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地獄の鬼も恋をする?(多分)

前回はR18な展開でしたが、今回は押さえ目です。(多分)

そして前回に引き続きBLがありますので

駄目だって言う方は飛ばして下さい。

まだ長藤さんは正体を明かしてませんが以後

ご期待…しないでお待ち下さい。

長い夢でも見ていたように体が泥のように重い。確か、案内されて、小部屋に入って、不思議なチェアに座ったまま拘束されて…。待て、拘束されたって何故だろう?最後に覚えているのは長藤さんとキスをしたことだ。


そう、キスをした。しかもあんなイケメンと、何故拒めなかったかは置いといて、長藤さん、キスがめちゃくちゃ上手かった。女の子とキスをした時より気持ちよくてどうしようかと思ったくらいだ。あんなの、恋人同士とかがするんじゃないのかな。長藤さんとは会ってからまだ一日も経ってないから知り合いとは言えるかもしれないが、それにしたって知り合ったばかりの相手に出来るものなの?ぐるぐるとその事ばかりが頭を巡って離れない。名前を呼ばれているのにも気付かずに頭を抱えていた。



『…友井さん、聞こえてますか?』


「ふぁっ!?」


『大丈夫ですか?長い時間意識がなかったようなので、もう少し休まれますか?』


「えっと、その、大丈夫です…。」



一人でうだうだしていたらしい、恥ずかしい。最終調整をしている最中に気を失ったので意識がない状態で調整は無事に終わったそうだ。病院で言うところの精密検査のようなものだったらしい。長藤さんの説明によると与える刺激が強すぎて意識を失ったそうなので、申し訳ないと謝られたが、正直そこまで謝られるような事をされた記憶はないので大丈夫ですと答えておいた。一番記憶に残っているのは長藤さんとキスをしたって言うある意味かなり恥ずかしい思い出だ。あまり引きずっても困るのでやっぱり本人に聞いてみよう。



「あの、長藤さん」


『どうされましたか?』


「ボクにキスしましたよね?」


『はい、しましたね。』



記憶違いじゃなかった。しかも笑顔で肯定されたのが余裕があるように見えてカッコいい。いや、実際イケメンだし、カッコいいけどそうじゃない!問題はそこじゃない、何故したのかだ。ちゃんとした理由を聞き出そうと思い、思い切って聞いてみる事にした。



「あの、何故ボクにキスをしたんですか?」


『その、正直に申し上げても?』


「構いません、理由があるんですよね?」


『実は……

貴方に一目惚れしてしまったのです!』



一目惚れ?ああ、そう言えばそんな名前の美味しいお米があったなぁ、と生前を思い出している場合じゃない。え、この人、一目惚れって言った!?そんな事があるものなのだろうか?ま、まあ、一目惚れなんて初めてされたからどうすれば良いかは判らないけど、何故たか凄く嬉しいと感じている自分がいた。



『友井さんが、転生される前にどうしても

想いだけは伝えておきたくて…。

その、ご迷惑なら、忘れて頂いても…。』


「だ、大丈夫です。長藤さんの気持ちは

嬉しいです。返事は…転生してからでも

構いませんか?」


『は、はい。その時までお待ちしております。』



お互いに顔を赤くしながら照れた状態で話すのは何だか恥ずかしい気分になってしまったが、転生をする前で良かったのかも、と思った。それからは、転生するのに全ての書類や、転生の為の魔方陣、転生先への受け入れ準備など、それらが準備完了になり、いよいよ転生を行う事になったみたいでワクワクして来ていた。


次はいよいよやっと異世界へ旅立ちます!(多分)

大丈夫です、次回はBL成分はございません。

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