世界が僕達を中心に回り始めた
僕は、いつもどうり朝に起きて学校に行った
いなかった
人が全然いなかった
先生も生徒も公務員も
どうやらこの世界は、自分中心の世界になってしまったらしい
自分の好きなように時が進んで、自分の好きなように日が変わってく
僕の見てる朝の景色は、どうやら人によっては夜
人によってはいま朝日が昇っているらしい
なんとも過ごしやすい、だらしない世界になってしまったのだ
そんな事を考えていると、目の瞳孔が一人一人違う
生徒たちがちょろちょろとやってくる。
時計はまだ狂ってないらしい
けど自分勝手な人が、時計を少しいじれば
多分、もうもとに戻らない
自分勝手って、自己中心って、怖いなと思った
まあ、でも今は自分の好きな時間が流れてるなら
自分も自己中心だし、なんとも皮肉だ
なんて言ってたら、学校が終わった。
終わってしまったのだ
自分が勝手に早く学校終わってほしいなんて
願ってしまったからだ
なんてだらしない世界なんだろう
嬉しいけど、楽しいだろうか
苦しくないけど、楽しいだろうか
これを個性と捉えていいのだろうか
個人の自由でいいのだろうか
誰もが望んだ世界は、誰もが必要ではない