ミンネゼンガー物語
昔。遠い昔。
世界の人口は極々わずか。
肩寄せ合い隠れて人々は暮らしていた。
外の世界は魔物が闊歩し、各地で溢れ出る魔力。
倒せなくは無いが、圧倒的な数の前に勝ち目は無い。
溢れ出る魔力を断ち切る手立ても無い。
ただただ無力な人々に希望は無い。
力があった過去さえ無い。
ある日王が人々の中から現れた。
王曰く、我力を得たり。世界を救うその力を。
幾人かの共を連れ、世界を旅し数年。
民の元に帰りし時、王は神へとなった。
ジョセフ・サック書より序章
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新暦580年
私はリュートを背負い歌いながら旅をする吟遊詩人。
魔法と共存するこの世界で私は一人、旅を始め3年が経つ。今は北東へ足を向け進む。
これは彼女とその仲間の物語
吟遊詩人物語