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キィッ・・・ガチャ・・・
『ここか・・・』
こんにちは~俺、如月棗≪きさらぎ なつめ≫は、
ふかぁ~い?理由があってこの学園に転校してきた。
理由?理由は、話せば長くなるが聞いてくれ。
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母「なっちゃぁ~ん!!」
うるさい・・・せっかく日曜だし、寝てたのに・・・
母「ぬぁぁっちゃぁぁぁん!!!」
耳いったぁ~・・・しょうがないから、のそのそと起きて、
自分の部屋をあとにする・・・
母「なぁぁつぅぅm 棗『はいはい・・・聞こえてるし』
階段の下から叫んでるうるさいおばさんは、俺の母さんで、如月 香織≪きさらぎ かおり≫
おばさんって言っても、一応人気女優だ。
年?聞いたことねーなぁ・・・
たぶん聞いたら俺の身があぶない・・・
そんなことはどうでもよくて・・・
俺は母さんと一緒にリビングに入る。
母「なっちゃん、そこに座って?」
俺は、母さんの前にあるソファーに座った。
棗『んで母さん、なんか用?』
母「うん・・・大事な話なの・・・(笑)」
は?大事な話に(笑)ってなんだよ。
母「ブフ・・・アハハハハ・・・」
何?何なの?この人・・・
棗『母さん・・・きもi 母「あ”ぁ”?」
棗『いえなにも・・・;;』
女優ってさ、テレビではたいていいい人なのに・・・
俺の母さんはこれ・・・すっげぇ怖いの・・・;;
しかもまじめなこととか嫌いな人なわけ。
ドラマとかの時はちゃんとしてんのになぁ・・・
母「ごめ・・・フフッ・・・なっちゃんがあまりにも真剣だから(笑)」
なんだこいつ・・・
母「あーおもしろかった!ふぅ・・・で?なんでなっちゃんそこにいるの?」
え・・・
棗『母さんが呼んだんじゃん・・・』
母「そうだった!忘れてた!なっちゃんお父さんの学校に転校ね♪」
ん?なんて?転校?
棗『はぁ?なんで?しかもいきなり?!』
今の高校で友達もたくさんできて、たのしかったのに・・・
母「なんかぁ~お父さんが、なっちゃんの将来のために
お父さんの学校で生徒会長やってほしいぜ~みたいな(笑)」
あぁ~なるほどね~わかるわかrかボケェイ!
棗『一応、将来のため・・・は分ったけど、なんでいきなり生徒会長!?』
母「なんかよくわかんないけど、そっちのが都合いいみたい!」
いきなりすぎるし・・・いやなんだけど・・・
父さんの学校、全寮制で、男子校だろ?むさくるしい・・・
棗『母さん・・・嫌なんだk・・・ 母「転入手続きはもう終わったから♪」
拒否権ないのな・・・
しかも行動はえー・・・
棗『わかったよ・・・んで?いつから?』
母「明日よ♪」
おい・・・いろいろとはえーなこコノヤロウ・・・
そのあとにも、学校では、如月の名前だと、いろいろ危険だから、
母さんの旧姓の時雨≪しぐれ≫を使うことだとか、
教師の人はそのことをしってるだとか、
荷物送るから準備せろだとか・・・
いろいろ聞いて、次の日をむかえた・・・