39 カラオケ居酒屋 呑歌美
「いらっしゃいませ。2名様で宜しいですか?それではこちらでお部屋をを選んで下さい。」
カウンターで店員がパネルを操作して見せてくる
パネルには2つの選択肢が出ている
·カラオケメイン
·食事メイン
「今回は食事メインでいいわね」
食事メインをタッチ
画面が変わり、禁煙室か喫煙室の選択肢が出る
「禁煙室で···」
禁煙室をタッチすると、部屋番号が表示された
店員から部屋番号と同じ札を受け取り、部屋へと向かう
どうやら入店時の受付はカラオケ店と同じシステムらしい
部屋に入ると普通のカラオケ部屋と変わりなく、タッチパネルで料理の注文をするようだ
カラオケは一曲100円で、お金を投入すると選曲して、歌えるシステムだった
現金は100円硬貨専用で、廊下に両替機が設置されていて、電子マネー·ICカードでも支払い可能だった。
食事の会計は退室時にタッチパネルから会計方法を選び、出入口の精算機で札のQRコードを読ませ、精算するシステムだ。
クレジットカードでの会計はカウンターでしなければならないが、現金·電子マネー·ICカードでの支払いは精算機で出来る。
「さぁ何食べようか?好きな物頼んでいいわよ」
タッチパネルでメニューを見る
ふむ···飲み放題はあるのか···って、もう選ばれてるな
飲み放題は既に選ばれているメニュー画面を見て料理を見る
今日は焼き鳥フェア中なのか···なら焼き鳥の盛り合わせを選んで、揚げ物を探す
タコ唐は···あった!!ん?ゲソ唐?イカゲソの唐揚げか···これも頼もう。
色々見ていくと、ある料理に目がとまる
豚の角煮丼(山盛り)
写真を見ると丼に角煮が山になっていた
説明書きを読むと
『豚の角煮を贅沢にのせた一品!!
山盛りの角煮をご飯を一緒に食べれば大満足間違い無し!!』
これは気になるな···
とりあえず注文してみた
まぁ、写真は大袈裟にするから、そんなに量は無いだろう
そう思いながらパネルを定位置に戻し、料理が届くのを待つ間、ビール片手に話をする麗華の相手をする影司であった。
次回『執事計画·改と麗華の反省』




