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喫茶店 あなたに癒しの一時を~強面店員の笑顔を添えて~  作者: のんびり作者
第三章 麗華と影司
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38 個室のある店

マッサージが終わってから、暫くは麗華は起き上がれなかった


「うぅ···何あれ···普通のエステでもあんなにはならないわよ···」


まだ力が入らない麗華は、影司のマッサージの危険性に危機感を感じていた。


「(もし、あのマッサージが世に知られたら···影司君がいなく···いや、そうなる前に···私専属で雇う?そうすれば私だけで、周りには知られないわ。喫茶店がお休みの日は一緒に出掛けて、疲れたらマッサージしてもらう···まるで執事···)それだわ!!」


勢い良く立ち上がる麗華に驚く影司だが「元気そうなので良かった。」と落ちた革ジャンを拾う




「ねぇ影司君···執事に興味無い?」


「喫茶店でやるんですか?流行りだと思いますが···うけますかね?」


···互いに沈黙する


「そうね···ただ流行りのものを取り入れてもダメだから···。何か他とは違うものを···付加価値を高めて···」


ぶつぶつ独り言を言いながら思考の海に沈む麗華


そんな時、何処からか音が鳴った


ぐぅぅぅ···


音源は影司だった


「すいません。腹鳴っちゃいました。」


時刻は17:00


昼にあれだけ食べたが、散歩にバッティングセンター、大型家具店への徒歩···(黒影の使用)


お腹が空いてもおかしくはないだろう


「まぁ、続きはご飯でも食べながらにしますか」


麗華は笑って上着を着ると、外へと出る


影司も申し訳なさそうに革ジャンを着て、外へ出る


店の施錠をして2人は駅前へ歩いて行く···




前に絡まれた所を避ける様に店を探し歩く···


「話をしながらの食事だと、個室が良い」と、個室ありの店を探す


「ここはどうかな?一応個室だけど···」


麗華の指の先はカラオケ居酒屋だった


麗華のスマホで店を調べてみる


『カラオケ居酒屋 呑歌美(のがみ)


·元カラオケ店を居酒屋に改装した店で、個室でカラオケと酒と料理が楽しめる店として開店


·普通のカラオケと違い、店内は静かで、話をしたりするにはいい場所


·普通の居酒屋としても利用できて、料理がおいしい


·カラオケは一曲毎にお金を払う『食事優先コース』はゆっくり出来る


·時間を決めて利用する『カラオケコース』は飲み会に丁度良かった。食べたい人は食べて、歌う人は歌うで皆が楽しめた。



·『部屋数が少なくなった』ので『防音性能』が上がり、『隣の歌がうるさい』等と言った事も少なくなった


·カラオケコースと食事コースで階が別れているので、落ち着いて話や食事が出来る


等と評価されている


「俺はここでいいと思います。評価にも『話をしたりするにはいい場所』と書いてありますし、料理も美味しいとも書いてあります」


「それならここにしましょう」


そう言って、麗華と影司はカラオケ居酒屋に入って行った


次回『カラオケ居酒屋 呑歌美』

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