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第五章 過去、それぞれ…

冒頭の記憶が誰のものなのかはノーコメで。


貴族。自分が恵まれた日常を送れる要因のひとつであるその言葉。けれど同時にこの言葉は、私を縛り付ける鎖に他ならなかった。


 自分の家の大庭園の片隅に、ひっそりと存在する秘密の場所…。その秘密の場所は、特別な花も職人が手掛けた造形物も無く、雑草と外を隔てる高くて地味な壁だけしか無かった。


 その分派手で豪勢な日常とは全く逆の雰囲気を感じることができ、厳しい家の決まりやら品格やらで自由を束縛された自分を忘れることができた。故にこの場所は、自分が心から安らぎを得ることが出来る特別な場所だった。



---あら、誰か居るの…?



 その特別な場所に、何かが迷い込んでいた。そして、ふとこちらに顔を向けたそれと自分の目が合った。この場所に迷い込んでいたそれは、黒い毛と綺麗に光る紅い瞳を持っていた…



---猫さん?…あ、待って!!



 こちらに気付いた猫は、慌ててその場から立ち去ってしまった。予想外の遭遇に驚いたのはこちらもだが、正面きって逃げられたのは6歳の自分にとって少しばかり悲しいものがあった…。


 ところが翌日、同じ時間に同じ場所で再び出会った。いきなり逃げたことを謝りに来たかのごとく、すまなさそうな素振をしながらそこに居た。



---いきなり逃げたことは謝らなくていいから、少し私のお話を聞いて。



 私が語りだした、内容の半分以上が愚痴の話をその猫さんは黙って聞いてくれた。ときたま返事をするように頷いてくれたり、唸ってくれたのは嬉しかった。



---また明日も会おうね!!



 いつしか自分と猫さんが会うことは日課になっていた。会うたびに、いつも私が一方的に話しかけるような形になっていたが、猫さんも満更でもなさそうにしてくれた…。


 息苦しくて退屈だった毎日に新しい楽しみが増えた私はとても活き活きしていた。お父様が紹介してくれた表面だけの友人達とは違う、私の本音を聞いてくれる本当の友達ができた気分だった…。



---ねぇ、猫さん!!




 けれども…




---私ね、今日お父様とお母様とお姉さまと一緒に夜のお出掛けに行ってくるんだ!!




 ずっと続くと思ってたこの日常は…




---明日、その時のお話をい~っぱいしてあげるから!!




 常日頃から家族や教師に仕込まれた礼儀作法、処世術。出掛けた先でその全てを完璧にこなした私はとても褒められた。周りの大人達には勿論、いつもは厳しい家族にも褒められてとても嬉しかった。




 そのことを聴いてほしかった…



 一緒に喜んでほしかった…



 だけど…  





---猫さん…?……どうしてなの…?





 紅目の黒猫さんが私の前に現れることは、二度と無かった…。






















 幽霊船『リリアンヌ・レイスター号』の船長室。元々この船は帝国の艦船であるため、本来なら軍人らしく最低限の設備に毛が生えた程度のものしか置いていなかった。ところが今は、現在の部屋の主が持ち込んだ私物で埋め尽くされ随分と様変わりしていた。


 机や椅子は勿論のこと壁紙や床までもが船長のこだわりのために木製に変えられ、蛍光灯は撤去されて明かりは古臭いランプ。無理やり運び込んだ本棚には持ち主にしか理解できないような内容の本ばかり。筆記用具は今時王国でも使うものが少ないとされるインクと羽ペン。そして、仲間たちでさえ困惑させた暖炉…はたして煙突はどこに繋がっているのだろうか?


 この世界基準では最新鋭の設備を持っているはずの『レイスター級巡洋艦』の中で、この船長室だけは時代に取り残された状態で存在していた…。



「首尾は上々か…?」



「問題無いわよ。彼らもよくやってくれているし、後は私たち次第かしらねぇ?」



 その船長室で二人の人物が話し合っていた。一人は部屋の主であり、この船の主であるヴィリアント。リゲルにブリッジを任せた彼は今、自分の執務机に着きながら愛用の羽ペンで航海日誌に記入をしつつ、目の前でフワフワ浮遊しているこの船の化身と会話していた。


 アイカ達をからかった先程とは違い、悪戯好きな笑みが消えたリリアンヌの表情はどこか暗かった。



「そうか…」



「…ねぇ、ヴァン。あなたは何故"あの子"を船に乗せたのかしら?」



「…」



 唐突にリリアンヌに投げかけられた質問にヴィリアントは思わず筆を動かしていた手を止め、沈黙する。その様子に構わず、リリアンヌは言葉を続ける。



「あなたのやろうとしていることを、あの子は到底受け入れるとは思えないのだけど?…最悪邪魔されるわよ?」



 仲間たちへ激を飛ばした時はああ言ったが、今回の航海は今までのものとはワケが違う。この航海に潜ませた計画の結果次第で自分のはおろか全員の命運が決まると言っても過言では無い。


 何より自分の全てをつぎ込んだこの計画を失敗させるなんて言語道断である。それにも関わらず、その計画にとって不安要素にしかならなそうなアイツ(・・・)をこの船に乗せたわけなのだが…。



「その時はどんな手を使ってでもこっち側に引き込むさ…」



「情が移ったの?そんなことでこの計画が成功できると思っ…」



「思ってなかったらこの船には俺とリリアンヌしかいねぇだろ?」



 咎める様な口調で語りかけてくるリリアンヌの言葉を遮るようにして言い放つヴィリアント。自分の問いに即答されたリリアンヌは一瞬だけ呆けた表情を見せた後、いつもの笑みを浮かべた。


 どうやら自分は彼女に試されたらしい…。彼は日誌をパタンと閉じて溜息を吐いた。 



「…本当に大丈夫みたいね。」



「なんだよ、俺がまだ"あの事"を引きずってると思ってるのか…?」



 もう十年近くも前の事である。自分がアストやフィノーラはおろかリゲルとさえ会う前のこと…当時の出来事を知るのは自分と目の前の亡霊だけである。



---いや、あと一人くらい残っていたな…。



 憤慨するかのように即反論したものの、リリアンヌは呆れたような表情を向けてきた。



「当たり前でしょう。悪霊と呼ばれた私以上の怨嵯の塊だったのよ?あの時のあなた…」



「確かに忘れたくても忘れられ無えし、忘れる気も無い」



 リリアンヌが本気で自分のことを心配したのは後にも先にもその時だけである。幸い彼女が危惧した最悪の事態にはならなかったが、当時の自分は本当に凄まじかったそうだ…。


 "あの事"があったから計画の全てを打ち立て、そのために今まで生きてきた。この計画こそが自分の生きる意味であり、自分の全てであった。




---少なくとも今まで"は"…。




「…俺がやろうとしていることは昔と同じだが、目的と理由は随分と変わったさ……」



 無様に生き続け、計画を成功させる事しか考えてなかった自分の目は、いつしか成功させた未来へと向けられていた。最初は自分の目的を達成できればどうでもよかったのだが、その先が見たくなってしまったのだ。



「だから俺は、アイツら全員をこの船に乗せている。今はもう『リリアンヌ号』は俺の武器じゃねぇ、俺らの家になったんだ…。」






---俺はもう、皆のために生きるよ…。






 その言葉を聞いたリリアンヌはそっと目を閉じ、再び笑みを浮かべた。ただ今度のは、彼女の容姿に比例した幼いものではなく、子を見守る親のような慈悲深いものだった…。


 彼女はヴィリアントに近づき、彼に背をもたれかかる様にして宙に浮かび直した。その体制のまま再び口を開く。



「それを聞いて安心したわ、意地悪言ってごめんなさいね…」



「別にいいさ。心配してくれてありがとよ…。」



 幼い時からずっと『あの人』と一緒だった彼女は自分にとって家族同然である。そんな彼女に今まで心配させ続けていたのかと思うと、今でも少し罪悪感に駆られる時がある…。


 自分のためだけに利用しようとした『あの人』の夢を、今は正しい形で成し遂げてみせる。自分のためにも、仲間達のためにも……そして、アイツらのためにも…!!



「それに、あの子を放ってはおけないのは確かね…。ある意味同類のあなたは尚更なのでしょう?」



「……まぁな、何せアイツと俺は…」





--"真逆でソックリ"だからな…



















 ところ変わってここはリリアンヌ号のエンジンルーム。船の心臓でもある巨大な筒状の物体がいくつか連なったエンジンが唸りを上げて回転しており、その周囲にはパネル状の物やボックス型のよく分からない機械がいくつも置いてあった。ジェームズ曰く、全部エンジンを補助するための装置なので大切なものらしいが…。



「アストさん、スパナ」



「はい、【Shoutoratto】」



「うおっ、飛んできた!?でも絶妙な速度調整ですね、どうも。カザキリさんはそこのレバーを…」



「おう、これか?」



「その隣です。そう、それそれ…」



 回転する巨大エンジンの隙間という危なっかしい場所に三人は居た。ジェームズは一番深いところに潜り込み、彼の指示を受けながら手を動かすカザキリ。そんな二人を手伝いながら、アストは物珍しそうにキョロキョロと周囲を見渡していた。


 いくらリリアンヌが己の体のように船を動かせるとは言っても、細かい部分の整備はジェームズが担当している。彼女自ら船の整備をすることはできなくも無いのだが、やはり手馴れた人物に任せるほうが調子がいいとのこと。



「ふぅ、終了…。」



「お疲れ様。それにしても帝国の機械って、やっぱりおもしろいねぇ…」



 そう呟いた瞬間ジェームズが目をキラキラさせながら食い付いてきた。ちょっとだけ引いてしまったのは仕方の無い事だと思う。



「おおう、分かってくれますか!!カザキリ先輩は帝国出身なのに全く共感してくれなくて…」



「しょうがねーだろ、俺はそういう部隊に居たんだから…」



 呆れたような口調でカザキリが反論するが、ジェームズは聞く耳を持たずに機械への情熱をアストに対して語りだした。確かに王国では滅多にお目に掛かれないので興味はあるが、そこまではついていける気はしない…。


 カザキリに『助けて』と視線を送ったら『諦めろ』と返される始末である…。結局ジェームズの話を聞きながらエンジンルームから出るために歩き出した。



「時にアストさん、フィノーラさんは大丈夫でした?」



 唐突に思い出したかのように発したジェームズの疑問に対し、アストは憤怒に駆られる彼女と相対した時の恐怖を思い出した…。


 自分とフィノーラの関係はヴィリアント経由で蒼風一味全員が知っている。というかフィノーラ自身も蒼風一味とは顔見知りであり、たまに一緒に飲みに行ってるらしい。


 そのこともあって、彼はこの船を強奪する際にヴィリアントが発したデタラメ発言による影響を心配してくれているのだろうけど…。

 


「…すごい怒ってたよ。なんとか誤解は解いたけど」



「うちの船長がスイマセン…」



「そう言えば彼女とはどこまで行ったんだ?」



「……未だに遠距離恋愛の域を出れないよ…」



 フィノーラと同郷でもあるカザキリの質問に暗い影を落としながら答えるアスト。そんな彼に二人は可哀相なモノに向ける視線を送る…。



「いっそ王国軍辞めたらどうです?カザキリ先輩みたいに。」



「その事はフィノと一緒に何度も考えたさ。でも、やっぱり簡単にはいかないよ…」



 この半年で何度か考えてみたが、自分たちを取り巻く環境は思ったより複雑なため断念せざるを得なかった…。お互いに国のエリートで大戦力…そんな自分たちを黙って祖国が手放すわけが無く、間違いなく激しい追撃が来るだろう。

 

 なにより国から脱走して殺された者はかなり多く、その中には自分たちより実力が上だった者達も含まれていた。その事実がアストとフィノーラを躊躇させる一番の要因でもあった…。



「結局、当分は今の付き合い方を続けていくことに決まったんだ…。」



「だいたい俺と2人じゃ周りの事情が全く違うだろ。よく考えてから言え、この馬鹿」



「…ですよねぇ。あ、アストさん耳!!」



「へ?…ッ!!あっつぅっ!?」



 突如耳に走る痛みに、アストは思わず頭上・・を抑えた。会話をしていたせいで、すぐ上にあった排熱用パイプに耳が触れたようである…。



「うわわ!!大丈夫ですか!?」



「あらら、くすぶってらぁ…」



「つぅ~ッ、耳出したの久しぶりだから感覚が…」



尻尾・・も気をつけて下さいよ?」


 

 今度こそ周りに気を配りながら再び歩き出した3人。そんなに離れてない筈の出口は談笑とトラブルのせいで妙に遠く感じたが、それでも辿り着いて扉に手をかけた。



「あ、ここにいましたかフランデレン…郷……?」



 エンジンルームの扉を空けて通路に出た瞬間アイカが立っていた。どうやらエリゼネアを放置して、船の中を見て回ってる内に丁度ここを通りかかったようである。こちらに気づいた彼女はアストに声をかけようとしたみたいなのだが、視線が彼のとある部分に集中して途中から声が萎んでいった…。



「あれ、もしかして見るの初めてだった?」



「はい、それが噂の…?」



 今のアストは今朝方と同じく魔衛士のフード付ローブを身に纏っている。相変わらずフードは被っておらず、彼の黒髪と黄色い目がよく見える……本当によく見える…。



---頭に生えた黒い猫耳・・も、彼の背後からチラチラ覗く尻尾・・も…。



「……そうさ。王国人でありながらネルア族の姿を持つ、世間でお馴染み『猫に呪われた男の子』の本当の姿だよ…」



 『猫に呪われた男の子』…それは王国内で悲劇の象徴とされ、王国の人間が過剰なまでに亜人を毛嫌いする一番の理由。そして、ミレイナが自分のことを憎んでいる原因…。


 その証であるそれを見てアイカは硬直したままである。基本的にこれを見て貴族が返す反応は侮蔑か憐みの感情であり、アスト自身そういう反応には慣れたものなのでなんとも思わない……のだが…



「驚いたかい?」



「え、えぇ…、なんというかその……可愛いです…」



「「「…え?」」」



 あまりに予想外な反応が返ってきたため、思わず後ろに居たジェームズとカザキリまでもが呆けてしまった…。



「ッ!!いえ、なんでもありません!!それよりどこから生やしてるのですか!?」



 自分が何を口走ったのか自覚した彼女は顔を赤くし、慌てた様子で話題を変えた。本当に面白い子だとこの場に居る全員が思ってしまったが…。


 もっとも、実際に気にはなっているのだろう。アストは会った時からフードを被っていない。そのため彼の頭は普通に見えていたのだが、今朝は頭上に猫耳なんて生えてなかったし人間の耳が普通の位置に付いていた筈なのである…。 



「変身魔法の応用で隠してただけだよ。あまりジロジロ見られたくないからね、覚えてからはずっと使い続けてるんだ」



「そうだったのですか…」


 

 つまり、こっちが彼本来の姿ということなのだ。確かに亜人嫌いの人間で溢れている王国でこの姿は色々と苦労しそうである…。



「……あれ?もしや前々から有名だった被り物が嫌いな理由は…」



「耳をずっと抑えつけられる感覚って嫌でしょ?」



 魔衛士のローブは並の鎧なんかよりずっと丈夫である。それに付属しているフードも例外ではなく、砲弾が直撃しても耐え切る頑丈さを誇る。それをアストは雨の日以外に絶対被らないことで有名だったのだが思ったより地味な理由だったので、ついつい苦笑してしまった…。



「…自分自身で何度かその話を耳にしたけど、そんなに変な理由だった?」



「いえいえ、そんなんこと無いです。むしろ普通過ぎたので…」



「ふ~ん…まあいいや。取り敢えず僕は一回エリゼネアの様子でも見てこようかな…」



「私はもう少し船を見て回ります。ジェームズさん、案内を頼んでもよろしいですか?」



「いいっすよ。それじゃあ、こちらへ~」



 そう言ってアストとカザキリはエリゼネアが居るであろう船室の方へ、アイカとジェームズは二人と真逆の方向へと歩き出す。その途中、アイカは一度だけアストの背中を見やった…。






「……本当に、瞳以外はそっくりですね…」





 彼女の呟きは誰にも聞かれることなく、冷たい通路にひっそりと消えていった…。



















「皮むき終わったよ」



「ありがと、渡してちょうだい」



「ほい」



 船の厨房で忙しそうに手と口を動かしながら、ミレイナと紅葉の二人は次々と食材の下ごしらえを行っていった。その途中、皮むきを終えた玉ねぎを渡しながら紅葉が口を開いた。 



「ねぇ、ミレイナ。未だにアストのことを赦せないのかい?」



「…当然でしょ?」



 ネルア族であるミレイナは、アストのことを目の敵にしている。その事自体とその理由も含め仲間達は勿論のこと、アスト自身も全て知っているし、理解してる。


 だがそれは、八つ当たりにも等しい行いでもあった。アストはそれを理解した上で彼女の憎悪を受け止めているわけなのだが、正直言って理不尽である…。



「とは言ってもねぇ、アイツはそんなに悪い奴じゃあ…」



「だから何?私はアイツの存在自体が赦せないのよ」



 同時にミレイナのやり場の無い怒りも理解できる。昔のことを思い出し、紅葉は思わずヴィリアントと御揃いのバンダナに手をやる…。



「あなたやヴァン船長がなんて言おうが、アイツだけは絶対に…」



「はいはい、分かったよ…。もう何も言わないよ」



 だが、本音を言えばそれほど心配していなかったりする。会話を終えると同時に、自分達が作ろうとしているものを改めて見渡した瞬間に溜息が出そうになった…。



(本当に素直じゃ無いねぇ…)



 今日の昼食の献立は『魚介類のフライ盛り合わせ』、『クラムチャウダー』、『スモークサーモンのサラダ』。随分とシーフードに偏った内容である…。


 ついでに、これらのメニューが"誰かの好物ばかり"であるとだけ言っておく。そして今日の食材の買出しに行った奴と献立を決めた奴は目の前に居るわけで…。

 


(自分で言う程嫌ってないってのは良いことなんだろうけど…。まぁ、後は当事者の二人自身次第ってことだねぇ……)



「…ちょっと、その生暖かい視線は何?」



「気にしないでおくれ、今回の航海は本当に気苦労が絶えない気がしただけさね…」



「は?」



「ほら、鍋が噴いてるよ?」



「あ、ヤバッ!!」





---厨房でミレイナが慌てて鍋の火を止めたのと、ブリッジに居るリゲルが敵船を発見して艦内放送を流したのはほぼ同時だった…。


次回、戦闘勃発。

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