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勇者少女SAKURA  作者: 桜華遊鬼
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第1章 金色(こんじき)の勇者

EGAに行きことの状況、クロノを使用できるのは自分しか居ないことを桜は知る。

EGAの一員となり世界を救うこととなるが、自身が機密機関EGAの一員ということは周りには内密にして生活を送ることになった。


「桜!昨日は心配したんだから、いきなりロボットになっちゃうし」

「ごめんね、恵。でも誰かがしなくちゃならない、もう知ってるから話すけど私が、あのロボットのパイロットって秘密にして欲しいの」

「でも、それじゃまた戦うんでしょ!やめてよ」

恵の気持ちは痛いほどわかるでも、私にしかできない、クロノフィアになれるのは私しかいないことを伝え、恵には納得してもらった。

「でも、桜。お願いがある」

そう真剣な顔をして私に投げかけた相談に驚きを隠せなかった。その日学校が終わると精密検査のためEGAに向かう、しかし迎えに来た道中の車には恵も同乗していた。

「いいの?恵……」

「桜1人危ない目には合わせられない、私も戦うよ」

そう、おねがいの内容とは、恵もEGAの一員になり戦うことだった。確かにその方が機密保持には向いているかもしれない、そう思って局長に連絡し同行してもらうことになったのだ。

学校から20分、海沿いにある複合大型ショッピングモールに着いた。EGAは、この地下にあるのだ、車は専用のエレベータにのり地下へ、そうしてたどり着いたとこがEGAの本部となる。

「こんな場所にあったのね」

「そうだよ、恵。私たちの町にはこんなのがあったんだ」

話しながら中を進むと、司令部へそこには局長とプログラミング補佐の間宮隊員がいた。

「話は聞いているよ恵君。桜君は世界を救うために戦う、君にその覚悟はあるのかい?」

「あります、桜だけに危ないことはさせられない」

「間宮君、キーを」

そう言うと間宮隊員は鍵を恵に差し出した。

「これは、クロノをクロノフィアに解放する鍵だ、この役目を君に任せる。私が許諾した場合のみキーを回すことは許されているんだ。しかし、クロノフィアになることは危険だ、その重みに耐えれるかね」

「はい。覚悟は出来てます」

そう恵は伝えると鍵を受け取った。

私はその後精密検査等を恵と済ませ、その日は帰宅した。


次の日からはいつも通りの学校、違うことといえばパッと見普通の腕時計にしか見えないが、その実EGAから支給された腕時計型の通信機

周りには気づかれないように生活は今後しなければならないが……その後、何も無く昼になった。

「桜?」

「あ、ごめん恵……お昼だよね、学食行こうか」

「うん……」

教室から出て学食へ……いつもと同じ学校……でも、もしまた護神が出てきて校舎が攻撃されたら?街を破壊されたら?私に守れるのだろうか……その事が頭から離

「さくらちゃん?何にするんだい?」

食堂のおばちゃんに声をかけられ我に返る。

「あー、肉うどん……お願いします」

恵のとこに行くと、うどんを食べながら昨日のことを思い出していた。

「桜、EGAのこともいいけどぼーっとしてたよ?気をつけないと」

「そ、そうだね……気をつけるよ」

それからというもの、放課後まで授業は上の空だった。

恵と校舎を後にして帰宅していると

「桜さん、恵さんお迎えに参りました」

EGAの迎えが来た。

「今日って何かありましたっけ?」

「局長からの命令ですみません。着くまでは」

「ですか……分かりました」

恵はそのまま外を見ながら車に揺られた、私は無意味に携帯をいぢり時間を潰した。

「着きました。」

EGAに着くと局長の所へ向かった。

すると、思いもよらないことを打ち明けられた。

「つまりだ、君たちはEGA直属の学校へ転校してもらいたいんだ、ご両親には私たちから説明する」

確かにそうだ、普通の学校よりは都合がいい、恵も私も転校を受けることにした。

後日、私たちは転向することに

「これで良かったのよね」

「そうね、桜もそっちがいいっしょ、私は桜がいたら大丈夫だし」

EGAから出て、送りの車に乗ろうとしたその時だ、街の方から爆発があった。

「桜!」

「うん。」

恵はEGAに戻る私は現場に向かうしかない、気づけば街に走り出していた。

するとトレーラーが隣に来て窓から顔が出る

「恵?!」

「桜!走ったら時間かかる!」

トレーラーが止まり荷台にはスポーツバイクが乗っていた。

「こ、これ……乗るの?運転……」

知識でしか知らないけどてか捕まるような気がした、しかし

「これ!国家許可ライセンス!これがあればな許されるって」

私はバイクに跨り街に走り出した。

以外に叔父さんの知識役に立つじゃん、以前タンデムをして乗っていた時に自慢げに操作を話されていたのだ、これなら、現場まで……あ。

警察に止められた。

「君高校生?免許は?これ400ccだよね?」

私はダメ元ライセンスを出した……すると

「はっ!?た、たたた大変失礼しました!任務ご苦労様であります!」

敬礼で見送られた。

とりあえず現場に行くと、護神が暴れていた。

「早くどうにか……クロノ呼ばなきゃ!」

「桜!現場ついた?!その腕時計で呼べるから!クロノを呼んで!」

腕時計を口元へ、名前を叫ぶ

「すー……来てっ!クロノォオオオオオ!」

EGA本部の第2倉庫のクロノが目覚める。

「だぁあああ?!クロノがまた倉庫を!」

すると局長は焦りだし

「第2倉庫を緊急上昇させよ!」

緊急アラートが基地内に鳴り響き第2倉庫は地上へ上昇する、地上に出ると同時にシャッターが開き、クロノは鷹の姿で飛び去った。

一方、桜はと言うと……逃げ回っていた。

「ちょいちょいちょいちょい!話が違う!恵!来ないよー!」

バイクのスピード地面はわれて走りずらい

「現着まであと2分!」

「ちょ!うちあと2分も逃げ続けるの?!」

その時だった。

護神の胸のクリスタルが光だした

「ちょ!やばめ!かなりやばめ!」

ビームが放たれ、私は死んだと思った。

しかし

「あなた!大丈夫!?ここは私が引き止める!今のうちに安全な場所へ!」

ビームを受け止めたのは大きくて、白と金色(こんじき)のロボット……私を知らないあたりEGA関係者では無い。

「こんのぉ!街を壊すなぁ!」

押さえつけるが限界がある

「うわぁああああ!」

体格差があり跳ね除けられてしまった。

その時クロノが到着

「クロノ!」

「すまない、桜。またせたなフェードだ!」

「うん!フェェエエド!」

私を飲み込むと人型へ変形した。それと同時に局長から連絡が

「桜君!このままでは街の被害が拡がってしまう!スペーサーユニットをそちらに送る!」

「スペーサーユニット?」

「一時的に安全なバトルフィールドを形成する亜空間装置だ、それまで耐えてくれ」

「えー!」

基地内は、スペーサーユニットをレオが搭乗するガディオンに搭載していた。

「急いで!桜が!街が!」

しかし、特急作業で行うがなかなか終わらない。搭載が終わったのは1分後。

「レオ!ガディオン!出る!」

「レオさん!あとどれ位!もうもたない!知らないロボットも動かないし」

「急ぐ!……見えた!スペーサーユニット!射出!桜!敵を投げこめ!」

「んなぁ、無茶な!でも、やるしかないよねっ!」

背後に周り何とか投げ飛ばしてスペーサーユニットに入れることに成功した。そして、私も中へ

「ここなら、自由に戦える!局長!クロスアップを!」

「よし!クロスアップ!許諾!」

「了解!クロスアップ!システムリリース!」

「よし!クロォォオス!アァァアアップ!」

合体し一気に制圧をするつもりだった……だが

「か、硬い!バスターカノンが効かない!なら!」

ファイナルブレイカーを使うしかない!だけど……

「うわぁぁぁ!」

「桜!」

クロスアップしたクロノフィアでも歯が立たないとなると、勝ち目がない。しかしこのままでは

「くっ!どうしたらいいのよ!」

クロノフィアは攻撃を受けダメージは限界値になっていた。

隙があればファイナルブレイカーで行けるのに!

「うちを使いな!」

後ろを見るとそこにはあのロボットがいた。

「また、ビームを撃たれます!両手を突き出して、ディレイウォールを!」

「え?こ、こう?」

すると、護神の放つ破壊砲撃を防げた……すげー……

「私も知らない力……君は!」

「うちは、神楽。春野(はるの) 神楽(かぐら)クロノさんは忘れたかもしれないけど、昔戦ってた仲間です!チェエンジ!スパイラルドリル!」

「分からないが、桜!スパイラルコネクトだ!」

「えっ?!は、はい!すぱいらる!こねくと!」

いきなりの事に、少しばかり理解出来ず変な発音で合体してしまった……

「いくよ!桜!スパイラルチェーン!」

その時、空間から無数のチェーンが出現し護神を拘束した。

「フライホイール安定!出力上昇!50パーセント80パーセント150パーセント!やっちゃえ桜!」

「轟け!轟音!貫けスパイラル!剛鉄一閃!スパイラルフィニィッッシャァアアアアアアア!」

あの硬かった敵を真正面から貫いた。

「す、すごっ!凄いよ!神楽ちゃん!」

「私も忘れた記憶だ……ありがとう感謝する」

「いーのいーの、これからはうちも戦うし護神を倒そうね」

時間が経過しスペーサーユニットは解除され私たちは街を去った。

「と、言うわけで!今日からお世話になります!春野 神楽です! 」

局長初めとする全員が、本部で集まり彼女の自己紹介などを聞いた。

仲間も増えた……どんな敵にも負けない……でも、護神はどこから現れて、なぜ私達を襲うのか……その疑問がどうしても、私の中から出ていかなかった

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