ステータス＆リーダー決め
名前 黒月蓮
職業 内通者
固有スキル『夜眼』
通常スキル 『超速思考』『身体強化』
とまあ、俺のステータスはこのようなものだ。
他のみんなは、このような感じだった。
名前 黒月美桜
職業 魔術師
固有スキル 『人形製作』
通常スキル『超速思考』『自動回復』
名前 黒羽楓
職業 騎士
固有スキル『魔剣使い』
通常スキル 『超速思考』『攻撃強化』
名前 黒羽椿
職業 信者
固有スキル 『聖なる加護』
通常スキル 『超速思考』『防御強化』
『てか、みんな『超速思考』持ってるけどなんで？』
と俺が問う。
『それは、ワシが固有スキルを与える前からあったぞ。
きっとお主ら、頭が飛び抜けて良かったんじゃろう。
さて、ワシはそろそろ帰るな。お主ら頑張れよ。』
女神はそう言い、消えていった。
『女神様、消えていってしまいましたね。これから皆さんどうしますか？』
『んー、とりあえず、この森から出て街を探そうか。』
『それが良いと思います。お兄様。』
『ほかの2人は良いかな？』
『うん！美桜も賛成！それに森を移動するんだったらモンスターとか出て来るかもしれないから、スキルも試せるもんね。』
『あぁ、俺もいいんだが…
お前ら異世界に飛ばされてきてもっと驚きとか戸惑いとかねぇのかよ！』
そう、俺はずっと思っていた。
こいつら、異世界に飛ばされてきたのに全く動揺してないのは変だろ。おかしいだろ。俺は女神出てきた時点で『は？何それ？意味わかんねぇ。』って状態だったのにさ。
『だって美桜、こういう感じの小説とか読んでるから
驚きとかより嬉しいって気持ちの方が大きいし。』
『私は、確かに理解不能でしたが、
未知の体験がありそうでワクワクしていますし。』
『僕は、普通に死ぬより全然良かったなって思ってる。
まあ、少しは驚いたりしたけど。』
俺は、わかってしまった。
こいつら、めっちゃ前向きだわ。本当なら色々ツッコミたいが、時間の無駄になりそうだからやめておく。
『じゃあ、みんな賛成なんだから早く出発しようよー。美桜、早く行きたいなー。』
『美桜ちゃん、ちょっと待ってね。あと、一つだけ確認しなきゃ行けないことがあるから。』
と楓は言うが、何のことか全く見当がつかない。
『ねぇ、みんな。リーダーは蓮でいいよね？』
と楓が聞くと、
『私は、良いと思います。会長ですしね。』
『私も、お兄ちゃんがリーダーでいいと思うよ。』
椿と美桜が賛成する。
まぁ、リーダーとかするのは前から俺だったし、今回もリーダーやってやるか！
『わかった。俺がリーダーやってやる。』
