表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
142/189

137話 ダブルメインイベント第一試合 ー遺恨清算デスマッチー 時間無制限一本勝負 反則裁定無し 勝敗KOのみ 黒河内真由美vs伊崎カナエ 開始!

―――――――――――――――――――――

 聖クリ慰問プロレス残す対戦は!


 メインイベント

 時間無制限一本勝負 反則裁定無し 勝敗KOのみ


 無敗街道こと

 伊崎カナエ (ドーグ アイスピック)

 VS

 極悪ヤリホの赤リボンこと

 黒河内真由美 (ドーグ 鉄のハイヒール)


 (追加)

 慰問プロレス・ファイナルマッチ(タイマン)


 アウトロー★ヤンキーレディー

 京極茜

 VS

 不屈のラベンダー

 広田キラ


――――――――――――――――――――――


 リングに上がった全身ワニ皮レザースーツの黒河内は、レンタルレフリーに笑みを向け、


「オッサン、オメエは10カウント数えるだけでいいからな?」


⦿⦿≪KOにはTKO(テクニカルノックアウト)も含んでいいのか?


「テクニカルノックアウト?」


⦿⦿≪レフリーの私が試合続行を危険と見なしたら試合を止める事だ


「そんなのいらねえ10カウントのみだ……」


 黒河内は伊崎に笑みを向け、


「それでいいだろ? 伊崎?」


 黒のキャミソールミニの伊崎は黒河内にガンを向けたまま、


≪もちろん……≫


 伊崎はアイスピックを腰のポケットから取り出し構える……

 アイスピックに笑みを向けた黒河内は、腰のポケットから漆黒のワニ皮レザーのフルマスクを取り出し、


「そのアイスピックを好きなだけ振るえ……」


 赤いリボンの頭に被り、後頭部にあるファスナーを下ろして締め……


「これが私、赤リボンの最終形態。 数々の地獄の経験を経たからこそ、この私がタイマンの進化の最終到着地点に達したと言い切れる」


 蹴りで迎撃の構えを取る。


Ω≪なんだありゃ!?

Ω≪まるで漫画コブラのレディだぜ!!

Ω≪目に穴がねえけど見えるのか!?

Ω≪よく見たら目に細かな粒粒状の穴が開いてる!?

Ω≪赤リボンは伊崎殺しに用意周到だったのかよ!


 伊崎カナエはリングサイドの長テーブルに座るクリスチーヌ校長を見下ろし!


≪校長! さっさとゴングを鳴らせ!≫


 クリスチーヌは、もはや人と思えない姿の黒河内真由美を見上げながら、


「うん……(;゜Д゜).。o○カナエの相手なんじゃありゃ?」


 クリスチーヌは伊崎を見上げトンカチを振り上げながら、


「カナエ……(・_・)」



回想37話



 体育館から校外へと歩む伊崎カナエは、ジョーロを持って校舎から出て来たクリスチーヌ校長とバッタリ。


 校長クリスチーヌは目を逸らして歩く…


「校長……」


 校長は振り返り、

「え? なん……なによ?(;゜Д゜)」


「死んでいい人間っていると思うか?」


 校長は急に強いまっすぐな眼差しで、伊崎カナエの眼を見上げ、


「……いないよ、どんな人の命も重たいんだから(●)(●)」


「ふふ、どうだろうね」


「人が血と涙で築いてきた自由がある限り、どんな命も重たいの(´▽`)」



 次期聖女カナエ…… 無茶だろうと何だろうと……

 あんたのやり方で……


 あの悪魔(黒河内真由美)を救ってやりなさい!! (゜Д゜)



 カ―――――――――――――――ン






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ