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喫茶店 あなたに癒しの一時を~強面店員の笑顔を添えて~  作者: のんびり作者
第一章 喫茶店の店員
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5 賠償と解放

主人公がショックで落ち込んでます

(深呼吸···深呼吸···暫くお待ちください)



「すまんな。つい驚かしてしまった。」


2人に謝罪すると、2人は首を横に高速で振る


「さて、いつまでもこのままでは何も解決しないな。さっさとこいつには精算(賠償)をしてもらうか」


黒影を一部解除(耳だけ)し、解放条件を言う


「まずは、今持ってる金品を質屋で現金化して、持っている現金と合わせて、全て2人に慰謝料として払い、この2人を解放しろ。勿論借金は帳消しだ。どうせ違法な手段で借金をさせたんだろ?拒否は許さん」


こいつはクズだ


この程度で2人が救われるとは思えんが、最低限の詫びはさせておく


クズが何か言おうとしているが、軽く全身を締め付け(全身の骨にひびが入いる程度)ながら、殺気をぶつけると静かになった


「あの···そこまでしてもらうのはさすがに悪いです。」


「そうです。解放と借金の帳消しだけで充分です」


2人がおずおずと言ってきたが、「こちらの気がおさまらない」と無理矢理納得させ、クズを質屋へ連行して現金を受けとるように言って解放した。


一応歩ける程度には治癒しておいたが、「こちらの要求を無視したらさっき以上の恐怖体験するぞ」と言い聞かせると、クズは高速で頷き、足早に去って行った


(一応監視をつけておくか···)


影を通して3人の行動を見るが、ちゃんと質屋へ向かっている様子が見えた


「よし、とりあえずは解決かな?早退って言ってしまったから、このまま家に帰る···って、制服のままだった!しかも鍵も財布も携帯も店の(従業員用)金庫だから家帰っても駄目じゃん」


自分の格好を見て制服のまま連行したのを思い出した


「どうしよう···。黒影で荷物一式ここに出すか?いや、別の意味で騒ぎになりかねん。」


勤務中は貴重品は金庫に入れる事が義務づけられていて、店に私物の持ち込みは基本禁止となっている


よって、一度店に戻り、金庫から出さなければ家に入れないのである


(俺なら黒影で家に入れるが、次の日の言い訳が出来ないんだよな。制服姿で家の前にいたらどう見ても不審に思われるしな···)


うんうん悩むが、結局は鍵を取りに行かなければならない事には変わりはない


「うぅ···皆には謝罪しなきゃいけないし···。何か情けない上に恥ずかしいなぁ。店長は良いけど、キッチンの2人には···絶対説教されるよなぁ···」


肩を落として店へと歩く姿は哀愁を感じさせていた



次回は店長と主人公の名前が公開されます(多分



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