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詩の目次

変わる世界

作者: 冬野三月

世界が変わってしまうことには

洋服を着替えるみたいな気安さはなくて


昨日と違う今日は

噛み締める前に端からこぼれていく


繰り返すはずの日常もただの虚構に変わり

息をすることさえ億劫おっくうになる


夢や希望も虚しいものと投げ捨てそうになって

やめた


命に限りはあっても生き方に限りはない

あしたの天気すら誰も知らないと思い出した


朝はやがて夜になる

夜の次には朝が来る


何処どこにもないものを思い悩むのもやめて

手の届く洋服に手を伸ばして靴を履いてドアを開け放つ


たたずむ空気と風に運ばれる匂い

変わりゆく世界がそこにある

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― 新着の感想 ―
[良い点] 「命に限りはあっても生き方に限りはない」 至言ですな。 ありがとうございます。 清々しい、いい作品でした!
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