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X都市  作者: シャム犬
3/4

子供

 愛車のチェロキーで大通りまで向かっていくとき、数十台の車とすれ違ったが、その運転手たちはみな恐怖に顔をゆがませていた。

あるものは青ざめた顔でただ正面を見つめて運転をしているもの、あるものは電話をしながら、そしてあるものは大通りまで向かっていく私を心配そうに、そして奇妙なものを見るような目で私を見つめていた。

当然そうだろう。あの「ミュータント」とやらがいる方向へ自分から会いに行っているのだ頭がおかしいと言われても否めない。しかし、私は一目被害の状況だけみて本部へ直行するつもりだ、自殺志願者ではないから死なない手はある。


奴に効くかどうかはわからないがな、、、



大通りまであと約50M目の前には、、何もなかった。いや、道路はあるのだ。しかし走っている車が一台もない。当たり前と言えば当たり前なのだが、付近は嫌な静けさに包まれていた。


ゆっくり大通りまで出てみると、道路は何も変わりがなくひび割れ一つない真新しい道路が目前にとびこんできた。


「ここはまだ被害が及んでいないようだな。」そう言いながら、ニュース中継で奴が移された方向に首を向けてみた、がその先には奴はおらずただただ長く大きな道が続いていた。

「ここから大体600M離れていたはず。あのニュースから約30分奴は、そこまで移動速度が速くないのか?それとも、、、」大人が歩く速度は平均で時速5KM。30分なら普通の大人ならとうに通過している。つまり、奴は私たちより移動速度が明らかに襲いという可能性が大きく出てきた、しかしそう決めるにはまだ早すぎる。


奴が移動していない可能性もあるし、奴が反対側へ行った可能性もある。だからあまり奴の移動速度が遅いと一概には言えないが、奴がこっち側へ来ていないのは確実と言っていいだろう。

その根拠は、奴が中継の時終始垂らしていたあの黒い液体?が落ちていないことだ。

これも単なる推測でしかないのだが、あの液体を奴は終始垂らしているものだと思う。中継の時かなり道路や車が黒い液体に占領されていたから移動時も黒い液体を垂らしているものだと思っている。


しかし、あの液体は、、、

そんなことを思っていた時ふと顔をあげると、中継時奴がいた方向とは、逆の方向から一人の子供がとぼとぼと歩いてきた。


子供は靴を履いておらず白い白衣のようなものをまとっていて、かなりやつれていた。


不審である。


なぜこんなところに子供が?靴は?白衣??しかし、、、

脳の処理能力が限界を迎えたため私は私は子供に対してシンプルな質問を投げかけた

「君は?」

「、、、、」

「なぜこんなところに?」

「お母さんを探しに、、、」

子供の声はとてもか弱く、聞き取るのが難しかった。

「お母さん?お母さんはこっちの方向にいるのかい?」

「分からない。でも、お母さんはこっちにしかいない。」

この子は何を言っているんだ、とにかくこの場所は危険すぎる。

「ここは危ないから車の中で話をしないかい?」

「、、、分かった、、、」


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