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喫茶店 あなたに癒しの一時を~強面店員の笑顔を添えて~  作者: のんびり作者
第二章 『喫茶日向』営業開始?
28/45

28 喫茶日向再開

「おはようございます!!」


元気よく挨拶をして店内へ入る


今日から喫茶日向の営業再開だ!!


「おはよう。今日から営業再開だから気合い入ってるね?」


応接間から店長が出て来て挨拶をかわす。


「店長!!おはようございます!!昨日はご馳走さまでした!!あんなにうまい飯は初めて食べました!!ところで、店長は大丈夫ですか?それと···昨日は介抱のためとはいえ、勝手に家に上がって申し訳ないです!!」


頭を下げる影司に麗華も謝罪する


「こちらこそごめんなさい。迷惑かけて···それと上着ありがとう。ちゃんとクリーニングして返すから、少し待っててね?それで、明日何だけど、朝から時間ある?もし、良ければ···買い物に付き合ってもらえないかしら?もちろん御飯とかご馳走するわ。どうかしら?」


店長からの謝罪と、明日の買い物に手を借りたいと相談がされた


「上着の事は気にしないで下さい!!そのまま返してもらえればいいです!!それと、もちろん荷物持ちでも護衛でもします!!こき使って構いません!!」


言動が社畜か忠犬か···はたまた信仰(せんのう)か···


とにかく影司は麗華のお願いを聞いた。


「よかったぁ!じゃあ、閉店したら時間とか決めましょう!!」


「了解です!!では着替えて来ます!!」


嬉しそうな声の店長に返事をして、影司は更衣室へと向かい


麗華は上機嫌で応接間に戻り、PCで仕事をするが、明日のスケジュールを考えるので進まないのあった。




ついに喫茶日向の営業が再開し、常連のお婆さんに「心配した」と言われたり、他のお客様にも「このまま閉店するのでは?」と、かなり心配された。


そんな暖かい言葉に『申し訳ない気持ち』と『嬉しい気持ち』を感じつつ、笑顔で応える。


そしてその笑顔のまま接客をしていたら、初来店のお客様に即回れ右で去られたりする事もあった。


『それもこの店の名物だ』と常連客は笑う場面もあり、楽しい時間を過ごしてもらえたようだ。


「戸締まり確認終わりました。お疲れ様でした。」


本日の営業は少し早めに営業を終了し、閉店作業も終わった後、料理担当2人は早々に退勤。


残った2人は明日の予定を話していた


「では、明日の│0930《まるきゅうさんまる》に迎えに行きます。そして最初は駅前で···」


「そうね。このお店は朝一番でセールをやるから、早い時間にいかないとね」


「なるほど。では前はお任せを!!盾となり!!槍となり!!必ず道をひらきます!!」


かなり物騒な事を言っているが、冗談だと思う麗華と、本気でやる気満々の影司の話は進み、最終確認をして2人は退勤、家路についた。


「明日は全力で麗華さんを護る!!」


と、気合いを入れる影司


「明日はどこまでいけるかしら?楽しみだわ!必ず進展させる!!」


と、気合いを入れる麗華


各々の気合いは、綺麗な夜空に消えていった



ちなみに、明日の事でうかれている麗華は、祖父から渡された『お詫びの品』(手当)を渡すのを忘れた事に気がついたのは、自宅に着く直前だった。


そして、その手当には影司が『来週末まで極貧生活をしなくて済む額』が入っているのであった











次回『待ち合わせとお詫びの品』


第二章終わります


次からは第三章になります

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