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第9話 ロンリー・ハーツ

男「すまない。我は第1探索部隊“ロンリーハーツ”隊長の

ペパー軍曹だ」


その一言で全体に威圧感が与えられた。


ジョーンズ「ロンリーハーツが私に何の様です?」


ペパーはあたりを見渡し、ため息を一回つくと口を開く。


ペパー「…さては、他に人がいるな?」


金髪の男「軍曹にはなんでもお見通しだぞ〜!」


以前として誰も出て来ない。静寂がただ流れるのみ。


ペパー「このまま出て来ないのなら…」


ペパーが手袋らしきものを右手につける。黒く、機械みたいな手袋だ。


ペパー「“ここ”ごと吹き飛ばしてやる」


左手を右腕に置き、右手を地面につけている。


ペパー「3秒だ。3秒経つまでに出てこい」


ビリーが両手をあげ、出てきた。


ペパー「3…」


つられて健司とエリナも出てきた。ホワイトアルバム部隊は出る素振りも見せない。


金髪の男「他にもいんだろ?出てこいよ〜」


ペパー「…2…」



スナイパーの女「…ホワイトアルバム部隊ね。軍曹は既にわかってるみたいだけど」


ペパー「…1」


ヘルターを先頭にホワイトアルバム部隊も出てきた。


ペパー「…これで全員だな」


ペパーは手袋を外し、軍服の内ポケットにしまう。ホワイトアルバム部隊は少し警戒している。ビリーは若干目を輝かせている。


金髪の男「ホワイトアルバム部隊はわかるけど…あんたらは…誰?」


ビリーが少し食い気味で答えた。


ビリー「第64探索部隊、グラスオニオンです!」


ペパーが腕を組み、考え事をする。


金髪の男「えっと俺らの事わかるかな?」


健司「あんまよくわかりません」


金髪の男「俺はミスター・カイト。で、この娘はルーシー。で、このお方は軍曹こと、ペパー軍曹だよ」


健司「俺は健司って言います。でこの人は…」


ビリー「ビリーです!ビリー・シアーズって言います!よろしくお願いします!!」


エリナ「…エリナ・リグビーです」


以前としてペパーは何も反応をしない。


カイト「こいつらどうします?軍曹」


ペパーがゆっくりと目を開けると


ペパー「いきなりで悪いが、今すぐフィクシングから出ろ」


その言葉は非常に冷たく、健司達に重くのしかかる。


ビリー「…何を言って」


ペパー「その横についてるのは飾りか?もう一度言ってやろう。今すぐフィクシングから出ろ。出禁だ」


今にも膝から崩れ落ちそうな緊張であった。足を一歩も動かせない。ただただ震えている事しかできなかった。


カイト「それで?ホワイトアルバム部隊は何のよう?」


ヘルター「ビルを探しにきただけだ」


ペパー「わかった。見つけ次第報告する」


サボイ「…ってことは俺らも出禁って事ですか?」


ルーシー「そろそろ軍曹キレるからそんな事言わない方がいいと思うわ」


全体が重々しい空気へと変わった。たった数分の出来事なのに脳が理解を拒む。


カイト「とりあえず、グラスオニオンとホワイトアルバムはもう帰っていいよ〜。うちらはどうすんの?軍曹」


ペパー「この教会と湖全体を中継地点とし、ベースキャンプを作る。時間はない。急ぐぞ」


カイトとルーシーが軽く返事をすると、教会を出ていく。


ジョーンズ「待ってください!この湖はフィクシング内の色々な人が使うのですよ?私有化しないで貰えますか?」


カイト「だけど誰もいなくない?…あれ?奥に誰かいる…」


ジョーンズ「…マッケンジー神父?」


健司はその名を思い出す。最深にいる、そして全てを知っている人物。


健司「待ってくれ!その神父に会わせてくれ!」


ペパー「帰れと言ったろう」


健司が短剣を取り出す。ペパーも内ポケットから黒い手袋を出し、それぞれ構えている。


ペパー「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」


健司「…名前決めないとなぁどうしよ」


ペパーの武器、ア・デイ・イン・ザ・ライフは手袋式の超高圧力装置である。内部に強い圧力を加え、放つことにより非常に高い破壊力を有する。だが、その圧力を加えるまでの力と放つ時の反動を抑えられるのはペパーしかいない為、彼しか使えない、武器となっている。


ペパー「右腕だけで許してやる」


左手を右腕に掴み、右手を握りしめている。まさしく圧力を加えている状態だ。その間健司は構えの姿勢をとりながら、オクトパス・ガーデンの奥にいると思われるマッケンジー神父を覗く。確かに人影はうっすらと見えた。だが、もう時間がない。ペパーが今にでも圧力を解放しようとしている。


健司「ビリー!エリナ!居たぞ!!マッケンジーが!!」


全員が驚いた。まさにそこにいる。手の届くとこまでいる。

我々の求めている答えが。


ペパー「喰らいやがれッ!!」


健司は吹き飛ばされ、奥の岩に激突した。口から血が止まらない。息ができない。苦しい。負の感情が脳裏を駆け巡る。

一瞬だけ目の前に集中した。仲間が駆けつけてくる。それが何よりも嬉しかった。健司は安堵し、目をゆっくりと閉じた。







ミスター・カイト


年齢 19歳

誕生日 7月8日

身長 179cm

体重 69kg

武器 ビーイング・ベネフィット(槍)

趣味 異性と遊ぶこと

特技 話、酒のイッキ飲み

好きな音楽のジャンル ヒップホップ

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