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喫茶店 あなたに癒しの一時を~強面店員の笑顔を添えて~  作者: のんびり作者
第三章 麗華と影司
35/45

35 大型家具販売店

荷物送って身軽になる

大荷物もなくなり、すっきりした麗華はある事を思い出した。


「そういえば応接間のソファーが古くて、買い換えようかと思ってたの忘れてたわ」


応接間のソファーは3つあり、1人用が2つでテーブルを挟んで、詰めれば3人座れる大きさのが1つある


大きい方にはたまに麗華が寝ているらしい


しかも、古くなってきた為にスプリングが弱くなって、座り心地が悪くなったと言う


「では見に行きますか?ここからだと少し離れている場所に家具販売店があったはず···」


影司がそう聞くと、麗華はスマホを取り出して検索する


「確かにあるけど···どうせならもう少し行った先に、大型家具販売店があるわ!そこにしましょう。タクシーが通る道へ出ましょ」


麗華はスマホをしまい、歩き出す


影司はタクシーが近くを通らないか見ながらついて行った。




大通りに出た2人はタクシーが通るのを探しながら道を歩いていた。


「なかなか通らない道なのかしら?バス停でも有れば、そこからバスで行きましょうか?」


周りを見ながら目的地の方向へ歩く


暫くするとタクシーが遠くから走って来た。


「来ましたね。空車ですから止めましょう!!タクシー!!」


影司が手を上げてタクシーを呼ぶ


運転手も気がついた様で、2人の前で止まり、後部ドアを開ける


麗華を先に乗せて、影司が隣に乗る


「お客さん達、どちらまで?」


「この先の大型家具販売店までお願いします。」


行き先を伝えて一息つく


「よかった。全然通らないから困ってたのよ。」


「あぁ、この通りは人が少ないから、普段はあまり走らないんですよ。今は戻りなんで、すいてる道を選んで走ってたんですよ」


運転手がこの通りの事を教えてくれる。


「そうだったの···運がよかったわ」


「そうですね。バスも見ないので最悪徒歩で店まで行きそうでしたからね。」


2人でそんな話をしていると、運転手が「もう1本隣の通りなら、タクシーもバスも走ってますよ。」と教えてくれた時は、なにも言えない2人であった。



タクシーが目的地に着き、支払いを済ませて降車。


大型家具販売店のソファーエリアに向かう


「流石に大きいですね。元は倉庫でしたっけ?」


「そうね。だから現物を多く展示出来るし、種類も数を揃えられるのよ。」


歩きながら周りを見る影司に、麗華は説明をしてくれる


「なるほど。それで、どんなソファーを買う気ですか?今使っているのと同じタイプは···無さそうですが···」


周りを見ても見当たらない


「まぁ同じじゃなくて良いわ。とりあえず見てみましょう。今日は下見がメインだから。」


「了解です。」


2人は店内を見回り、幾つかの候補を上げて店を出るのであった。



次回『麗華の勘違いとマッサージ』

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