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本当これで序章は終わりと土下座して作者は謝った

 おれたちを乗せた馬車は二頭の走竜に引かれる竜車と言われるもので、貴族って感じのなかなか派手な外見をしていた。

 戦争中などの有事には質素なものが好まれるらしいが、こういった平時には貴族っぽい派手なのが色々と都合がいいらしい。


 多分現代日本でも893ナンバーの黒塗りのにに喧嘩を売らないのと同じ理論だろう!

 絶対に煽りなどしてはいけないのだ。

 本当にやってはいけないのだ!!


 内装は外見と違って、落ち着いた内装をしていた。

 当たり前だ、一日の大半を過ごす車内でキンキラキンで豪華絢爛とか、疲れるに決まっている。

 柔らかい座席と風通しを最優先に考えられている車内は快適そのものだった。


 俺の目の前には、二人の少女が座っている。

 リリアナとエリーゼだ。

 二人はおれの専属メイドだ。


 エリーゼを助けたからか、二人はおれにすごい信頼感を置いてくれているみたいだ。

 特にエリーゼは俺を見てニコニコしている。


 二人は白いシンプルな服を着ている。

 体のラインなどが一目瞭然で、着心地もよさそうには思えない。

 

 すると竜車を走らせる御者はおれに言ってきた。


「ミハエル様からメイド選びが終わったあら、仕立て屋に連れていくよう指示を受けていますが?」


 丁度今服のことを思っていたところだったので、


「よろしくお願いします」


 と答えると、二人に向かって伝える。


「二人とこれから君たちの服を買いに行くけどいいかい?」


 それにいち早く食いつくリリアナ。


「いいの?

 この服着心地悪くて、嫌いだったのよね」


 エリーゼはリリアナの答えを聞いて首を縦に振っている。

 同じ気持ちらしい。


「屋敷で働く際のメイド服もそこで買わないといけないから丁度いいし。

 それにかわいい子にはかわいい服を着てもらいたいからね」


 それを聞くとリリアナは顔を赤くしてうつむく。

 エリーゼはにっこり笑うと、かわいいって言われたと喜んでいた。


 走る竜車はがたがた揺れている。

 メインの道から、脇道に入ったのだろう。


「二人とも竜車酔いはしてないかい?」


 車酔いそれはどこの異世界にももちろん存在していた。

 道は舗装されていても石畳、していないと砂利とかを進むのでとんでもなく揺れる。

 この竜車はハーマイン家の物だけあって、揺れ対策もしっかりしているが、それでも揺れるものは揺れる!

 今も、リリアナの年の割には大きな胸が柔らかそうにぷるんぷるんと揺れている。

 眼福やな!


 二人は目を合わせあうと、


「私たち竜車初めてじゃないから」


「特に大丈夫です」

 

 と答えた。


「初めてじゃない?」


「私たち風精霊族の国はこの大陸の西側にあり、精霊魔法による恩恵で豊かに暮らしていました。

 私たちの家も裕福だったので竜車に乗って、いろいろ回ったこともあります」


 西側に確かに精霊族が住む国があったはずだが、そこは今は魔族の支配地域になっていたはずだ。


「お姉ちゃんは王位継承権も持っていたんだよ」


 エリーゼがとんでもない発言をした。

 リリアナは精霊国の王女様??

 驚くおれとリリアナ。


「なんだって!?」


「エリーゼそのことは絶対に言っちゃダメだって言ったじゃない!!」


 エリーゼはおれたちの言葉を聞くと、なぜ怒ってるのという顔をして返答する。


「お姉ちゃん、このことは将来を誓った人には言ってもいいって言ったでしょ?

 私たちカルロス様の所有物なのでしょ?

 じゃあ、言ったっていいじゃない」


 少しだけほほを染めて言うエリーゼ。

 それを聞いて、顔が真っ赤になるリリアナ。


 そして、それを見て幸せな気分になるおれだった。


 しばらくするとゆっくりと竜車が止まる。


 御者は扉をあけながら、


「カルロス様仕立て屋に着きましたよ」


 といったのだった。


 全員で外にでると、目の前には店構えの立派なお店が見えた。

 看板にはアマーンの仕立て屋と書いてある。

 この店は帝都でも指折りの名店で、貴族御用達のお店だ。

 おれの着ている服も大体がこの店で作ったものだった。


 キラキラと目を輝かせるエリーゼと、心配そうなリリアナが対照的だった。


 おれは二人の手を掴むと、店内に入っていった。


 店内は生地のにおいが漂う、落ち着いた内装だった。

 所狭しと布や服、ドレスなんかが置かれていた。


 入ってすぐにカウンターがある。

 そこには70歳ぐらいの老紳士が座っていた。

 白髪交じりの髪をオールバックにしている。

 鋭い眼光は職人の眼をしている。

 彼こそアマーン。

 プロの仕立て屋だ。


 彼はおれを見ると、立ち上がり。

 両隣いる、二人を見て訪ねた


「カルロス様お久しぶりです。

 ミハエル様から伺っていますが、メイド服をご用意すればよろしいので?」


 おれは頷くと、


「そうだけど、もう一つ頼まれてくれないか?

 彼女達に数点、普段着を用意してくはくれないか?」


 アマーンは驚いた顔をしている。

 そして、ほっほっほ、と好々爺のように笑った。


「メイドに普段着ですか?

 兄様方はそんなものを用意しろとは申しませんでしたが?」


 確かに兄二人の専属メイドはメイド服のままほとんど生活している。

 普通奴隷メイドの場合、自分の持ち物で服を持つということもほとんどしないと聞いたことがある。


「あぁ、彼女たちには一緒に外に出て色々見てもらうこともあると思うし、何よりこんなにかわいいのに、メイド服だけってありえないでしょ?」


 本心から言った。

 奴隷だからといって、おれは彼女たちを物としては見ていなかったのだから。

 それに、自分好みの服を着せるのはなんか、いいだろ?

 ぐっ、とくるだろ?


 それを聞いてアマーンは血は争えないですなと言った。


「ミハエル様も奴隷メイドにメイド服以外を最初見繕っていましたよ。

 お父上に似たのですなカルロス様は」


 すごくいい顔をされてしまった。


「予算はこれで、使い切ってもいい」


 おれは少し気恥ずかしくなりながら、アマーンに金貨を渡す。

 何かあったときのために親父から渡されていたのだった。

 自分で使うものもないので、彼女たちのために使おうと思ったのだ。


「これでは多すぎますよ?」


 確かに金貨一枚は日本円に換算すると100万円である。


「では、今後彼女たちに料金に似合うまで好きに服を仕立ててやってくれ」


 正直自分でもかっこつけすぎたと思ったが、アマーンはその答えを真剣に受けた。


「わかりました、カルロス様。

 今後私が責任をもって彼女たちの服を仕立てましょうぞ!」


 アマーンは純白のドレスもそのうち作ることになるかもしれませんな、と言って笑ったのだった。


 それを聞いて顔が赤くなるリリアナと喜んで笑顔になるエリーゼが可愛かった。


「それでは二人のサイズなどを図らせていただきたいのですがよろしいですか?」


 アマーンはそんな甘々な空間をいったんリセットさせるかのようにいうと、

 カウンターに置いてあるベルを持つとチリリンと鳴らす。


 人の気配がしてくる。

 そしてそいつが姿を現す。


 そいつは美しい金髪の髪に、青い瞳、それに似合う白と青のエプロンドレスを着ていた。

 大きな懐中時計を抱えて、赤い薔薇のレリーフが刻まれた大きな仕立て鋏を腰の鞘に入れていた。

 そして彼女の頭にはうさ耳が生えていたのだった。


 彼女の名前はアリス。

 そう、アリスなのだ!!


 もはや特徴がミックスされすぎていて、一人不思議の国になっている。


「アリスただいま参上しました!

 師匠なにか御用ですか?」


 アリスはおれを見ると、嫌そうな顔をした。

 おれは彼女のあれさかげんに存在を抹消しようと本気でやったことがある。

 苦手意識を持たれるのもしょうがないことだろう。


「あれ? カルロス君じゃないですか。

 なんでいるんですか?

 また私をあんな目に合せるんですか?

 再度あんなことされたらお嫁に行けなくなるですからね!」


 アマーンはそんなアリスに、


「アリス仕事です。

 こちらにいるお嬢さんがたにハーマイン家のメイド服と最高に似合う服を仕立てます!」


 と伝えると、アリスはリリアナとエリーゼをつぶさに観察して言う。


「にゃるほど、この二人をですね、風精霊族のお嬢さんに合う服。

 仕立て屋の腕がなりますね、師匠!」


 そして、エリーゼをよく見てるかと思うとアリスはこんなことも合わせて言った。


「ねぇ? カルロス君?

 エリーゼ私に任せてみない??」


 なんとなく意味が分かったので、俺は頼むと答えた。

 アリスは可愛いが大好きだ。

 可愛いものが可愛くないのが大っ嫌いだ。


「ではカルロス君!

 君は出ていきたまえ。

 レディの採寸をみるんじゃねぇ、このスケベボーイ!!!」


 と言って、おれを店から叩きだしたのだった。


 投げ出されて、尻から落ちるおれ。

 仮にも侯爵家お坊ちゃまに何たる仕打ち。


 アリスは絶対いつか……

 おれは心に決めたのであった。


 店から追い出されたので、竜車で待とうと思い立ち上がる。

 そしておれは事件に巻き込まれるのだった。


 女の子が走っていく。

 それを男が追っていく。


 これだけ書いたら、そんなに問題がないシーンだ。


 女の子が走っていく、必死に何かから逃げている様子だ。

 服が所々破れているし、転んでしまったのか土汚れがついている。


 そして、彼女のすぐ後から、怪しい黒いフードを被った男たちが追いかけていく。

 結構な人数だ。

 手にはナイフやだダガーが握られていた。

 まさにその姿は盗賊、シーフである。


「待てこの野郎!

 殺されたいのか!!!?」


「おとなしくつかまれ。

 お前を傷つけると貰える報酬が減るんだよ!!」


 こんなセリフ言いながら追っている。

 ここまで来ればさすがにね!

 わ、分かりやすすぎる……


 そんなのを見たら助ける以外に選択肢はなかった。

 なぜかって?

 それはおれの目標がハーレムを作ることだからだ!

 フラグ万歳!


 すぐさまおれは彼女を追う。

 彼女の向かった先には近道があるのでそっちを使う。

 これで先回りできるだろう。


 おれは家の屋根を使い、大胆にショートカットしていった。


 屋根の上らから見ていたので、彼女が徐々に追い詰められているのが簡単にわかった。

 このままだと彼女は袋小路に誘い込まれる。


 彼女は追い込まれたが、それでも抵抗を諦めていなかった。


 盗賊たちの狙いもわかったので、おれは準備をすると、追い詰められた彼女の前に降り立った。

 驚く彼女と盗賊たち


『なっ!!』


 仲良くハモる盗賊たちに、おれは一言、


「ねぇ、おじさん達。

 よってたかって女の子を追いかけまわすなんて、かっこ悪くないですか?」


「何者だ!?」


「衛兵か!?」


「餓鬼がほざいてるんじゃねぇよ!!」


 三人いた盗賊が俺に叫ぶ、色々めんどくさいので、何も言わず先制攻撃。


電気の罠(ショックボルト)!!」


 盗賊達の足元に魔法陣が展開されそこから電気が流れる。

 風のマナと土のマナの混合魔法だ。

 効果はマヒ。


『ぎゃああああああああ!!!!!』


 盗賊は感電すると、そのまま動けなくなる。

 状態異常つけ成功だ!


 しかし、それだけではうまくいかない、すぐさま追加の盗賊がおれに向かって刃を向ける。


「てめぇよくもやりやがったな!!」


 おれは落ち着いて、準備していたものを使う、


「モクモク!!」


 屋根の上に設置しておいた魔法陣から煙幕が出てきておれと彼女を盗賊たちから簡単に覆い隠す。

 そして、驚いた顔をしていた女の子にしーっと口の前に指を出して黙らせて、


「フライ!」


 俺の足元と、腰の部分に魔法陣が展開される。

 そのまま、彼女を抱えて飛んだのだった。

 彼女は約束を守っていたのか、それとも驚きすぎて声が出せなかったのかわからないが静かだった。


「どこにいきやがった!!?」


「さがせさがせ!!!」


 煙幕がはれると盗賊たちは俺たちの姿が見えないので慌てて引き返す。

 さすがに5mぐらいはある屋根の上に一瞬で行くとは考えないだろう。

 屋根の上で見ていたおれは彼女にふり返る。


 彼女は驚いた顔と安心した顔と、好奇心いっぱいの顔を混ぜ合わせておれを見ていた。

 おれも驚いた顔で彼女を見ていただろう。

 彼女はとんでもない美少女だったのだ。


 次元が違う。

 そんな言葉がぴったりだった。

 今まで一番はリリアナだったが、彼女が可愛いの極地であれば、目の前の女の子は美そのものの境地だった。

 太陽の光を集めたかのような美しい金色の髪に、どんな宝石よりも透き通って輝いているエメラルドの瞳は俺を見ている。

 白く透き通った肌は穢れを知らぬ雪のようである。

 そして長い耳が、彼女が俺と同じエルフだと教えてくれた。


 正直に彼女から目を離せなかった。


 だからか、彼女の小さくも形のいい唇からの言葉にただ素直に答えていた。


「何者なのじゃ?」


 名前を聞かれる。

 彼女の声はとても耳に気持ちがいい。


「僕はカルロス!」


 即答だった。

 本来であれは信頼のおけない人間に貴族が簡単に名前をだすことはしない。

 

「カルロス、いい名前じゃの!

 家はどこなのじゃ?」


 彼女に褒められるだけで、心臓がどきどきするのを感じる。


「ハーマインに城があります」


「カルロスは貴族なのか?」


 彼女はハーマイン領地自体は知っているみたいだった。


「父が侯爵です」


「なぜあなたはわら……

 私を助けてくれたのじゃ?」


 正直に言った。

 本当は彼女によく思われたいから君だからだよとか言いたかったが、なぜか言えなかった。


「女の子が襲われていたら助けるものです!」


「自分に関係なくてもかのぅ?」


 彼女が訝し気に聞いてくる。


「関係なくてもです」


「どんな娘でもかのぅ?」


「どんな女の子でもです!」

 

 本心だった。

 それが男ってものだろ?


「その心根気に入ったのじゃ!

 して、カルロスその腰に差しているものは何かのぅ?」


 彼女は俺の腰に差してあるナイフを指さす。

 ハーマイン家のナイフだ。


「これはハーマイン家のナイフです。

 父からもらって大切にしろと言われています」


「カルロス、私にそのナイフをくれないかのぅ?」


「えっ!?」


 欲しいと言われて渡せるものではなかった。

 親父からも無くすな、渡すなときつく言われている。


「なにもただとはいわんのじゃ。

 交換で私の一番大切なものもあげるのじゃ。

 だめかのぅ?」


 彼女は上目遣いでおれに聞いてくる。

 もう、どうにでもなれ!

 ただ、ひとつ聞いておきたいことがあった。


「わ、わかったあげるよ!

 でも、ひとつ教えてほしいのだけども」


 彼女は首をかしげると、


「なにをじゃ?」


 と聞いた。

 おれは彼女に一番聞きたかったことを聞いた。


「君の名前は?」


 彼女はその質問を聞いて、天使のようににっこりと笑うと、


「わら……

 私の名前はアン……

 アンというのじゃ」


 彼女の名前はアン。

 おれは心のメモに刻んだ。


「じゃあ、このナイフはアンのものだよ」


 アンに手渡そうとするが、アンは首を横に振る。

 彼女はニヤリと笑うと、


「こういう時は片膝をついて、両手で渡すものじゃよ」


 と言ってきたのだった。


 おれは言われたとおりに片膝をつき、両手でアンにナイフを渡す。


 アンはそれを嬉しそうに受けとると、俺の唇にキスをした。


 驚きを通り越して、何も考えられなかった。

 触れるだけのキス。子供のキス。

 

 ただ、心臓はどっくんどっくんと脈打っていたのだった。

 アンをみてるみと彼女もほほを赤らめていた。

 そしてアンは続ける。


「これは前払いじゃ。

 一番大切なものは時が来れば渡せるのじゃ」


 アンは最高の笑顔で言ったのだった。


 そのあとのことは夢見心地だった。

 アンが帝城前の広場まで連れてってくれというから送っていったのだった。


 そこで分かれ仕立て屋に戻ると、丁度リリアナが出てくることろだった。


「あ、カルロス様。

 お待たせしました、どうですか?

 似合いますか?」


 彼女は先ほどまでの奴隷の服ではなく、ハーマイン家の紋章の刺繍が入ったメイド服を着ていた。

 特注なのか羽根の部分は綺麗に処理されていた。

 正直、似合っていた。

 メイド服がリリアナの美しさを引き立ててた。


「すごくよく似合うよ!

 見違えた。

 ほかの服もしっかり買えたかい?」


「アマーンさんが後日城に送ってくれるって言ってました。

 普段着まで一緒にありがとうございます」


 感動しているのか涙を浮かべながら、お礼を言ってくる。


「気にしなくていいよ。

 可愛い子には可愛い服を着てほしいしね」


 赤くなるリリアナを見て、金貨一枚分の価値はもう回収で来たなと思っていた。


「そういえば、エリーゼは?」


「エリーゼは恥ずかしがて出てこれないみたいですよ?」


 といい、店の中を指さした。

 おれはそのまま店に入る。

 そこには、見違えるほど綺麗になったエリーゼがいた。


 エリーゼは髪を切っていた。

 顔を隠すように覆っていたのを綺麗にし、痛んでしまっていた部分をざっくりときったのが、ボブぐらいの髪の量に変わっていた。

 姉と同じぐらい、ある意味それ以上に美しい顔がそこにはあった。

 磨けば光る、まさにそんな言葉がふさわしい。


 彼女もリリアナと同じメイド服を着ていた。

 よく似合っていたのは当たり前だった。


 不安そうにおれを見ているエリーゼにおれは、


「よく似合ってる。

 髪も、服もよく似合ってるよ」


 それを聞いたエリーゼは顔を赤らめて、おれに抱き着いてきたのだった。


「カルロス様、ありがとう。

 私大切にするね」


 彼女の体の柔らかさを受け止めると、これは金貨二枚分以上の価値はあるなぁとか思っていたのだった。


 それから先は、順風満帆。

 とはいかなかった。


 別宅に戻ると、親父に怒られた。

 3重の意味でだ。


 1、メイドが二人

 2、メイドに服を買い与える

 3、ナイフをあげた


 本気で怒られた。

 そして、褒められた。


 姉妹を引き離さなったこと、メイドに服を買ってあげたこと。アンを助けたこと。

 私でもそうしていたと親父は言った。

 あまりしてくれないが、頭を撫でて褒めてくれた。

 そして、リリアナとエリーゼに聞こえないように、あの子たちに手を出す場合には絶対に壊すなよと伝えてきた。

 俺は失敗してしまって、後悔しているからと、同じ男としてのアドバイスだった。


 そして、親父はナイフの件だけ、頭を抱えていた。

 親父は言う。

 貴族には相手に自分の家のナイフを結婚相手に渡すしきたりがあり、相手が了承した場合にナイフを受け取りキスをするのだという。

 いうなれば、おれとアンは婚約してるようなものだという。


 まぁ、どうにかなるかとそのときおれは考えていた。

やっと街づくりにいけます。

主人公いろいろとフラグを立てています、さすがですね!


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