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喫茶店 あなたに癒しの一時を~強面店員の笑顔を添えて~  作者: のんびり作者
第一章 喫茶店の店員
7/45

7 閉店後の反省会?

さぁ、反省会だ

「ありがとうございました。」


最後のお客様が退店したのを見送った


これで今日の営業は終了となり、次は閉店作業だ


影司は店内の掃除、店長の麗華はレジで売上等の確認作業、キッチンの2人は調理器具と食器等の清掃作業を始めた


1時間程で全ての清掃作業が終わり、全員が応接間に集合する


勿論本日の反省(影司の事件)を話し合う為···だったはず




「では、判決を言い渡す。被告人は有罪!!罰として1週間バイト代10%減とする」


厳かな態度でそう言ったのはキッチン担当の1人源田 東次郎(げんだとうじろう)


「うん。今回は仕方ないね~。でも、軽い方だから良かったね」


そう言いながら影司の肩を叩くのは上野 聖人(うえの まさと)


東次郎は体を鍛えるのが趣味で、筋肉で制服がぴちぴちになっている


麗華の事を『お嬢』と呼び、先代の店長が現役の時から時々勤務していた古株だ。


『先代が引退して麗華が店を継いだ事により、先代のお願いと面倒見の良さから、聖人と2人でこの店に本格的に勤務している。』と、なっている


聖人は見た目は細いが筋肉はしっかりついており、細マッチョの部類である


そして『東次郎にこの店へ連れて来られ、そのまま東次郎と共に時々だが勤務していた。先代の引退時にお願いされ、そのまま2人でキッチン担当する事になった』と、なっている。


が、真実は少し違うのである




本来2人は他の店で働いていたが、2人の勤務先の店長が先代の兄(麗華の伯父)で、時々手伝いとして派遣されていた。


伯父曰く「2人の修行の為だ。もっと近くで客の反応を見てこい」との事

 

そして先代が引退を表明し、麗華が店を継いだのだが、麗華は料理が下手であった。


先代には「お願いだから、お前はキッチンに立たないでくれ!!」と土下座に近いお願いをされた程の腕前である。


そんな店(麗華)を心配して、伯父は2人を店に本格的に派遣


麗華もその事を了承しているが、影司には恥ずかしさから『先代のお願いで働いてもらっている』と伝えていた


余談だが、店の評判で『幻のイケメンとイケオジ』と言われていたのは聖人と東次郎である


影司がこの店に来る前は3人で回していた為、接客と調理は交代で休憩をしていた


とは言っても、麗華は『キッチン使用不可命令』が出されているので、麗華の休憩時間は東次郎と聖人が交代で接客と調理をしていた


影司が加わり、麗華と交代で休憩時間を取れる様になった今では2人が接客をする事はほとんど無くなったのである




「では、今回はそのようにします。影司君も異議申立てはありますか?」


「ありません。大変申し訳ございませんでした」


麗華も東次郎の判決に同意。


影司も何も反論せずに判決を受け入れ、改めて謝罪した。



これで今回の事件は無事おしまい


また明日から通常営業だ





※伯父は兄側でした修正しました。


少ないバイト代が···


次回は蛮勇関係の話かな



新作『魔法の実がなる木の種を貰い、育てた僕は精霊達に気に入られた様です。~魔法の実を食べたら色々ヤバい事になりそうです~』


も宜しくお願いします





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