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入学式は長いもの(経験則)

いよいよ入学式ですが、

主人公の新入生代表の挨拶に関しては

あとがきに文章を参考、もしくは

一部を改変して使用したサイトの

URLをコピペしておきます。

一人で考えるの難しいです…。(´・ω・`)

キルシュブリューテの花が開花した。満開とまではいかなかったけれど、いよいよ入学式の日を迎える。私は春らしい色合いのドレスや靴を身に付けていた。空の色を表現した水色のリボンで髪を結い上げ、キルシュブリューテの花と同じ桜色のドレスを身に纏い、かかとの低い靴は新緑のような緑色だ。結構おめかししている気がするが、入学式はある意味晴れ舞台みたいなものだから間違いではない。

お屋敷に残る他のメイドさんや使用人に見送られて馬車に乗り込むと、アムルーシュを出発する。馬車に揺られて数時間すればフィーリルトン学園が見えてくる。視界に学校の敷地が見え始めるとだんだん緊張してきた。入学式に同行するヘラルダが心配そうに見てくれているが、緊張で言葉が出ないとかにはならないので大丈夫だ。入学式に何故私がこんなにも緊張しているのかと言うと、一週間くらい前にフィーリルトン学園から届いた一通の手紙が原因だ。入学おめでとうございます、のお手紙だろうか?と思っていたのだが、まさかの重大なお知らせだった。よく在校生代表の挨拶は入学や卒業の際にしているのを見るが、入学式の新入生代表の挨拶ってあまり見たことがない。いや、高校とかならあるかもしれないが、私が入学するのはまだ初等部だ。初等部の一年生に挨拶をお願いする事なんてあるものなの?そもそも、新入生代表なんていつ決まったのだろうか。新入生代表が決まるのは一応経緯があるみたいで、新しく入学してくる生徒は基礎能力の確認としてこれから学校で学ぶ上でどんな事をしたいですか?みたいなアンケートに答えて文章を書いて送り返す、みたいなものがあったのだが…。

そのアンケートに丁寧に空白欄全部埋めるくらい作文みたいなお返事を書いたら、それが審査だったらしく、新入生で一番素晴らしかったとの理事長のお言葉により、私が代表に相応しいだろうと決定してしまったのだ。断りたい気持ちはあるのだが、これはタールベルク公爵家にとってとても名誉な話なので気軽に断れるようなものではないからだ。目立ちたくはないのだが、入学式が終わるまでの辛抱だ、と気合いを入れて馬車に乗り込み今に至る。新入生だけでも多分100人くらいいるだろうから、かなり緊張する。お茶会とは違うのでそれもあるのだろうか。新入生代表の挨拶の言葉はお父様とお母様に相談して一緒に内容を考えたものを紙に書いて持って来ている。とにかく、間違えずに噛まない事を目指そう。



前世では体育館などで行われたイメージだったが、流石はウィシュトヴァラ王国の国立学校だけあり、人がゆうに500人以上は入れそうな初等部の敷地内にある多目的ホールだ。魔法石による冷暖房が完備されているので暑くも寒くもない。こんな感じのホールは初等部、中等部、高等部にそれぞれ二つずつ建てられている。初等部の敷地内に建っているこのホールは初等部の関係者しか利用出来ないらしい。多分なんだけど、それぞれが専用の多目的ホールなんだろう。入学式が行われるホールには、既に新入生と両親、在校生、初等部の教師などが集まりざわざわとしていた。私もお父様とお母様、ヘラルダとハインリッヒと共に席に着く。まず最初に理事長からの挨拶と入学祝いの言葉を壇上から全員に向けて話している。それから在校生代表の挨拶があり、次が私の出番だ。ちなみに、在校生代表は今年は4年生の成績学年トップがする事になっている。在校生代表の生徒が壇上に上がると、一部の女生徒がざわつき始めた。在校生代表は男の子で淡いグリーンの髪が少し長めでウェーブしているが、ちゃんと後ろでまとめてあり、煩わしい感じはしない。前髪が長すぎる訳でもないみたいだ。瞳の色は緑がかった青色で、ちょっと垂れ目気味だがもう少し成長したらどの女性も振り返りそうな美少年だ。数年後には甘いマスクの美青年になる事だろう。何だろう、天は二物を与えるのか?ティシュヴァンフォーレってこんなに美人や美形を集めて何がしたいんだろうね。在校生代表はテオドールと言う名前らしい。先生たちがいなければ今頃女子たちの黄色い声援が飛んでいただろう、うっとりとした目で彼の方を見ている女生徒が結構な数でいるみたいだ。そしていよいよ私の出番が回って来た。緊張の面持ちで壇上に上がり、深呼吸をしてから用意しておいた文章を読み上げる。



『あたたかな春の日差しに誘われてキルシュブリューテの花も見事に咲き始めた今日の良き門出の日。夢と希望を胸に抱いて、私たち120名は、このフィーリルトン国立学園の門をくぐりました。今私たちは、入学の喜びと学園生活への不安が入り混じった複雑な気持ちでいます。授業はちゃんとついていけるかしら、先生は厳しい人もいらっしゃるかしら、と不安に思っている事もあります。

一方、新しく友達になれるであろう学友がいる事や、座学や魔法の勉強で皆さんとともに多くを学ぶ事ができることなど楽しみにしていることもたくさんあります。

先生方や先輩の皆さんから学んだことはしっかりと守り、一日も早く学生生活に慣れるように頑張ります。

また、お互いを思いやる心を持ち、皆で助け合って、何事も最後まで一生懸命やりぬいていきます。

コンラード理事長、先生方、上級生の皆様、まだ未熟な私たちですが、時に厳しく、時に優しく導いて下さいますよう、よろしくお願い致します。新入生代表、ミレーナ・イェルダ・タールベルク』



何とか噛まずに文章を読み上げる事が出来た。途中緊張で手が震えていたかもしれないが、なにしろ初めてこんなたくさんの人の前で挨拶するので震えもするよ。深々とお辞儀をしてから顔を上げるとちらほらと拍手が聞こえて、やがて拍手は新入生全体から、在校生全体、来賓の方々や先生にまで広がり、歓声も聞こえ始めたが、私はもう一度お辞儀をしてからそそくさと両親たちの元へと戻った。途中で転ばなかったのは誉めて欲しいくらいに、あんなに拍手や歓声が起こるなんて思っていなかったので実はめちゃくちゃ恥ずかしいのである。恥ずかしさに顔を赤くしている私にお父様はこらえきれないのか涙が出て来てしまい、ハンカチで目頭を押さえている。『ミレーナがあんなに立派に挨拶をしていたのを見られるなんて』と感動しているようだ。あのね、そういうのは卒業とかでもある気がするからこんなに泣いてたら先が思いやられる。これから後何回お父様は嬉し泣きするのだろうか。お母様はとっても立派にだったわよ、自慢の娘だわ、と優雅に微笑んでいた。お母様くらい普通にふるまえないのだろうか?ヘラルダとハインリッヒは私たちも誇らしくて嬉しく思います、との事だった。両親と執事とメイド長の話を聞いていると、コンラード理事長が再び壇上に上がり、終わりの挨拶をしている。言葉の一分に『新入生代表の方に大勢で押し掛けないように』との台詞があったのだが、これから私たちに話を聞こうと思っている人達が少し焦った表情になっていた。そりゃ迷惑に決まってるよ、言われないと判らないものなのだろうか…。理事長の挨拶が終わり、次は集合撮影の時間だ。先月の事だ、レトナークにて新しく射影魔道具が開発、完成されて、実際の魔道具が各国に献上された。もちろんアムルーシュにも献上されているので我が家にも1台ある。ウィシュトヴァラ王国には王家に献上されたものと、フィーリルトン学園に贈答されたものがあるのだ。それから貴族向けになかなかのお値段で発売されてからまだ10日足らず。知っている人もいれば知らない人もいるので皆さん興味津々だ。新入生はクラスごとに別れての撮影だが、私の在籍するクラスは一年翡翠組だ。クラスの名前に宝石の名前とか結構洒落ていて良いんじゃないかな。クラスは4つあるみたいで、私の他にも同じ年の女の子や男の子が集まりざわざわとしているが、二人ほど私に声をかけてくれた女の子がいる。水色の美しいストレートの長い髪をしていて、大人しそうな女の子がカトリーナ様、ストロベリーブロンドのふわふわした髪をして、お洒落なドレスを着ているのがオルテンシア様だ。新入生代表の挨拶を見ていたが、あまりそこでの話はなく、話をしたら楽しそうだから、と言ってくれた。クラスメイトと話をしているといよいよ撮影が始まり、私の翡翠組総員30名と担任の先生とで集合写真を撮った。出来上がった写真は生徒全員に送られるそうだ。先ほど知り合ったカトリーナ様とオルテンシア様と一緒に、五年間授業を受ける教室へ担任の先生が案内してくれる中、楽しくおしゃべりしながら教室へと向かう。教室にたどり着くと、ああ、いよいよ学校に入学したんだな、と少し感無量になってしまっていた。後は、担任の先生からこれからについてなどの説明があるのだが、長い話になりそうだ。


はい、長々と書きましたが、

完全に終わりませんでした。

作中での挨拶文章はこちらから

お借りしました↓

https://matome.naver.jp/m/odai/2136379086189806901

本当に自力で出来ないのですみません…。

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