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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

俺の 浦島太郎

作者: サトポッポ

サブタイトルは


『ばかめ』

 重い玉手箱を抱えて、浦島村の海岸に立つ太郎。

 太郎は帰って来たのだ、三年過ごした竜宮城を後にして、よく三年も遊び惚けていたものだ、太郎は自分の家に向かって歩きはじめる。


 三年のうちにすごく様子が変わっている、確かこの辺りの筈なのだが自分の家も良く解らない、周りを見回して顔見知り一人いない、村人に聞いてみた。

「ここは浦島村ですよねー」

 村人は答えた。

「あんたどうやってこの村に来たんだい」

「亀に乗って竜宮城から来ました」

「ああ竜宮の亀かぁ」

「あの亀三百歳なんで耄碌して行先よく間違えるんだよー」

 太郎は再び海岸に出た、亀は太郎を待っていた。

 亀に上陸場所が間違ってる事を伝えても耄碌してしまった亀はちっとも話を理解できていない。

 亀と言い合っていると一人の漁師がやってきた。

「おやおやかわいそうに、逃がしておやりよ」

どうも太郎が亀を苛めているように見えたようだ。太郎はいい案を思いついた。

「あほか! 漁師が魚捕ってかわいそうって思うんかい、ワレも魚を捕ったら売りに行くやろ、魚も亀も同じジャイ!」

 漁師はタジタジである。

「それなら亀を売ってくれないか」

「三百年モンの亀やから高いでー」

「いったいいくらで」

 冷や汗をかきながら漁師キョドる。

「こいつ亀やけど付け馬なんや」コレ払ってくれたら亀売るわ。

 太郎はおもむろに玉手箱を差し出すと漁師が玉手箱を空ける。

 そこには竜宮城の料金三年分の請求書がぎっしり詰まっていた。





つけ馬の亀

馬の亀

馬亀



ばかめ



小生がブログに書いたものを持ってきました。

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