表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/10

国防の定義

まず、「国防」を定義する。

一般には、


 外敵の侵略から国家を防衛すること


しかし、ここでは国防とは


 国際法および国際条約に拠って定められる、日本の領土と領海の施政権の確保維持のための防衛


と定義する。概ね同じことではあるのだが。

このどちらにも、賛同できない方は、元々の土台が違うので、ブラウザバックをお勧めする。



さて、重要なことの一つ目は、領土・領海の範囲を国際法・国際条約に拠っている点である。

そうでなければ、勝手に、そこは自国領だから防衛に出兵するというのがまかり通る。


フォークランド戦争とかが該当するかなあ。

アルゼンチンもイギリスも自国領として、両国とも国防として戦争をしている。

というか、領土を争っての戦争なんて、侵略戦争でも国防に分類されるんじゃないかなあ。


だから、単に国家ではなく、国際法・国際条約の縛りが必要となる。

そうでなければ、それこそ、領土紛争はすべて国防と言い張れる。


重要なことの二つ目。領土領海 に限定している点だ。

当たり前?

それがねえ・・・


この定義では、国外の防衛は国防には入りません。

つまり、国際協力とやらの派兵は国防じゃない。

当たり前ですけどねえ・・・


また、EEZ・排他的経済水域も対象外。

あれ、領海ではないです。

他国の船が自由に航行できます。


更に、国外の国益も国防外です。


 満州は日本の生命線


なんてのも論外ですし、かつてのソマリア沖の対海賊も国防ではありません。

日本船籍が対象ならば、国防ですけどねえ。

公海上の船は船籍国の国内扱いですから。


必要だった?だとしても国防ではありません。

別口で考えるべきです。

というか、必要だった。なんて言ってしまえば、およそ全ての戦争、侵略戦争すべて、そう言えてしまう。

それこそ、ロシアのウクライナ侵攻(2022年)もロシアにとって必要な戦争であり、国防であるわけだ。



また国外への派兵は国内の戦力の減少であり、国防をおろそかにする行為だ。

国防の危機と煽っておいて、そんな余裕があるのか。

むしろ日本に国際協力が必要な状況である。

国防の危機にあるとしている日本は、協力している場合ではない。



そして、最重要。日本と規定している点である。

うすうす気づいている人も多いだろう。

政治家の中には、ぶっちゃけて、はっきり言っている場合もある。


 日本の政治家の言う国防に韓国と台湾が入っている。


時に曖昧に、時に友好国だから、時に地政学的に、などと言って、外国の国防を日本の国防とごちゃまぜにしている。

しかし、日本の領土領海でなかれば、国防ではありません。


韓国や台湾がロシア領・中国領となった場合は日本も危機的状況になる・・・

とはなりません。

それほどに、海という天然の堀は強力です。

米国の機嫌を損ねて、いざという時に日本を守ってもらえない?

・・・こちらが契約外のことをしなければ、契約を守らない相手なんて、信用するの?

日米安保でも、協議するという文があるだけで、九条のある日本に出兵しろなんてのはありません。

だいたい、あれ、精々が在日米軍基地の使用の黙認くらいが目的でしょうに。


そして、だとしても、それは国防じゃないわけです。

まして、韓国台湾ともに、日本の領土領海を侵略・狙っている相手です。

極東の安全にヒビを入れている方です。


重ねて、これらは国防ではありません。

どうも、この辺を意図的にごっちゃにして押し通している感じがある。

彼らの言う国防とやらは、いったいどこの国のことなんでしょうね。

そんなのに、日本は付き合う必要はないですし、付き合えません。


国防とは、


 国際法および国際条約に拠って定められる、日本の領土と領海の施政権の確保維持のための防衛


です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ