表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
喫茶店 あなたに癒しの一時を~強面店員の笑顔を添えて~  作者: のんびり作者
第三章 麗華と影司
44/45

44 相談と歌の練習

皆に相談します

「ありがとうございました。」


カラオケ居酒屋を出た2人は夜道を歩く···


あとは帰るだけなので、影司が麗華を送って行くところだ


「今日は色々と収穫もあったし、明日は皆で話し合いね」


「そうですね。カラオケ機器の設置が出来れば、また新たなお客様も来るかもしれませんね」


2人は明日の相談内容を確認しながら帰って行った




次の日の閉店後、4人はキッチンで飲み物を飲みながら話をしていた


「と言う事をしようと思うの。影司君は賛成しているけど、2人はどうかな?」


昨日の『カラオケ機器設置案』を東次郎と聖人に話す麗華と、それを静かに見守る影司


「······。俺は賛成しかねます。」


最初に口を開いたのは東次郎だった。


「お嬢がやりたい事は、新しい事に挑戦するって事だ。それ自体は良いが、この喫茶店の根本を忘れてないか?」


東次郎の問いに聖人も続いて口を開いた


「そうだね。この喫茶店は『訪れたお客様に癒しの一時を楽しんでもらう』だよね?それを話した時店長は言ってたよね」




『お客様の癒しはそれぞれ違う。しかし、現代に疲れた人達は、ゆったりした時間を過ごすのは難しいと思う。そんな人達に、一時でもゆったりとした時間を過ごしてもらいたい』




「カラオケが悪い訳じゃないんだよ。ただ、この喫茶店に合っているかな?」


確かにそうだ。この喫茶店は『静かに珈琲を楽しんでもらい、癒しの一時を過ごしてもらう』がコンセプトだった


忘れてはいけないものを忘れていた···


結局カラオケ機器の設置は白紙になり、今までの様に営業していく方針となった。




しかし、歌の練習はする事になった。


「せっかくのいい歌声を聴けないのはさみしいので、時々で良いからカラオケで歌って欲しい」


と麗華がお願いしたのだ。




次回『喫茶日向』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ