1.修学旅行の始まり
とっちISマはかなり軽い気持ちで修学旅行に臨んだが、それは思った以上に地獄であった・・・
俺はとっちISマ。今日は待ちに待った修学旅行だ。
ちなみに今は10月。行き先は結構寒いらしい。まあいいか。(軽い気持ち)
ちなみに準備段階で俺は嫌な予感を感じまくってたが、とにかくそんなことは無視して思いっきり楽しもう!
〜学校へ行く〜
ここな先生「はーい!みんな!整列はできた?じゃあ今からバスに乗り込むよ!荷物持ってね!」
みんな「はーい」
ちなみに、ここな先生はこの間の男女戦争でボッコボコにされた先生だ。
〜バスへ乗り込む〜
ゲイカ「いやぁ、今回も楽しみだね。」
るあか「ねっ。ゲイカ君だって私と隣選んだんでしょ。ほら楽しみなよ!」
ゲイカ「そうだね!」
とっち(早速イチャイチャしとるんやが・・・心配になってきたな。)
さてここで説明しよう。
まず俺は実は、「お漏らし」という、恒例の嫌な予感を感じてたんだが(てか毎回犯人こいつで草)、流石にアイテムは持ち込めなかったので、今持ち込みが許可されている物だけでなんとかしなきゃいけない。まあ夏に地獄の世界も征服したし、銀河殿の方では一旦落ち着いたから、俺もまた練習に戻ることができる。そして、今回の“堕“ポイントはいくつかあって、まずバスの中は、いる時間が長いので単純に確率は上がる。そして、何よりも2時間以上のハイキング!休みもトイレもなしで2時間歩き続ける。休憩は弁当タイムだけで、それ以外は無理。トイレは最初から封じられてる。だからこれだけでも確率90%以上なんだけど、さらに堕とすためにターゲット(複数)にこまめに(って言ってももはや過剰)水分補給させて98%くらいにまであげればほぼ勝ち確なのである。
とまあこんな感じかな。 って言ってるうちに気づいたら一つ目のSAについた。
いやあトイレ休憩か。渋滞が起きればもっと確率上がるんだけどなぁ。
とりあえず万能グラスで地図確認するか。(トイレにこもり中)
「えっと、 うん?待てよ。『この先約1時間の渋滞。次のSAまでは約1時間20分』だって・・・?」
なるほど。俺は確信した。絶対初日で犠牲者出ること。
〜トイレタイム中〜
「皆さん!トイレ休憩は住みましたか?おそらくこの後渋滞があって、次のSAまでは約40分前後と見られます。できるだけ水分補給は控えておいてください!」
(ふっ!先生甘かったな!次のSAまではなぁ、80分、先生が言った時間の2倍あるんだ!はははっ!みんな、地獄を味わうが良い!)
〜そして30分後〜
早速俺の隣のまなこの様子がおかしくなった。
異様にもじもじしていて、明らかに挙動がバグってる。(ゲームじゃねぇだろ)
「おいまなこ、どうしたんだ。体調でも悪いのか?」
「いや、だ、大丈夫。うん。」
「絶対大丈夫じゃねぇだろ。顔色悪いよ。」
「いや、本当に」
(見るからに我慢してるだろ(暴言吐くことを))
※まなこの思い
(やばい!後十分くらいあるけど、我慢できないかも知んない。ここは思い切ってとっちに・・)
「あの、とっち、私ちょっと、」
「死にたいんでしょ?」
「違う!よ。トイレ、行きたい。」
「いや、ごめんSAまでは50分あるよ。」
「え? なんで?あと10分くらいじゃないの?」
「いずれにしろみんな気づくよ。先生のミスだよミス。外見ろよ。これで後十分なわけねぇだろ。」
「うう、我慢できないかも知んない。」
「お前さっきのSAで何してたんだよ!サボってたのかよ!」
「いや違う!その、、行ったんだけど、喉乾いて水大量に飲んじゃった。40分で着くと思って。」
「ごめん俺のミスだった。まなこにだけでも伝えとけばよかった。とにかく、バスの出入り口だけではね、だけでは、絶対絶対絶対に出さないでね。わかった?我慢できるんだったらそれが一番だけど。」
「あ、うん。」
ちなみに俺が小学六年生の時に、まなこがバスの出入り口で漏らして、通路塞がれて二次被害出て、計12人も漏らした。それで出発が30分くらい遅れたんだよね。二度とあんなことにはなりたくないよ。(俺はある意味被害者)
〜そしてさらに30分後・・・〜
「ううっ!」
「まなこ、どうしたの?吐きそう?」
「違う!漏れ・・そう」
「ああ。ゲロが口から漏れそうなんだね。」
「違う。そういうことじゃない!笑わせないで!こっちは死にそうなんだよ!(社会的に)」
キーッ!ガシャン!
その時、突然バスが急停車した。
ゲイカ「おいおいおいおいおい?どうしたんだ?」
まい「ふう。びっくりしたじゃない。死ぬと思ったのよ。」
運転手「大変申し訳ございません!突然前の車が止まっていました。皆さん怪我はありませんか?」
なんだ。そのことか。ん?
「うう、とっち、ごめん。ごめん・・・ね」
「え?まさか・・・」
〜次回に続く!〜
次回予告:バスの中でまさかの展開に?宿に着くまでのお話だ!