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8、ひ弱令嬢のおやつ計画



 カナールの雛たちはお部屋で日向ぼっこをして眠ってしまう。午前中の勉強が終わり、部屋で昼食を取ってもカナール達は部屋で遊んでまた眠る。外遊びはしなくていいのかな?と思いつつ眠っている隙にソフィと一緒に厨房に向かった。


 料理長のカジミールは相変わらずおんぶ紐をチラチラ見ている・・・早く慣れてね。


 今日はソフィに頼んでいたポケット3つ付きエプロンをしているけど、カナールは2つ孵ってしまったのでポケットは2つ余っているの。作ったおやつを入れておくのもいいかもと思いながら空のポケットを見ていた。


「また必要になるかもしれません」


 ソフィはにっこり笑って答えたけど、もう卵は拾わないよ、と心の中で反論しておいた。

『人生、何があるかわからないからねぇ』と茉白さんのおばあちゃんは言っていたことを思い出しちゃったよ。

 真っ白いエプロンはフリフリで可愛いけど・・・。


「今回はフリフリがあるから刺繡はないね」


「刺繡はポケットに入れさせていただきました」


「えっ?どこ?」


 ソフィが真顔で答えたので慌ててポケットを見た。お腹の辺りに卵を入れるポケットが付いている。

 胸から段々になっているフリルはポケットの上部が隠れるように付けられているから、小さな卵の刺繡が見えなかった。しかも生地と同じ白色だから気が付かなかったよ・・・無理して入れる必要があったのかな?


 カジミールはアンのおんぶ紐とエプロンからそっと目をそらし、急いでシフォンケーキの型とホイッパーを出してきた。

 カジミールにつられるように型を見た。とくに気になる部分はないよね。


「直ぐ始めようね、あっ、作り方は秘密にしてね」


「秘密ですか・・・畏まりました」


「試作品はアンとカジミールとソフィで試食しようかな?」


「私に守秘義務はありますか?」


 ユーゴが聞いてきた。竹串職人になってもらっていた事をうっかり忘れていたよ。食べたいと素直に言えばいいのに・・・。


「ユーゴは竹串職人なので守秘義務は発生するよ、だから試食も参加」


 きりっと真顔で答えてみた。


「竹串職人ではありません、私は龍騎士でアン様の護衛です。ですが・・・ご命令に従い試食は致します」


 ユーゴも真顔で答えていた。もうユーゴは外せなくなったから、いろいろ手伝ってもらえばいいよね・・・いろいろ・・・と。


 材料はあるから、カジミールに作り方を説明したよ。注意事項もいっぱいある。

 卵黄をほぐしてから、そこに水と油を少しずつ混ぜながら入れる事。

 卵白をホイッパーで泡立てる時に、3回に分けてお砂糖を入れる事。

 お砂糖を入れた卵白は角が立ち、艶が出るまで混ぜる事。

 卵黄の方に卵白を混ぜる時も3回に分ける事。

 型に入れて焼き始め膨らんで亀裂が入ってきたら、ナイフで5か所くらい切れ目を入れ再び窯に戻して焼く事。

 中まで火が通っているか竹串を入れて確認する事。

 冷ます時は型ごと逆さにする事。

 型にくっついて剥がれない為、型に沿って丁寧にナイフを入れて型から抜く事。

 カジミールは真剣にメモしていた。


 焼き窯は茉白さんの世界のオーブンと違って、いつ温めていいのかわからないから、卵白を泡立て始めるころに低めで温めてもらうように付け加えて説明した。


「すごく期待しているからね」


 自分では作れないからカジミールの頑張りに凄く期待をしているの。


「が、頑張ります、ところでアンジェル様は何か作業をされますか?」


 カジミールは私がエプロンをしているから聞いてきたのかな?


「・・・アンは見守るだけだよ・・・あっ、初めてだから失敗してもいいよ」


 にっこり笑って答えたら、あからさまにホッとしていた。

 カジミールがホッとしたのはアンが作業しないから?それとも失敗してもいいよと言った事?・・・どっちだろう?


 カジミールはアンが悩んでいる事を気にする様子もなく、作業を始めていく。

 やっぱりメレンゲは時間がかかるね・・・でも慣れた手つきで出来上がった生地を型に流し込んでいった。真剣な顔をしたカジミールは窯の温度を確認して窯の中に型を入れた。

 次に生クリームを作り始めたけど、焼き上がりが気になるのか、時間を気にしながら窯を覗いている。真剣なカジミールにちょっと声は掛けにくい。

 焼き上がったのかな?窯から型が出されたシフォンケーキに竹串を刺している。カジミールは引き抜いた竹串をじっと見つめから、ちょっと指で触れた。


「焼き上がりました」


 竹串を持ったままアンの方を見て、カジミールはニッコリと笑った。

 型が熱いので冷めるまで近づかないように言われてしまったよ、ちょっと我慢だね。

 次回はクッキーを焼いて欲しいと伝えたら、クッキーなら作れると言っていたけど、小麦とはちみつで練って焼いた硬いお菓子だよね。

 取り敢えずシフォンケーキを冷ます間、厨房の食糧庫の見学をしたいと頼んだ。


 厨房の食糧庫の見学を希望したのは、今後のおやつ作りの為の材料の確認なの。茉白さんの世界のレシピを参考にするから同じものがあればいいな。リンゴはポムでいいのかな?ポムはスイカと言う果物と同じくらいの大きさがある。茉白さんの世界のスイカがこちらではパステーク、大きさはスイカの4倍もある。

 イチゴはフレーズだと思う、フレーズはイチゴの2倍位、ポティロンと言う大きな野菜はカボチャと呼ばれているらしいけど、ポティロンもカボチャの4倍もある・・・家族の少ない人は毎日同じものを食べるのかな。


「こんなに大きな果物や野菜は食べきるのが大変ね」


「市場ではフレーズのような痛みやすいもの以外は切り売りしています。厨房の食糧庫は屋敷の人数に合わせて仕入れているので、野菜や果物は全て丸ごと購入します。肉も丸ごと1頭購入し、料理に使い残りはソーセージや干し肉にもするのです」


 辺境伯の屋敷は人が多く、騎士は沢山食べるので他所より食材が多く、品質も良いと言っていた。広い食糧庫の食材を見るのは面白かった。


「そろそろ粗熱が取れる頃ですから戻りましょうか?」


 厨房に戻るとシフォンケーキは型ごと逆さにして、酒瓶の口に型の穴を通して置かれていた。

 瓶から抜き出し、型の内側の枠に沿ってナイフを入れてシフォンケーキを取り出した。


「うわぁ・・・フワフワしている」


「柔らかいですね、このようなフワフワした焼き菓子は初めて扱います」


 カジミールの口角が上がっているのがわかる。ケーキをカットして、生クリームを添え4人で試食をしてみた。フワフワのシフォンケーキに思わず頬を抑えて「んー」と唸ってしまった。

 カジミールは柔らかさにびっくりしながらも、真剣に生地を見てじっくりと味わっている。ソフィも嬉しそう。


「アン様、竹串を100本作りますので、シフォンケーキと言うものを、毎週3切れずつ食べてもいいですか?」


 喜んでもらうのは嬉しいけど竹串は洗って、数回は使えるから100本もいらないよ・・・そしてユーゴは甘党だったのね。


「うーん、お砂糖が高いから3切れ毎週は無理かも」


 ユーゴはがっかりしていた。

 取り敢えずユーゴの事はほっといて、カジミールにシフォンケーキの型は22㎝の大きさで8個とホイッパーを3本追加注文するようにお願いしておいた。

 1回で成功させてしまうカジミールのような人を茉白さん曰く、「マジ優秀」って言うらしい。


 次の食事の仕込みの時間らしく、カジミールは食材の準備を他の料理人に指示を出していて忙しそう。残念だけど、クッキーは次回にした。





 毎日カナールの雛たちを池に連れて行き、その後遅い朝食を取ってから読み書きや計算、歴史の勉強をして、午後からは初級魔法の勉強に刺繡、忙しくも穏やかに1週間が過ぎた。

 早朝ついに横に黒い線が入った卵にひびが入り、パリパリと卵が割れた。

 ベッドで温め続けた甲斐があったよ。


「ビービービー・・・ビー・・ビービー」


「え・・・」


 先に孵った雛たちより濁った低い鳴き声が聞こえた。なんと雛は真っ白・・・そして目の上にきりっと太い線があって、どう見ても眉にしか見えなかった。

 茉白さんの世界の殺し屋の眉と同じ形だ・・・別名鬼眉とも言うらしい・・・。


「きりっとした眉雛・・・」


「ビービービー・・・ビー・・ビービー」

「ピーピーピー・・・ピー」

「ビービービー・・・ビー」


 眉雛につられて2羽の雛たちも鳴き出した。


「おはようございます。朝からにぎやかですね・・・雛が増え・・・えっ!!!」


 ソフィが部屋にやって来て、雛たちを見た・・・ううん、あの眉雛だけを見ている。

 驚くよね、アンも驚いたもの・・・。


「ピーピーピー・・・ピー」

「ビービービー・・・ビー」

「ピーピーピー・・・ピー」

「ビービービー・・・ビー」


「ソフィ、早目に支度をしてお庭の池に行った方がいいよね」


 ソフィは口を一文字に結びながらうなずき、肩が少し揺れているがきびきびと支度をしてくれた。

 今日生まれた雛はキリリとした眉だから名前は「キリー」がいいと思う。


「ソフィその・・・殺し屋・・・いえ・・・白くて太い眉模様の雛はキリーと言う名前にしたの」


「キ、キリーでございますね・・・きりっとしていますものね・・・ぷっ」


 ソフィは口を押えて横を向いたけど肩が揺れている、しかも涙まで出ていた。

 茉白さん用語の『つぼった』と言うやつかもしれない。

 キリーと言う名前に『つぼった』の?それとも眉に?




 今日も3羽の雛たちを池に連れて行き、その後急いで食堂に向かった。

 お父さまとお母さまが先にいらしていた。


「お父さま、お母さま、明日の午後のお茶の時間にご一緒してもいいですか?」


「もちろん構わないよ、明日は久しぶりに私も時間が取れる、アンに伝える事もあるから丁度良い」


「アンから誘ってくれるなんて嬉しいわ、私も楽しみにしているわ」


 お父さまもお母さまもにっこり笑って了承してくれた。




 早速今日も、ソフィとユーゴで厨房に向かった。


「カジミール、今日はクッキーを作りたいの。試食して問題なければ、明日のお茶の時間にお父さまとお母さまにお出ししてくれる?」


「クッキーは時々焼いてお出ししていますが・・・」


「ガリッとしたクッキーではなくサクッとしたのがいいの」


「サクッとでございますか・・・?」


「これから説明する材料は他の人にはまだ秘密にしてね」


「また守秘義務と言うものですね」


「うん・・・ちょっとの間だけ、それとカジミールの助手で信用出来る人はいる?」


「はい、コンスタンと言うものがおります。いずれ何品かの料理を任せようと考えていました」


「次回、シフォンケーキを作る時にコンスタンも呼んで欲しいの」


 メレンゲを作るのが大変だからね。


「わかりました、声を掛けておきます」


「今日はクッキーの材料を伝えるね。焼き方は今までと同じだと思うの」


 材料は小麦粉、バター、お砂糖、卵。

 卵かバターのどちらかがなくてもサクッとしたクッキーは作れるけど、今回は入れることにした。

 混ぜ合わせた「たね」は3つに分けてもらった。

 1つはそのまま棒状にして暫く休ませ、1つは細かくすりつぶした紅茶葉を混ぜ合わせ休ませ、最後の残りは刻んだアマンドを入れて同じく休ませる。

 茉白さんの世界では、アマンドをアーモンドと言っていた。クッキーには干した果物やココアなどを入れたものも美味しそうだったけど、今回は3種類。

 型抜きがあれば楽しいので、お花や星、三日月、ハートも出来るようカジミールに型抜きも鍛冶屋に依頼して欲しいと頼んだ。

 カジミールは手早くあっという間に「たね」を作り、「たね」を休ませた後、切り分けて焼き窯で焼いてくれた。


 早速4人で試食会、サクッとした触感に感動した。茉白さんに感謝しながら味わい、カジミールもソフィも、目を丸くしていた。


「護衛になってよかった・・・」


 ユーゴがしみじみと言った、口にあって良かったね。

 ユーゴは龍騎士兼護衛兼竹串職人兼試食担当となったよ・・・竹串職人兼試食担当にお給金はないけどね。




 次の日の午後、お茶室に行くと、シャル兄さまがいた。とても優雅にお茶を飲んでいる・・・普段はやんちゃなのに。


「シャル兄様もいたのね」


「父上に呼ばれている」


 なぜ呼ばれたのかな?と思っていたら、お父さまとお母さま、ベル兄さまがやって来て、少し遅れてノル兄さまもやって来た。

 久しぶりに全員が揃ったような気がする。

 ブリジットがお茶を入れ、ソフィが昨日カジミールに焼いてもらった3種類のクッキーをテーブルに並べた。


「全員揃うのは久しぶりだな、皆に伝えおくことがあるから集まってもらった」


 そう言ったあと、お茶を一口飲んだ。お父さまは甘い物を好まないのでクッキーは食べないのかな?


「お父さま、このクッキーを食べてほしいのです。料理長のカジミールに作ってもらったのです」


 アンはあまり甘くない紅茶クッキーの方をつまんで見せた。


「これか・・・」


 お父さまは小さめに作ってあるクッキーを、丸ごと口に入れた。

 サクッと噛む音が聞こえ・・・目を丸くしている。

 そしてプレーン、次にアマンドを食べ始めた。


「これは・・・美味いな」


「いつものクッキーとは違うみたいね」


 お母さまもクッキーの端を噛んだ。


 目を丸くするお母さまの様子を見て兄さまたちも食べ出した。


「美味しいよ」

「食感が軽くて美味しいね」

「うまい!」


「サクッとクッキーです」


 にっこり笑って答えた。


「サクッと噛んだ後、口の中で溶けるようになくなるのね。とても美味しい、どうやって作ったのかしら、来週のお茶会に使いたいわ」


 お母さまはにっこり笑ってアンを見た。


「お母さま、サクッとクッキーの作り方は後程お伝えします」


 アンもにっこり笑って答える。


「クッキーのレシピはどこから得たものかしら」


 お母さまがじっと見つめてくる。


「今まで食べたクッキーが余り好みではなかったので、料理長とお話しながら美味しいものを作ってもらったのです」


 茉白さんの事を伝えていいのかわからないし・・・カジミールとおしゃべりしながら作ってもらったから・・・噓ではないよ。


「・・・そぉ?」


 お母さまはあまり納得していないみたい。


「その事は、あとからゆっくり話そう。今日集まってもらったのは、第一王子の件とアンの魔力の再検査についてだ。まずは第一王子ロベール様の成婚の儀が秋の1の月に執り行われる。私とステファニー、そしてノルベールが参列する為王都に行く。あとアンの魔力の再検査も王都の大神殿になる為、ベルトランが付き添いとして一緒に行ってもらう。ベルトランには空いた時間で王立図書館と大神殿の図書室でアンがいつも背負っている卵について調べてもらうつもりだ。大神殿の図書室は一部のみの閲覧だが、ユルリッシュ陛下を通して閲覧許可を貰っている。それからアン・・・いつも背負っている卵を身体から離すとどうなるかわかるか?」


「わかりません・・・離したことがないので」


 首を横に振った。精霊さんがいつも一緒に言っていたのでそれを守っていたから。


「王都に行く時に、可能であれば・・・卵を置いて行って欲しい・・・試しで2~3日離してみるのはどうだろう。徐々に様子を見ながらで構わない」


「卵は死んでしまわないでしょうか?」


 精霊さんの言葉を思い出し、不安になった。


「わからない・・・アンにとっての善し悪しを確認したい・・・もし・・・異変が起きた時はすぐに卵はアンの元に戻すようにしよう・・・王都へはアンの体調を考慮し、余裕を持って向かう予定でいる。夏の3の月の中頃と考えているが、馬車で行くか、龍で行くかはアンの状態次第だ」


「王都では卵を背負った令嬢がいると噂になれば、周りから好奇の目で見られるかもしれないわ・・・可能な限りアンの負担を減らしたいと思っているのよ」


「お父さま、お母さま、ありがとうございます・・・部屋に戻ったら卵を別の部屋に置いて見ます」


 精霊さんが教えてくれないかな?


「父上、私だけ留守番ですか!」


 今までモシャモシャと、サクッとクッキーを頬張っていたシャル兄さまがむっとしている。


「未成年は成婚の儀に参列できない、それにシャルルは図書室に閉じこもって書物を読むのはあまり好きではないだろう」


「うっ・・・」


 シャル兄さまはうなだれてしまった。


「シャル兄さま、サクッとクッキーをたくさん作って置いて行きます。あと美味しいお菓子も王都に行くまで考えて作っておきます」


「シャルル、来年は龍舎に行ける年になる。10歳になってすぐに龍に選ばれることは難しいと思うが先々の準備として上等な龍の鞍を買ってやろう、好きな鞍を選んで良い」


「父上!本当ですか、約束ですよ」


「ああ、約束だ」


 シャル兄さまはお菓子と龍の鞍で留守番を承諾したよ。


「父上はシャルに甘いですね」


 ノル兄さまそういいながらも笑っていたが、ベル兄さまは何も言わず、クッキーを見ていた。最近、ベル兄さまは喋らなくなったような気がする・・・クッキーを見て研究しているわけじゃないよね?話が終わると直ぐにベル兄さまはお茶室から出て行ってしまった。



 部屋に戻って卵を別の部屋の籠に入れ、さらに冷えないように毛布で包みクローゼットの中にしまいこんだ。

 お勉強や刺繡をする時に使う部屋の更に隣の部屋で、夜は寝室から少し離れる。


「大丈夫かな?」


 精霊さん・・・教えて、離れても大丈夫?

 周りでフワフワ飛んでいる精霊さんは「一緒ー」としか言ってくれなかった。


「精霊さん・・・ごめんね、今日は卵から離れて様子を見させてね」


 精霊さんは返事をしてくれなかった。


 翌日の朝には高熱を出してしまい、起き上がれなくなっていた。ソフィは慌ててお父さまから許可を貰ったと言って、卵を持ってきてくれた。

 翌日も熱は下がらないままだったけど、4日目に漸く熱が下がった。

 お父さまはアンから卵を放すのは諦めたと言っていたので、またおんぶ生活が始まる事になったよ。


次回は11月2日に更新予定です。

クッキーに入れたナッツをアーモンドと記載してしまいました。、アマンドに修正しております、申し訳ありません。

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