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白雪姫が目を覚ますまで。  作者: 柊玲雄
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9*アリスの愛

姫魚さんに相談に乗ってもらった次の日。

準備を終えて家を出ると、玄関ホールの柱に背を預けてスマホをいじっている美少女がいた。


「アリス?!」

「つゆき〜!おはよう!」

「お、おはようアリス。なんでいるの?」

「昨日のあの眠森とか言う奴がつゆきを攫いにくるんじゃないかって心配でさぁ…。迎えに来ちゃった!」

「なんとまぁ…」


アリスは私をとても大切にしてくれる。

…それゆえに、たまにとんでもない事をする。


「アリス、ここと真反対でしょ?朝辛くなかった?」

「ぜーんぜん!つゆきの為なら火の中水の中。どこでも飛んでいくわよ」


…まさか火の中水の中って例が、全く例に聞こえないとは思わなかったな…。


「火の中は全力で逃げてくださいね。でも、ありがとう。アリスと一緒に登校できるのはすっごく嬉しい!」

「つ、つゆきぃ…あんたって子は…なんて、なんて可愛いの!!!?」


ぎゅーっと抱きしめられ、そのまま頬ずりを受ける。

アリスは小学校まで外国にいたため、スキンシップがやや海外よりだ。


「ア、アリス!行こ!遅刻しちゃう!」

「あら?もうそんな時間なの?んもう、時間が立つのって早いわね」


そんなことを言いながら、私とアリスは、並んで学校へと足を向けた。

やっと課題が終わった柊です、おはようございます。


今回はアリスについて。


実は、アリスに彼氏がいたことはありません。でも恋愛ごとにはなかなか鋭い。そのわけは、2つ上のアリスにそっくり(アリスがそっくり?)な兄が恋愛依存症だったからです。お兄さんにはアリスの歳までに15人の恋人がいました。アリスは毎回、その恋愛風景をみてお勉強していたそうです。え?なぜアリスに彼氏ができないかって?


私の策略です、ハイ

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