大雪
家の外では、雪がちらちら降っている。
高校2年の井野嶽幌は、それをぼんやりと見ながら、冬休みについて考えていた。
「…雪かぁ」
幌がつぶやくのを聞いて、桜が、勉強の手を止めて幌を向く。
「どうしたの、珍しい」
「ん、ちょっと考え事。外雪降ってるだろ。クリスマスの日も、雪って降るのかなってさ」
「あーなるほどね。幌がそんなロマンティックなこというなんて、珍しい。明日は吹雪じゃない?」
茶化して桜が言うと、幌は、ため息をゆっくりと吐いて、何も言わずに、ただ、外を眺めつづけた。
家の外では、雪がちらちら降っている。
高校2年の井野嶽幌は、それをぼんやりと見ながら、冬休みについて考えていた。
「…雪かぁ」
幌がつぶやくのを聞いて、桜が、勉強の手を止めて幌を向く。
「どうしたの、珍しい」
「ん、ちょっと考え事。外雪降ってるだろ。クリスマスの日も、雪って降るのかなってさ」
「あーなるほどね。幌がそんなロマンティックなこというなんて、珍しい。明日は吹雪じゃない?」
茶化して桜が言うと、幌は、ため息をゆっくりと吐いて、何も言わずに、ただ、外を眺めつづけた。
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