表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
喫茶店 あなたに癒しの一時を~強面店員の笑顔を添えて~  作者: のんびり作者
第一章 喫茶店の店員
6/45

6 謝罪と満席の理由

「···戻りました。」


静かに店の裏口から入る


裏口から入ると右に更衣室、左にトイレと倉庫(物置)があり、先に進むと右に応接間(店長室)、左にキッチンがあり、キッチンからも店内へと行ける構造になっている


自分が抜けたので、多分店長が接客をしているだろうと思い、店内へと向かう事にする


途中でキッチン横を通ると、忙しそうに料理をしている2人の姿が見えたのでキッチンへ入り、謝罪する


「すみません!!只今戻りました!!」


頭を下げると、お盆に料理をのせたシェフ2人から指示が飛ぶ


影司(えいじ)!!ようやく戻ったか!!話は後だ!!これとこれを3番だ!!んで、早くお嬢(店長)のサポートに行け!!」


「話は後だよエ~ジ君。今は麗華(れいか)店長のサポートを最優先。はい、15番のケーキセットだよ。」


「はい!!すみませんでした!!」


もう一度謝罪して料理を持って店内へ移動すると、忙しそうに動き回る店長がいて···


何故か店内は満席だった。




次々と出てくる料理を素早く提供しつつ、然り気無く麗華のサポートに入る


麗華と影司が注文を取りに行くと、麗華に対して明らかに喜ぶ客(男性)と、影司に対し明らかに残念な顔をする客(男性)がいたりした。


あの2人から聞いた話はどうやら本当だったらしい


まぁ、だからと言って態度には出さず、笑顔(怖さ1割増)で接客してあげたぞ?


うん。とてもいい振動(ガクブル)してたよ


携帯のバイブレーションが強いのかな?(ハハッ


一部では影司の接客で顔を赤くする客(男性)がいたが、忙しくて気付かない事にした


そう!!気にしてはいけないのだ!!


そんな事もありつつ、接客をこなす。


暫くすると注文も落ち着いたので、麗華は裏へ引く事になり、影司はキッチン前の廊下で麗華に謝罪する


「店長。ご迷惑おかけしました。」


「話は閉店後にします。今はお客様優先ね。でも、無事に帰って来てくれて嬉しいわ」


麗華はそう言って笑顔で応接間に入って行く


その後も店内は満員御礼状態で、過去最高の忙しさだった


普段はそんなに混まないのに何故かと思い、キッチンの2人に聞いたところ


「影司が外に出た後、お嬢がお客様にお詫びとして、本日限定で全品割引を提供した」


「それを聞いたお客は友人知人に連絡をした為、すぐに満席となり、麗華さんが一人で対応に追われた」


「「正直お前が帰って来なかったらお嬢(麗華さん)泣いてたぞ(ね)」」


「「あと、俺(僕)らも接客係に出るハメになっていたら、次の勤務日に地獄に落とす所だった。命拾いしたな(ね)?」」


それを聞いた影司は小さな声で呟いていた




「やっぱりあのクズ消すか···」







喫茶店の見取り図(簡単)



 ┏━━━━━━━━━━┐┌┓

 ┃            ┃

 ┃   店内       ┃

 ┃            ┃

 ┃            ┃  

 ┣━━━━━┳━━━┐┌┓┃

 ┃ 物置  ┃キッチン ┃┃

 ┃ 倉庫  ┃     ┃┃

 ┣━━┓  ┃     ┘┃

 ┃w.c ┃  ┃     ┐┃

 ┗┐┌┻┐┌┻━━━━━┛┃

 ┏━┐┌━┳━━━━━━┓┃

 ┃更衣室 ┃ 応接間  ┘┃

 ┃    ┃      ┐┃

 ┗━━━━┻━━━━━━┻┛



次回は閉店後のお話


シェフ2人の名前出ます

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ