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白雪姫が目を覚ますまで。  作者: 柊玲雄
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5*眠森くんの宣言

「ね…眠森ぃぃいい!!!??」


アリスの大声で、はるか遠くに飛んでいっていた魂っぽいものが戻ってくる。


そして、我に返って、目を瞬く。


「すぐに返事なんて無理だろうから、」

「いや…その、なんて言うか。ごめんなさい」


我に返った私は至って冷静だった。


そもそもから、「付き合う」という選択肢が私にはない。


「え」

「…私、そういうのあんまり興味なくって。それに、…眠森くん、チャラそうで怖い、から」


失礼なことを言っているとは思う。

でも、自分でもどうして興味が無いのかわからないから、こうやって誤魔化して断るしかない。

それと、眠森くんに関してはマシだけれど、チャラい人や派手な人を見ると、どうにも心が落ち着かなくなる。


…中学にあがってからずっとこうだから、いい加減どうにかするべきなんだろうけど…。


「…興味ない、か。じゃあ、せめて怖くないと思わせないとな」

「え、いや、あの…」


そういう問題ではない、と言いたいけど、眠森くんの表情は完全にやる気に満ち溢れていて、私は言葉を飲み込まざるを得なくなる。


「んー…じゃあ、俺が白雪さん好みのチャラくない、いい男になればいいのか」

「そこまでしなくても…」

「ううん、俺はやるよ」


眠森くんは、爽やかな笑顔をはじけさせる。

至って嬉しそうに、楽しそうに。



「絶対白雪さんを落としてみせる」



__とんでもないことになってしまった。

アリスのような友達がほしい系柊です。

ここで眠森くんについて。


眠森くん、実は、小さい頃おばあちゃんに作ってもらったうさぎの大きなぬいぐるみを抱いていないと眠れません!!!!


可愛くてしゃーない

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