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文豪の証明

作者: 盛田鞘露

この文章は愛によって描かれています。

世の中には「ダメ人間」がたくさんいるけれども、その中でも特別ダメなやつがいる。そしてその特別ダメな自分を曝け出し、さらにはそれを文章に残して人々に見てもらいたいなどとなんとも卑しい、ただのめんどくせーメンヘラ女みたいなそんな性癖を持った輩が日本にはいた。そんな輩を人々は文豪と呼んだ。


彼らのダメさの素となるエネルギーは「ダメの素 -DAMENOMOTO- 」と呼ばれ、普段から家、酒場、学校などに撒き散らされ、それはそれは迷惑がられた。

そして彼らは自らの趣味、文章にも「ダメの素」を注ぎ込む術を生み出し、またそれによって疲弊することでダメの素レベルは上がっていく一方だった。

しかし、文章に残すという行為には不思議な力があった。どれだけ健康な人の心にも少しのダメの素は存在する、そのわずかなダメの素を奮い立たせ共振させるということが彼らにはできた。




私は、彼らが現代に生きていたらとよく空想する。。。




秋の夕暮れ



「BUNgo go! ロックフェスティバル2016 @ダメの素スタジアム」



マッチ棒の青年



はためく着物



なびく天パロングヘア...




さて、現代の日本においても特別ダメで、恥じらいもなく、阿呆面曝け出してエレクトリカルパレードってる「ピザピザ戦隊ダメンジャー」という輩はたくさんいるが、彼らは現代の人々を奮い立たせるというような力は持ち合わせていない。

何故かというとそのエネルギーはただ無残に自家発電所でリサイクルされる一方であり、この民主主義社会において一番大切な、お互いが歩み寄り、弱者にも耳を傾け、ラブ&ピーシーな世界を築こうぜベイベーふあっきゅー葉っぱの味は平和の味。みたいなことにはならず、やはりこの国に必要なのは文豪であるといえる。



2016年6月1日

盛田鞘露

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