士として組織に招き入れる。
身を挺して自分を守るレイに惹かれていくが、そのレイに裏切られて組織は壊滅する。
新政府との交渉後、新大統領の妻となって国のプロパガンダとしてジンバブエの繁栄に助力した。
ワールド・アブネゲーション後は夫であるグラエム・ヴォン・サヘアによって囮とされ、自殺するか慰み者にされるかを選ぶしかなくなっていた。
しかしレイ・ブルームスが纏うアナイアレイション・Rによって暴徒達は殲滅され、レジーナは用意されていたジープによってジンバブエを脱出する。
脱出後はコロニーを築き、絶対に諦めるなと人々を守り続けた。
+ガブリエラ・ビバンコ
麻薬カルテル"バイラオーラ"の若き女首領。
正体を掴みきれなかった敵対者達を殲滅するために、単独での戦闘が可能なレイ・ブルームスを雇った。
しかし隠していた真実を敵対者に暴露されてしまい、娘のように愛情を注いでいたメリチェル・アントニアに銃口を突きつけられる。
その現場に遭遇したレイによってガブリエラの命は救われたが、メリチェルを撃ったレイを許せずに決別を言い渡した。
事件後はメリチェルと和解し、バイラオーラはコルドバだけに治まらず、コロンビアの麻薬市場のを全てを掌握した。
ワールド・アブネゲーションを機に組織を親戚の後進に譲るも、狙撃手によって命を狙われる。
しかしレイ・ブルームスが纏うアナイアレイション・Rによって命を救われ、メリチェルと共に穏やかな余生を過ごした。
+メリチェル・アントニア
麻薬カルテル"バイラオーラ"の女首領ガブリエラ・ビバンコの護衛にして義理の娘。
11歳の頃に両親を暗殺者に殺され、その黒幕に復讐するため、そしてガブリエラの恩に報いるためにバイラオーラに入った。
しかし隠されていた両親の罪状と殺された理由を聞かされ、困惑しながらもガブリエラに銃口を向けた。
その現場に遭遇したレイ・ブルームスによって肩を撃ち抜かれたが、幸いにも育ての親を殺さずに済む。
事件後はガブリエラと和解し、傷ついた肩を庇うようにD.R.E.S.S.を纏ってバイラオーラの発展に尽力した。
ワールド・アブネゲーションを機に一線から退いたガブリエラと共に穏やかな余生を過ごす。
+セルマ・アーネル
自らの義足開発の為にEXCESSシステムの開発に従事していた科学者。
開発が終わってしまった時に殺されるのではないかと怯えていた。
そんな時にEXCESSシステムの奪還に訪れていたレイ・ブルームス取引を持ちかけるも、面倒を嫌ったレイ・ブルームスによって殺害された。
+シーナ・グラント
軍需企業ムーアヘッドの社員を装っていた詐欺師。
粒子兵器の増幅回路開発のために必要なプラセオジムが埋没する鉱山をテロリストに奪われ、鉱山の奪還とテロリストの殲滅をH.E.A.T.に依頼する。
しかし実際は外注の詐欺師で、依頼人であるムーアヘッドに多額の保険金を与えるために動いていた。
1度はレイ・ブルームスを見逃すものの、少なくはない情報料に目が眩んでピースセラーにレイの情報を売る。
その際に証拠隠滅を図ったピースセラーの傭兵達に暴行された上で殺害された。
+メイン・クオーター
地質学者兼フリーのライター。
レイが晶に与えた革紐の元の所有者であり、幼い印象とは裏腹に明晰な頭脳を持っている。
何も知らないままテロが起きる切欠を作ってしまい、良心の呵責から逃れるようにレイとの接触を求めて事件に巻き込まれていく。
その過程でレイを護衛として雇い、無傷でのイギリス帰国を果たした。
ワールド・アブネゲーションを機に国家という枠組みがなくなった世界でメインはトリケラトプスを自由に追い求めたが、その過程でイルハン・カスパロフらの戦車の機動試験を邪魔して捕えられてしまう。
しかしメインは小玲・薛に救われ、レイという名前と胸元の十字架に全てを察したように微笑んでいた。




