表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

記念日シリーズ

大雪

作者: 尚文産商堂

家の外では、雪がちらちら降っている。

高校2年の井野嶽幌(いのだけほろ)は、それをぼんやりと見ながら、冬休みについて考えていた。

「…雪かぁ」

幌がつぶやくのを聞いて、桜が、勉強の手を止めて幌を向く。

「どうしたの、珍しい」

「ん、ちょっと考え事。外雪降ってるだろ。クリスマスの日も、雪って降るのかなってさ」

「あーなるほどね。幌がそんなロマンティックなこというなんて、珍しい。明日は吹雪じゃない?」

茶化して桜が言うと、幌は、ため息をゆっくりと吐いて、何も言わずに、ただ、外を眺めつづけた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ