今度は私
私が居なくなったら、君は泣いてくれるでしょうか?
私が涙を流したなら、君は傍にいてくれるのでしょうか?
私が落ち込んでいたなら、君はそっと抱きしめてくれるのでしょうか?
私が笑えなくなったら、君は代わりに笑ってくれるのでしょうか?
私が寂しさに支配されそうになったら、君は黙って慰めてくれるのでしょうか?
私が道に迷っていたなら、君は力強く手を引いて歩いてくれるのでしょうか?
私が悩んでいたなら、君は立ち尽くす背を押してくれるのでしょうか?
私が望むことなら、君は何でも叶えてくれるのでしょうか?
――君は何を望んでいるの?
何を、思っているの?
どうして、何でも私の願いを利いてくれるの?
それは面白いことなの?
君の考えている事がわからない。
ただ笑うだけで、何も言ってくれない。
君自身のことは何も教えてくれないし、語ってもくれない。
君は私に何を望んでいるの?
忠実に願いを叶えてくれる君なんて、私は要らない。
一緒に居てくれるなら、もっと私を頼ってくれたっていいのに。
もっと、もっと、本当の君を曝け出して欲しいのに。
もっと我侭になってもいいの。
今まで私が我侭を利いて貰っていたのだから、今度は君の我侭を私が叶えてあげる。
だから、ねぇ…独りで全てを抱え込まなくていいの。
独りで背負わなくてもいいの。
苦しいなら『苦しい』って、泣きたいなら泣けばいい。
たまには弱音を吐いてみるのもいいんじゃないかしら?
君は私の全てで、私は君を支えたい。
一方的に支えてもらいたいんじゃない。
お互いに想いあって、支えあっていきたいの。
君が居なくなったら、私は泣くでしょう。
君が涙を流したなら、私はその流れが止まるまで傍に居ましょう。
君が落ち込んでいたなら、私はそっと抱きしめましょう。
君が笑えなくなったら、私は代わりに笑いましょう。
君が寂しさに支配されそうになったら、私は黙って慰めましょう。
君が道に迷っていたなら、私は力強くその手を引いて歩きましょう。
君が悩んでいたなら、私は立ち尽くすその背を押してあげましょう。
君の願いを私は出来る限り叶えましょう。
だから、もっと君を見せて?
君は何を願いますか?




