156話 頂上へのエレベーター(2)
エレベーターが10Fで止まる……
「敵か……」
階数アナウス「10階です」
扉が開くと、
「やっぱりな……」
扉の向こうに 迷彩服の男が5人立っている。
アタシは『開』ボタンを押しながら、5人にガンを飛ばし。
「おい? 死ぬ覚悟があるならかかってこい」
迷彩服5人はナイフを取り出した後に、先頭の1人が、
<`ヘ´>「ヤーチー」
はあ?
コイツラ日本人じゃねえのか? もしかしてアジア系外人の殺し屋か?
殺し屋5人がアタシにかかって来る!
狭いエレベータの出入り口! 一気に入って来れねえ!
アタシは先頭の男へ鉄警棒を振り落とす!
カン☆
コイツ……?
アタシの鉄警棒をナイフで受け止めやがった……
鉄警棒を受け止めたままの男は余裕をかました顔で、
( ◠‿◠ ) 「シーフォーヨチュア」
アタシはキンタマを思いっ切り蹴り潰した!
('Д')「チャンマンハー!!」
扉が自動で閉まろうとしたが、キンタマ潰して倒れた男が扉に挟まリドアは閉まらねえ……
すぐに残った4人がアタシに襲い掛かって来る!
瞬時にキンタマ潰れた男のナイフを拾い、サイドスローで2人目に投げる!
グサッ
腹にストライク!
(☓Д☓)「ハオタァ!」
3人目と4人目が同時でナイフで刺してくる!
<`ヘ´><`ヘ´>「「ヤーチ―!」」
≪●≫≪●≫
逃げたら死ぬ!
顔を二つのナイフの間に突っ込む!
潜り抜けれた!?
同時に! アタシは両手の手刀で二人の喉をブッサス!!
(;☓Д☓)(*☓Д☓)「「チンタ…ハオチィ…」」
うっ?
最後の5人目が!?
3人目と4人目の背中を飛び越え!!
アタシの肩に、正面の肩車のように乗りかかった!
(▼Д▼)「チェンメエ!!」
ナイフを頭に突き落として来る!!
「ふん!!!」
('_')「ホヤ?」
グシャン!!
アタシは……
顔の前にあった尻を思いっ切り持ち上げ、エレベーターの天井に5人目の頭部を貫き刺していた。
手に持っていたナイフは床に落ちる。
手を離すと、頭部が天井に刺さったままブラ~ンと首から下がぶら下がってる。
「とりあえず全員を片付けたな」
アタシはドアに閉まるのに邪魔なキンタマ潰れた男を、エレベータの外へ足で出した後に『閉』を押す。
エレベーターは上がる……
――――――――――――――――――――――――――――
20Fでエレベーターは止まる。
「またかよ……」
階数アナウス「20階です」
扉が開くと、
≪○≫≪○≫
迷彩服の男1人が立っていて、ピストルの銃口がアタシに向けられていた!?
パンパンパンパンパンパンバン!
アタシはとっさにぶら下がってる男を銃弾の盾にしていた!
<`ヘ´>「チッ、シイラァトワイラ」
マガジンを替える音? 弾切れか?
瞬時に落ちていたナイフを拾い、ピストル持った迷彩服めがけて投げる!
グサ
腹にストライク。
(;☓Д☓)「ソンマァ!」
アタシはすぐに『閉』を押す。
ス――
扉が閉まり、エレベーターは上がる……
――――――――――――――――――――――――――
30Fでエレベーターは止まる。
「もう矢でも鉄砲でも持って来い」
階数アナウス「30階です」
扉が開くと、
前方の離れた所に、また迷彩服の男が1人で立っている。
(´▽`)「ニーハオ」
男は右手に手榴弾を持ってやがる……
だけど、アタシに投げてこねえ……
ス――
扉が閉まるタイミングで男は手榴弾のピンを抜き、
(*'▽')「スーバァ」
アタシにブーンと投げてきた!
閉まるドアの隙間から高速で飛んでくる手榴弾!
≪○≫≪○≫
アタシは鉄警棒で手榴弾を!
カン!
男の足元にはじき返した!
(;゜Д゜)「ウイー?」
直後に、扉が閉まりエレベーターは上がる。
「まだあるのかよ? なんか楽しくなってきたわ」
――――――――――――――――――――――――――
40Fでエレベーターは止まる。
階数アナウス「40階です」
扉が開くと、
≪●≫≪●≫
警察!?
強化シールドと強化フルフェイスヘルメットと強化ボディーアーマーの機動隊が3人!?
「マジかよ!? なんでこんな所にサツがいんだよ!<●><●>」
「ヤーチー!!」
あ? サツじゃねえ?
ならよ…… ぶっ殺してもいいな?
ナイフ持って向かってくる偽機動隊の後ろにある消火器を見て、アタシはニタ~~~と笑い……
「サツのつもりで、今までのサツへのうっぷんを晴らしてもらう」
ズポっと天井に頭が刺さってぶら下がってた死体を抜き取り、
「うおおおおおおおおお!!!」
ブ―――――ン!!
偽機動隊に投げる!!
バン
シールドに当たり、勢いを無くした偽機動隊を越えて消火器へ走り!!
消火器のピンを抜きブシャ―――と偽機動隊にぶっかける。
「ウォカズジェ!?」
消火器をかけながら、アタシはエレベーターに戻り出入り口にシューズが扉に挟まるように脱ぎ置く。
偽機動隊は視界が全く無くなったから強化フルフェイスヘルメットを脱ぐ、
('_')('_')('_')「クンワ~?」
1人づつ頭を鉄警棒で、
グシャ☆(>_<)「ヘヤ!」
グシャ☆(>_<)「プイ~」
グシャ☆(>_<)「ピンハ!」
倒れて動かなくなったから、扉を挟むのに丁度いい消火器を持ってエレベーターに戻り、シューズを履いてトントンと叩いてフィットさせて『閉』を押す。
エレベーターは上がる。
「54階建てなら次の50階がラストか?」
――――――――――――――――――――――――――
やっぱり50Fでエレベーターは止まった。
階数アナウス「50階です」
扉が開くと、
「最後はオメエか?」
前にテントウムシの半キャップヘルメットと天上天下唯我独尊の白の特攻服……
『さすが京極やな? 50階までケガも無く、上がって来てくれてありがとうや。 これでやっと…… 誰にも邪魔されずタイマンできる ≪❍≫≪❍≫』
さんごは目をかっ開き、口をキ――っとして笑ってやがる……