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157話 50階 vsさんご(アルティメット化)

★さんご目線



「さんご、オメエ分かってんのか?」


『なにがや?』


「屋上へ向かうアタシを止めようとしてるって事は……」


 京極は鉄警棒をオレに突き出してきて、


「オメエも死ぬぞ ≪●≫≪●≫」


『心配すんなや? 死ぬのは……』

 

 オレは右の鉄トンファーの先を京極に突き出し、


『オマエの方や……オレが最強ヤンキーや。 京極、本気で来い ≪❍≫≪❍≫』


 京極は消火器を扉に挟まるように置きエレベーターを出た。


「いくぞ……」


『おう……』


 仕掛けたのはオレ!!


 ガチン!!





 1ケ月後の香川県高松市……


(´▽`)≪さんごさん! おかえりなさい!


 高速バスで東京から高松のバスターミナルに着いたオレにコイツ(半キャップヘルメット女A)が走って来た……


『おう元気だったか?』


(´▽`)≪はい! でも少し新聞配達で寝不足ですけど!


『うどんでも食いに行くか? おごるぞ?』


(;'∀')≪はい! ……さんごさん? 気のせいかもしれないですけど、顔つきが優しくなった気がしますけど…… 大丈夫ですか?


 オレは空を見上げる、そよ風が長い髪をなびかせる。


『もう最強とかどうでもよくなったからかもな?』


('_')≪京極茜が死んじゃったからですか?


『そうや。 これからの日本で最強になっても、結局は京極の次の2番目や……』


 オレがタバコ(メビウス・メンソール)を咥えると⛑が火をつけてくれた。


『でも悔いないんや、あそこまで力の差を見せつけられたらな…… それに』


 コイツを見つめ、


『オレは赤銅聖羅みたいにはなりたくねえ…… これからはよ? 高松でオメエと楽しくヤンキーしていくわ』


(;゜Д゜)≪さんごさんと楽しく?


『もしかして……イヤなんか?』


(´▽`)≪よろこんで! うどん食べたら二人で、さんごさんのテントウムシヘルメットを作りましょう! 天上天下唯我独尊の特攻服も!


『すまんな』


 京極、生かしてくれてありがとう……



「うおおおおおおおお!!!≪●≫≪●≫」


『うおおおあああああ!!! ≪❍≫≪❍≫』


 ガン! ガン! ガン!


 慰問プロレスで伊崎と黒河内を圧倒したオレが押されている?


 なんなんだよコイツ?


 ガン! ガン!


 京極の鉄警棒の攻撃を間一髪、トンファーでガードできてるけど……


 ガン!  ガチン!!


 へし曲がっていくのは…… オレのトンファー……


 ありえねえ……! 


『オレは谷口バカ近間カス横山直美メンヘラと違うんや!! このオレが負けるなんてありえねえ!! ≪❍≫≪❍≫』


 京極に勝てねえのは分かった!

 でもよぉぉ!! 京極を道連れに死ねば!!

 ずっとオレの名前も最強ヤンキーとして語り継がれるんや!!



 ガ――ン!!!






 遂に、さんごの脳天に京極の鉄警棒が……

 鉄警棒の当たったテントウムシヘルメットはピキピキと亀裂が走り……

 パリンとヘルメットが割れた。


『鬼頭……使わせて貰うで…… これで……引き分けや……<◌><◌>』


 さんごはすでに握っていたスイッチを押すと、


「なんだ?<●><●>」


 ス――――っとさんごの天上天下唯我独尊の特攻服から液体が流れだし……


「ガソリンの匂い?」


 ボワっと京極とさんごの二人は火だるまに!


「あっちいいいいいい!!」


 火だるまの京極は慌てて消火器に走り、ブシュ―――自分の体にかける。


「あっぶねえ!! 焼け死ぬところだったわ!!」


 燃えているさんご周辺を見つめ……


「ほっといて火事になったら大変だよな?」



 さんごに消火器をかける。 



 消化作業を済ました京極はエレベーターに乗る。


「これで次は屋上……」


 エレベーターは上がる。



 

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