0話(2) 走馬灯
大学は3流の大学に進み、目標も持たなく大学に入ってしまった為時間を無駄に過ごしてしまった。
大学時代はいかに努力せずに単位を取るかを考えていたので、1年の前期は24単位中20単位を取ることができ、講義に出席しないでここまでできるのであれば後期はもっと行かなくてもなんとかなるのではないのかと思い友達と講義に出ずにカラオケに屯してたら後期は12単位しか取れなく流石にヤバいと思ったが、この楽さを覚えたら元に戻ることが出来ずに2年の前期は18単位を取り後期も18単位を取りここまで68単位取れた事により卒業までに必要な124単位の半分を超えたことによりなんとかなると思ってしまった。
しかしここではまだ落とし穴のことに気づいてなかった。
4年には就活といつめんどくさいイベントがある事をこの一大イベントの為に早く単位を取ってないとヤバいのに無駄に時間を浪費してしまっていた。
3年の時には前期15後期20でここまで103となり4年の時に残り21単位このままでは就活できなくなると思い前期に注力して残り21単位取ってしまったらいいと思い後期の時に就活したらなんとかなる精神で挑んだら前期計画通りに21単位を取り、後期に就活に挑もうと思ったらなんか前期でやり遂げた感がしてしまい就活ではなく遊びに注力してしまった。
そんななんとかなる精神の就活では派遣会社に正社員として採用されたが、派遣先の現場に出る仕事になり携帯のショップ店員になった。
携帯のショップ店員をしてみて思ったが、人間は色々いるなと改めて思った。
頭のおかしい客や人として出来た人など色んな人がいて、色々な経験が出来た。
3年間色んな会社を回って知り合いから違う会社に誘われて行ったが、そこでうつ病になり接客業はもうできないと思い、違う知り合いから会社立ち上げたからこっちに来ないと誘ってもらったのでそっちの会社で2年ぐらい経って30歳の誕生日の夜に後ろから刺された。
倒れてる時に1番最初に思ったのがリア充になりたかったと思った。
なぜそこの考えに至ったかといえば、この人間は今年30歳の三十路なのにも関わらず彼女なし素人童貞で25歳になっても童貞が捨てられなかったため風俗で童貞を捨てて風俗にハマり何度もリピーターしたが、金だけが消えていく悲しい思いをしたので、29歳の誕生日を境に風俗から抜けて彼女を作ろうと頑張ってみるが、29年間彼女がいない人生を歩んで来たからそう簡単に彼女が作れるわけもなく、30歳の誕生日を迎えるに至ってしまった。
こんな悲しい人生は嫌だ
次生まれ変わったら、リア充になるんだと心の中で叫んだ。
その後意識が飛んでしまった。